キッフェルンドイツ語: Kipferl,ドイツ語: Kipfel、日本語: 三日月)とはドイツオーストリアの伝統的な焼き菓子、もしくはパン。いずれも三日月型をしており、クロワッサンと同じトルコ軍にまつわる逸話を持つ。

キッフェルン

菓子としてのキッフェルン編集

ヘーゼルナッツパウダーや薄力粉、コーンスターチなどで作られる。たまご、砂糖、牛乳などを入れ、クッキー、もしくはリッチ系のパン生地にして焼き上げる。中にフィリングを挟むこともある。クリスマスに近い待降節の時期にはヴァニラ・キッフェルン(Vanilla Kipferl)を作る習慣がある。

パンとしてのキッフェルン編集

クロワッサンの原型ともいわれるが、オーストリアではバターは使わないリーン系のあっさりしたパンである。南ドイツ、スイス近辺ではクロワッサンのこともキッフェルンと呼ぶ。濃い味のハムなどを挟んだり、スープに浸して食べる。

参考文献編集

大和田聡子 監修『決定版 世界のパン図鑑 224』平凡社、2013年。ISBN 9784582632170 

外部リンク編集

初心者のためのクッキー作り講座 ~ウィーンより~”. 地球の歩き方 (2010年11月25日). 2015年3月12日閲覧。