エドワード・ベンティンク

エドワード・チャールズ・キャヴェンディッシュ・ベンティンク卿英語: Lord Edward Charles Cavendish Bentinck1744年3月3日1819年10月8日)は、イギリス庶民院議員(在任:1766年 – 1802年)。兄に首相の第3代ポートランド公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンクがいる[1]

生涯

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第2代ポートランド公爵ウィリアム・ベンティンクと、マーガレット・ハーレー英語版(1715年3月11日 – 1785年7月17日、第2代オックスフォード=モーティマー伯爵エドワード・ハーレーの娘)の次男として、1744年3月3日に生まれた[1]。1754年よりウェストミンスター・スクールで教育を受けた後[2]、1761年11月7日にオックスフォード大学クライスト・チャーチに入学[3]、1764年から1766年までグランドツアーに出てフランス、オランダ、ドイツを旅した[2]

1766年12月にルイス選挙区英語版の補欠選挙で当選して庶民院議員に就任するものの、議会への興味はなく、翌年2月には早くも投票しなかったことについて兄の第3代ポートランド公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンクに文句を言われ、3月に「二度と議員を務めない」と返答した[2]1768年イギリス総選挙でポートランド公爵と第5代準男爵サー・ジェームズ・ラウザー英語版カーライル選挙区英語版の議席をめぐって激しく争ったとき、ポートランド側の候補として出馬して当選を果たしたが、同年11月にはパリに行き、以降1771年までの3年間のほとんどをパリで過ごした[2]

1774年イギリス総選挙ノッティンガム選挙区英語版から出馬して、得票数3位(911票)で落選したが[4]、翌年1月にノッティンガムシャー選挙区英語版の補欠選挙で当選、以降1796年まで同選挙区の議員を務めた[2]。兄から何度も借金したため、その代償として議員就任を承諾したものの、議会での演説は1780年2月18日の1度きりであり、それ以外は黙って兄の指示に従い投票した[2][5]1796年イギリス総選挙クリセロー選挙区英語版に鞍替えして再選したのち、1802年に議員を退任した[5]

晩年は経済上の理由によりブリュッセルで過ごし[5]、1819年10月8日に同地で死去した[3]

家族

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1782年12月28日、エリザベス・カンバーランド(Elizabeth Cumberland、1837年没、劇作家リチャード・カンバーランド英語版の娘)と結婚、2男2女をもうけた[1]

出典

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  1. ^ a b c "Portland, Duke of (GB, 1716 - 1990)". Cracroft's Peerage (英語). 7 April 2009. 2020年7月23日閲覧
  2. ^ a b c d e f Brooke, John (1964). "BENTINCK, Lord Edward Charles (1744-1819).". In Namier, Sir Lewis; Brooke, John (eds.). The House of Commons 1754-1790 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年7月23日閲覧
  3. ^ a b Foster, Joseph, ed. (1891). Alumni Oxonienses 1715-1886 (英語). Vol. 1. Oxford: University of Oxford. p. 97.
  4. ^ Brooke, John (1964). "Nottingham". In Namier, Sir Lewis; Brooke, John (eds.). The House of Commons 1754-1790 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年7月23日閲覧
  5. ^ a b c Port, M. H.; Thorne, R. G. (1986). "BENTINCK, Lord Edward Charles Cavendish (1744-1819).". In Thorne, R. G. (ed.). The House of Commons 1790-1820 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年7月23日閲覧
グレートブリテン議会英語版
先代
トマス・サージソン
ウィリアム・プラマー英語版
庶民院議員(ルイス選挙区英語版選出)
1766年 – 1768年
同職:ウィリアム・プラマー英語版
次代
トマス・ハムデン
トマス・ヘイ英語版
先代
ラビー・ヴェイン
ヘンリー・カーウェン
庶民院議員(カーライル選挙区英語版選出)
1768年1774年
同職:ジョージ・マスグレイヴ英語版
次代
アンソニー・モリス・ストラー英語版
サー・フレッチャー・ノートン
先代
トマス・ウィラビー閣下
リンカーン伯爵
庶民院議員(ノッティンガムシャー選挙区英語版選出)
1775年 – 1796年
同職:リンカーン伯爵 1775年 – 1778年
チャールズ・メドウズ英語版 1778年 – 1796年
次代
ウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンク卿
エヴリン・ピアポント英語版
先代
サー・ジョン・オーブリー準男爵英語版
リチャード・アール=ドラックス=グロヴナー英語版
庶民院議員(クリセロー選挙区英語版選出)
1796年 – 1801年
同職:ロバート・カーゾン閣下英語版
次代
連合王国議会
グレートブリテンおよびアイルランド連合王国議会
先代
グレートブリテン議会
庶民院議員(クリセロー選挙区英語版選出)
1801年 – 1802年
同職:ロバート・カーゾン閣下英語版
次代
ジョン・カスト閣下
ロバート・カーゾン閣下英語版