エボシダイ
エボシダイ(烏帽子鯛、Nomeus gronovii)は、硬骨魚綱スズキ目エボシダイ科に属する海水魚。エボシダイ属 (Nomeus) はエボシダイのみで一属一種である。大西洋東部と地中海を除く世界中の温帯と熱帯の海に分布する。体長25cm。
エボシダイ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Nomeus gronovii (Gmelin, 1788) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
エボシダイ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Man-of-war fish |
生態編集
稚魚から幼魚期にかけてはカツオノエボシなどのクラゲ類と共生することが知られているが、エボシダイがクラゲの体の一部を食べたり、逆にクラゲがエボシダイを食べることがあるため、この共生関係が互いにとってどのような利益があるのかは不明である。エボシダイがカツオノエボシの触手の間を住みかとすることができるのは、カツオノエボシの刺胞の毒に耐性を持つためである。
成魚になるとクラゲ類のいる表層から離れ、水深200-1,000mの底層に移る。
外部リンク編集
- Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2005). "Nomeus gronovii" in FishBase. March 2005 version.