カリカレ』は、1938年から1941年にかけて発行された漫画雑誌風刺雑誌。太田耕士が中心人物となって発行された[1]

カリカレ
Caricare
ジャンル 風刺漫画、プロレタリア漫画
発売国 日本の旗 日本
出版社 東京漫画研究所
刊行期間 1938年5月 - 1941年3月
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概要編集

1938年5月、東京漫画研究所の機関誌として太田耕士小野沢亘松下井知夫久米宏一らによって創刊[2][3][4]

プロレタリア漫画プロレタリア文学ほどの影響力はもたなかったものの、それまでの漫画とは全く異なった尖鋭な作風で、時代をリアルに映し出したものであった[5]。戦時下において、プロレタリア漫画家らは官憲からの弾圧を受けることになるが、その中で最後の抵抗を見せたのがカリカレであった[3]

1941年4月[6]、太田が不穏思想の持主であるとして検挙され、それに伴い廃刊[2][3]。廃刊後、中心人物であった小野澤亘と久米宏一は北京に渡り、『北京漫画』に参加している[2]

脚注編集

  1. ^ (須山 1968, p. 157)
  2. ^ a b c (南雲 2010, p. 6)
  3. ^ a b c (石子 1979, p. 173)
  4. ^ (須山 1968, p. 262)
  5. ^ (石子 1979, p. 171)
  6. ^ (須山 1968, p. 263)

参考文献編集

  • 石子順 『日本漫画史 上巻』 大月書店、1979年。 
  • 須山計一 『日本漫画一〇〇年』 芳賀書店、1968年。 
  • 南雲大悟「日本占領区における漫画雑誌『北京漫画』について」『千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書』第207巻、千葉大学、2010年、 44-58頁。

関連項目編集