オグロバン(尾黒鷭、学名:Gallinula ventralis) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。

オグロバン
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: バン属
Gallinula
: オグロバン
G. ventralis
学名
Gallinula ventralis
(Gould, 1837)
和名
オグロバン
英名
Black-tailed Native-hen

分布

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オーストラリアに分布する。稀にニュージーランドでも観察される。

形態

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体長約35cm。体の上面は緑色がかった茶褐色で、翼と尾は黒褐色である。

生態

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湿地や河川の流域に生息する。草原や畑などで見られることもある。本種は乾季になると雨季の地域に移動する。移動時には小さな群れを形成する。

植物の種子や昆虫類カタツムリなどの軟体動物を食べる。

繁殖期は8-12月が一般的だが、雨季と乾季の関係により変わってくる。湖沼の水辺の茂みの中に営巣し1腹2-8個の卵を産む。抱卵期間は約20日である。

人間との関係

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穀物を食べるため、農業上の害鳥とされることがある。

参考文献

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  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、78、165頁。
  • 『動物たちの地球 18 タンチョウ・ヤンバルクイナ・バンほか』、朝日新聞社1991年、184頁