エマニュエル・リヴァEmmanuelle Riva, 1927年2月24日 - 2017年1月27日[1][2])はフランス出身の女優。

エマニュエル・リヴァ
Emmanuelle Riva
Emmanuelle Riva
1962年撮影
本名 Paulette Germaine Riva
生年月日 (1927-02-24) 1927年2月24日
没年月日 (2017-01-27) 2017年1月27日(89歳没)
出生地 ヴォージュ県
国籍 フランスの旗 フランス
職業 女優
主な作品
映画
二十四時間の情事』(1959年)
栄光への5000キロ
愛、アムール
 
受賞
ヴェネツィア国際映画祭
女優賞
1962年『Thérèse Desqueyroux』
ヨーロッパ映画賞
女優賞
2012年愛、アムール
全米映画批評家協会賞
主演女優賞
2012年『愛、アムール』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演女優賞
2012年『愛、アムール』
英国アカデミー賞
主演女優賞
2012年『愛、アムール』
セザール賞
主演女優賞
2012年『愛、アムール』
その他の賞
ロンドン映画批評家協会賞
主演女優賞
2012年『愛、アムール』
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略歴 編集

パリで舞台に立った後、1957年よりテレビ・映画に出演するようになる。1959年に出演したアラン・レネ監督の『二十四時間の情事[3]が最もよく知られている。

1962年の映画『Thérèse Desqueyroux』(日本未公開)でヴェネツィア国際映画祭女優賞受賞。

愛、アムール』での演技により、2013年に開催される第85回米国アカデミー賞主演女優賞に、アカデミー主演女優賞における史上最年長(85歳)でノミネートされた[4]

50年目の写真展 編集

2008年、『二十四時間の情事』のロケで広島市に滞在していた時に撮影した写真が発見されたのをきっかけに写真集「HIROSHIMA 1958」が発売され[5]、11月25日から12月7日まで広島県立美術館地下講堂など広島市内3箇所で、東京では12月6日から12月29日まで銀座ニコンサロンにて写真展が開催されることになった。リヴァ本人も50年ぶりに来日し広島の地を訪れ「広島が本当の意味で復興している事を実感できました」と語った。尚、期間限定ではあるが広島の映画館シネツイン本通にて『二十四時間の情事』もリバイバル上映されていた。

ギャラリー 編集

主な出演作品 編集

公開年 邦題
原題
役名 備考
1958 大家族
Les grandes familles
クレジットなし
1959 二十四時間の情事
Hiroshima mon amour
1960 ゼロ地帯
Kapò
テレーズ
1961 モラン神父
Léon Morin, prêtre
Barny
1962 Thérèse Desqueyroux テレーズ・デスケルー ヴェネチア国際映画祭女優賞 受賞
1964 恐喝
Le Gros coup
クレメンス
1965 山師トマ
Thomas l'imposteur
Princesse de Bormes
1967 先生
Les risques du métier
スザンヌ
1969 栄光への5000キロ[6]
5,000 Kilometers to Glory
アンナ・ルデュック 日本映画
1973 クレージーホース
J'irai comme un cheval fou
La mère (Madame Rey)
1976 スキャンダル
Le diable au coeur
ブーヴィエ夫人
1983 自由、夜
Liberté, la nuit
Mouche
1991 熱砂に抱かれて
Pour Sacha
マルカ夫人
1993 トリコロール/青の愛
Trois couleurs: Bleu
ジュリーの母
1999 エステサロン/ヴィーナス・ビューティ
Vénus beauté (institut)
Tante Lyda
2007 華麗なるアリバイ
Le Grand Alibi
ジュヌヴィエーヴ・エルバン
2011 スカイラブ
Le Skylab
Mme Prévost dite Mémé - la mère d'Anna
2012 愛、アムール
Amour
アンヌ 英国アカデミー賞主演女優賞 受賞
ヨーロッパ映画賞 女優賞 受賞
セザール賞主演女優賞 受賞

関連書籍 編集

脚注 編集

  1. ^ エマニュエル・リバさん死去 フランス女優”. 日本経済新聞 (2017年1月28日). 2020年12月11日閲覧。
  2. ^ 「ヒロシマ・モナムール」主演、リヴァさん死去 読売新聞 2017年1月28日付[リンク切れ]
  3. ^ 共演は岡田英次
  4. ^ “注目は85歳と9歳の主演女優賞年の差対決!アカデミー賞の行方は?【第85回アカデミー賞】”. シネマトゥデイ. (2013年2月22日). https://www.cinematoday.jp/news/N0050360 2013年3月22日閲覧。 
  5. ^ 港千尋(編集)、マリー=クリスティーヌ・ドゥ ナヴァセル(編集)『HIROSHIMA 1958』インスクリプト、2008年11月、ISBN 978-4900997226
  6. ^ 共演は石原裕次郎浅丘ルリ子
  7. ^ フランスと日本(上記の来日時)でリヴァに会った時のエピソードが綴られている。

外部リンク 編集