カチナ谷(カチナたに、: Kachina Chasmata)は、天王星の衛星の1つであるアリエルに存在するである。アリエルに存在する既知の谷の中では最も深い。

カチナ谷
Kachina Chasmata
アリエルの地表。上方の筋状のカチナ谷が走る。
ボイジャー2号が撮影したアリエル。
カチナ谷は上方に位置する。
種類 カズマ地形
天体 アリエル
全長 約 1800 km - 2200 km
発見者 ボイジャー2号
名の由来 ホピ族の精霊カチナ

概要 編集

カチナ谷は北西から南東の方向に正断層で構成され、既知の長さは約622 kmである。なお、全長は約1800 kmから最大でも2200 km程度であろうと推定されている。これは、同じく天王星の衛星の1つであるティタニアに存在するメッシーナ谷と同程度の規模である[1]。メッシーナ谷と同じ、いくつかのクレーターを横切っており、比較的若い構造と考えられる[2]

名前はホピ族の精霊カチナに由来する[3]

脚注 編集

関連項目 編集