ガラパゴスクイナ(がらぱごす水鶏、学名:Laterallus spilonota) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。別名ガラパゴスコビトクイナとも呼ばれる。

ガラパゴスクイナ
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: コガタクイナ属
Laterallus
: ガラパゴスクイナ
L. spilonota
学名
Laterallus spilonota"
(Gould, 1841)
和名
ガラパゴスクイナ
英名
Galapagos Rail

分布

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ガラパゴス諸島エクアドル固有種

形態

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体長14-16cm。体の上面は濃い茶褐色で、腰から尾にかけてはより暗い色になる。顔は黒色で、頭から頸、脇、腹にかけては濃い灰色である。雨覆には白斑がある。下尾筒は黒色で白色の横縞が入る。虹彩は赤橙色、嘴は黒色で、脚は褐色である。

生態

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マングローブや草原、森林内の湿地に生息する。ほとんど飛翔せず地上で生活している。日中によく活動し、他のクイナ類に比べると人を恐れない。

昆虫類や植物の種子を食べる。

草藪の中に営巣し、1腹5-6個の卵を産む。抱卵期間は23-25日である。

人間との関係

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人間が持ち込んだ動物(イヌ、ネコ、ブタ、ヤギなど)による捕食や、生息地の環境破壊により、生息数は減少している。

参考文献

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  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、68-69、163頁。

外部リンク

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