キューバクイナ(玖瑪水鶏、Cyanolimnas cerverai)は、ツル目クイナ科キューバクイナ属に分類される鳥類。本種のみでキューバクイナ属を構成する。

キューバクイナ
キューバクイナ Cyanolimnas cerverai
保全状況評価[a 1]
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: キューバクイナ属 Cyanolimnas
Barbour & Peters, 1927
: キューバクイナ C. cerverai
学名
Cyanolimnas cerverai
Barbour & Peters, 1927
和名
キューバクイナ
英名
Zapata rail

分布

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キューバサパタ湿原[1][2]固有種

形態

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全長29センチメートル[1][2]。尾羽は短い[1]。上面の羽衣は緑褐色や暗黄褐色[1][2]。額から下面にかけての羽衣は灰色[1]。喉や尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は白く、腹部や腿の羽衣は暗灰色で先端が白いため横縞に見える[1][2]。翼は短い[1][2]。雨覆の色彩は暗黄褐色[2]

嘴は黄緑色で、基部は赤い[1][2]。後肢は赤い[1][2]

生態

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イネ科の植物からなる湿原に生息する[1]。ほとんど飛翔することはできない[1]

繁殖形態は卵生。水面から60センチメートル離れた場所に巣を作り、3個の卵を産んだ例がある[1]

人間との関係

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乾季の野焼きによる生息地の破壊、人為的に移入されたマングースやドブネズミによる捕食などにより生息数は激減している[1]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、190頁。
  2. ^ a b c d e f g h 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、61、162頁。

外部リンク

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  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species