エリザベッタ・ペローネ
エリザベッタ・ペローネ(Elisabetta Perrone、1968年7月9日 - )は、イタリアの陸上競技選手。1990年代から2000年代前半にかけて活躍した女子競歩選手である。1996年アトランタオリンピックの銀メダリスト。ピエモンテ州ビエッラ県カンブルツァーノ出身。
獲得メダル | ||
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エリザベッタ・ペローネ | ||
イタリア | ||
陸上競技 | ||
オリンピック | ||
銀 | 1996 アトランタ | 女子10km競歩 |
世界陸上選手権 | ||
銀 | 1995 イェーテボリ | 女子10 km 競歩 |
銅 | 2001 エドモントン | 女子20km競歩 |
経歴
編集ペローネは、1992年バルセロナオリンピックから4大会連続オリンピックに出場しているが、最初に出場したバルセロナ大会では、10km競歩で、46分43秒の19位という結果であった。翌1993年のシュトゥットガルトの世界選手権では同種目で43分26秒の4位と躍進。銅メダルまであと5秒と迫るものであった。翌1994年のヨーロッパ選手権では7位に終わっている。
ペローネは、1995年のイェーテボリの世界選手権で、上位4選手が7秒以内にゴールする激しいレースの末、42分16秒で2位となり、銀メダルを獲得。メジャーな大会では初めての表彰台に立った。そして、翌年のアトランタオリンピックでも、42分12秒で2位となり、オリンピックでも銀メダルを獲得した。
ペローネは、その後数年間は満足いく結果を残していない。1997年の世界選手権では10位、1998年のヨーロッパ選手権では11位。そして、女子の競歩の距離が10kmから20kmとなった1999年の世界選手権では21位。2000年シドニーオリンピックでは失格となっている。
ペローネは、2001年、長い不振から復活。エドモントンの世界選手権の20km競歩で、1時間28分56秒で3位となり、久しぶりの表彰台に立つ。
その後のペローネは、2002年のヨーロッパ選手権で6位となり、2003年のパリで行われた世界選手権では途中棄権。そして、最後のオリンピックとなった2004年のアテネオリンピックでは18位となり、その後、現役を引退した。
自己ベスト
編集主な実績
編集年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 |
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1992 | オリンピック | バルセロナ(スペイン) | 10km競歩 | 19位 | 46分43秒 |
1993 | 世界陸上選手権 | シュトゥットガルト(ドイツ) | 10km競歩 | 4位 | 43分26秒 |
1994 | ヨーロッパ陸上選手権 | ヘルシンキ(フィンランド) | 10km競歩 | 7位 | 43分47秒 |
1995 | 世界陸上選手権 | イェーテボリ(スウェーデン) | 10km競歩 | 2位 | 42分16秒 |
1996 | オリンピック | アトランタ(アメリカ合衆国) | 10km競歩 | 2位 | 42分12秒 |
1997 | IAAFワールドカップ競歩 | ポデェブラディ(チェコ) | 10km競歩 | 25位 | 44分10秒 |
1997 | 世界陸上選手権 | アテネ(ギリシャ) | 10000m競歩 | 10位 | 45分16秒46 |
1998 | ヨーロッパ陸上選手権 | ブダペスト(ハンガリー) | 10km競歩 | 11位 | 44分04秒 |
1999 | IAAFワールドカップ競歩 | メジドン・キャノン(フランス) | 20km競歩 | 20位 | 1時間32分21秒 |
1999 | 世界陸上選手権 | セビリヤ(スペイン) | 20km競歩 | 21位 | 1時間36分24秒 |
2000 | オリンピック | シドニー(オーストラリア) | 20km競歩 | - | DQ |
2001 | 世界陸上選手権 | エドモントン(カナダ) | 20km競歩 | 3位 | 1時間28分56秒 |
2002 | ヨーロッパ陸上選手権 | ミュンヘン(ドイツ) | 20km競歩 | 6位 | 1時間30分25秒 |
2002 | IAAFワールドカップ競歩 | トリノ(イタリア) | 20km競歩 | - | DNF |
2003 | 世界陸上選手権 | パリ(フランス) | 20km競歩 | - | DNF |
2004 | オリンピック | アテネ(ギリシャ) | 20km競歩 | 18位 | 1時間32分21秒 |
外部リンク
編集- エリザベッタ・ペローネ - Olympedia
- エリザベッタ・ペローネ - ワールドアスレティックスのプロフィール