カラヴァッジオ (競走馬)

カラヴァッジオ (Caravaggio[1]) はアメリカ合衆国生産、アイルランド調教の競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2016年フェニックスステークス(GI)、2017年コモンウェルスカップ(GI)。

カラヴァッジオ
Owner Mrs John Magnier.svg
マグナー夫人の勝負服
欧字表記 Caravaggio[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 芦毛[1]
生誕 2014年2月23日[2]
Scat Daddy [1]
Mekko Hokte[1]
母の父 Holy Bull[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産 Windmill Manor Farms, Inc.
& Petaluma Bloodstock[2]
馬主 Mrs John Magnier, Michael Tabor
& Derrick Smith[2][3]
調教師 エイダン・オブライエンアイルランドの旗 アイルランド
競走成績
生涯成績 10戦7勝[1]
獲得賞金 (愛)€408,750
(英)£412,230[4]
 
勝ち鞍
GI フェニックスステークス 2016年
GI コモンウェルスカップ 2017年
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戦績編集

2014年2月23日にアメリカ合衆国で誕生。クールモア・グループの所有馬となり、アイルランドエイダン・オブライエン厩舎から2歳4月にデビューすると、無傷の3連勝で挑んだフェニックスステークスを4馬身差の圧勝で制し、デビュー4連勝でのG1初勝利を飾った。オブライエン師は「最終追い切りでは時速45マイル(約72.4km/h)を計測しました。今までのバリードイルで一番速い馬です。今後も7ハロンを超えるレースを使うつもりはありません」とスプリンターとしての性能の高さを讃えた[5]。その後は2歳シーズンの締めくくりとしてミドルパークステークスへの出走が予定されていたが、軽微な故障により出走を回避し、翌年に備えることになった[6]

休養を経て、3歳初戦のラッカンステークスを4馬身3/4差で楽勝すると、続くコモンウェルスカップでもゴドルフィンの素質馬ハリーエンジェルを下してG1・2勝目を挙げ、前年のコヴェントリーステークスに続いて2年連続でロイヤルアスコット開催で勝利を挙げるとともに、デビューからの連勝を6に伸ばした。レース後、オブライエン師は同年秋にオーストラリアで新設される世界最高賞金のスプリント戦ジ・エベレストへの参戦を示唆した[7]。しかし、次走のジュライカップでは4着に沈んで初の敗戦を喫すると、モーリス・ド・ゲスト賞も6着と勢いは影を潜め、豪州遠征は中止された。秋は前哨戦のフライングファイブステークスを勝利した後、英チャンピオンズスプリントステークスに出走したが3着に終わり、同レースを最後に現役を引退した[2]

競走成績編集

以下の内容は、Racing Post[2]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2016.04.18 ダンドーク 未勝利 AW5f 1着 J.ヘファーナン 1馬身3/4 (Lundy)
0000.05.21 カラ マーブルヒルステークス L 芝5f 1着 R.ムーア 2馬身1/4 (Mister Trader)
0000.06.14 アスコット コヴェントリーステークス G2 芝6f 1着 R.ムーア 2馬身1/4 (Mehmas)
0000.08.07 カラ フェニックスステークス G1 芝6f 1着 J.ヘファーナン 4馬身 (Courage Under Fire)
2017.05.21 ナース ラッカンステークス G3 芝6f 1着 R.ムーア 4馬身3/4 Psychedelic Funk
0000.06.23 アスコット コモンウェルスカップ G1 芝6f 1着 R.ムーア 3/4馬身 Harry Angel
0000.07.15 ニューマーケット ジュライカップ G1 芝6f 4着 R.ムーア 1馬身3/4 Harry Angel
0000.08.06 ドーヴィル モーリス・ド・ゲスト賞 G1 芝6.5f 6着 R.ムーア 4馬身1/2 Brando
0000.09.10 カラ フライングファイブステークス G2 芝5f 1着 R.ムーア 1馬身 (Alphabet)
0000.10.21 アスコット 英チャンピオンズスプリントステークス G1 芝6f 3着 R.ムーア 2馬身 Librisa Breeze

種牡馬時代編集

2018年からアイルランドクールモアスタッドで種牡馬入りした。初年度の種付け料は3万5000ユーロに設定された[8]2015年に急逝した名種牡馬スキャットダディの後継として期待を集め、初年度から217頭の牝馬と交配した[9]。初年度産駒は2021年にデビューを迎える。

シャトル種牡馬としてクールモア・オーストラリアでも供用されている。同牧場のトム・マグナー(Tom Magnier)場長は、早熟性と卓越したスピード、オーストラリアで飽和傾向にあるデインヒルの血を含まない血統をセールスポイントとして挙げている[10]

血統表編集

カラヴァッジオ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ストームキャット系
[§ 2]

Scat Daddy
2004 黒鹿毛
父の父
*ヨハネスブルグ
Johannesburg
1999 鹿毛
*ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Myth *オジジアン
Yarn
父の母
Love Style
1999 栗毛
Mr Prospector Raise A Native
Gold Digger
Likeable Style Nijinsky
Personable Lady

Mekko Hokte
2000 芦毛
Holy Bull
1991 芦毛
Great Above Minnesota Mac
Ta Wee
Sharon Brown Al Hattab
Agathea's Dawn
母の母
Aerosilver
1992 芦毛
Relaunch In Reality
Foggy Note
Silver in Flight Silver Series
Winter Wren
母系(F-No.) 9号族(FN:9-e) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr.Prospector3×5=15.63%、The Axe5×5=6.25%、Intentionally5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ Caravaggio(USA) 5代血統表2019年7月2日閲覧
  2. ^ Caravaggio(USA) 5代血統表2019年7月2日閲覧
  3. ^ Caravaggio(USA) 5代血統表2019年7月2日閲覧
  4. ^ Caravaggio(USA) 5代血統表2019年7月2日閲覧
  • フサイチペガサス産駒の半姉マイジェン(My Jen)は米G2ギャラントブルームハンデキャップの勝ち馬[8]

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g h Caravaggio(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ a b c d e Caravaggio | Race Record & Form. Racing Post. 2019年7月2日閲覧
  3. ^ Horse Profile for Caravaggio. Equibase. 2019年7月2日閲覧
  4. ^ Form and Entries for Horse Caravaggio (USA). irishracing. 2019年7月2日閲覧
  5. ^ Aidan O’Brien says 45mph Caravaggio is ‘fastest we’ve ever had’”. The Guardian (2016年8月7日). 2019年7月2日閲覧。
  6. ^ Andrew Pelis (2016年9月19日). “Caravaggio Absent As 16 Stand Their Ground In The Middle Park Stakes”. Course Specialist. 2019年7月2日閲覧。
  7. ^ Caravaggio win for Aidan O'Brien and Ryan Moore”. BBC (2017年6月23日). 2019年7月2日閲覧。
  8. ^ a b Caravaggio Leads Trio Retiring to Coolmore Ireland”. Thoroughbred Daily News (2017年10月30日). 2019年7月2日閲覧。
  9. ^ Martin Stevens (2018年9月22日). “Coolmore pair Caravaggio and Churchill the busiest new boys of 2018”. Racing Post. 2019年7月22日閲覧。
  10. ^ Lydia Symonds (2018年3月29日). “Caravaggio the latest big name confirmed to shuttle to Australia”. Racing Post. 2019年7月2日閲覧。

外部リンク編集