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1980年にDNA上で離れた位置に存在する核酸配列がウニのヒストンH2a遺伝子発現に関与していることが観察された.[1]遺伝子発現を促進する要素としてエンハンサーという核酸配列が考えられた.1981年にエンハンサーの原型とも言える核酸配列がシミアンウイルス40(SV40)の遺伝子上流にシス要素として発見された.エンハンサーにアクティベーターやレプレッサーという配列特異的に結合するタンパク質が作用することで働きが促進されたり抑制される.活性化したエンハンサーは転写因子やプロモーターを複合体を作り,RNAポリメラーゼにより転写が開始される.

エンハンサー(enhancer)とは、真核生物DNA上の塩基配列領域を区分する名称で、遺伝子調節タンパク質転写因子)と結合することで遺伝子の発現を調節している。

エンハンサーは、遺伝子活性化因子と結合することで遺伝子の転写量を大幅に増大(enhance)させることから、エンハンサーと命名された。原核生物にも存在する基本的転写因子(RNAポリメレース等)と結合する領域であるプロモーターと協同して作用を発現する。プロモーターは、通常遺伝子の上流に隣接して存在しているのに対して、エンハンサーは、遺伝子の上流、下流あるいは遺伝子内に存在する。数千塩基ときには数万塩基以上も遺伝子から離れた場所に存在し、遺伝子発現を制御する場合もある。

脚注編集

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  1. ^ Enhancer Elements”. www.cell.com. doi:10.1016/0092-8674(83)90410-5. 2019年1月10日閲覧。

関連項目編集

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