キンパラ(金腹、学名:Lonchura atricapilla)とは、スズメ目カエデチョウ科に分類される鳥類

キンパラ
キンパラ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: カエデチョウ科 Estrildidae
: キンパラ属 Lonchura
: キンパラ L. atricapilla
学名
Lonchura atricapilla
(Vieillot, 1807)
和名
キンパラ
英名
Black-headed Munia

以前の分類ではギンパラ亜種と考えられていた(学名:Lonchura malacca atricapilla)が、最近では別として扱われている。

一時はフィリピンの国鳥であった。

分布 編集

南アジアおよび東南アジアバングラデシュブルネイインドスリランカ中国南部、インドネシアラオスミャンマーネパールフィリピンシンガポール台湾タイ王国ベトナム)に分布する留鳥

日本では外来種で、1910年頃に東京都で野生化した群れが見つかって以降、各地で見つかっている。

形態 編集

体長11〜12cm。成鳥はずんぐりした薄灰色の嘴、黒い頭、褐色の体を持つが、腹部が黒い個体も存在する。雌雄はよく似ている。若鳥は上部が一様に単褐色で、下部は白から淡い黄土色をしている。

外見・生態的特徴はギンパラに似るが、腹部が白くならず、背部とほぼ同じ橙褐色である点で判別できる。

生態 編集

群れで行動し、主に穀類など種子を食べる。開けた草原や農耕地を好む。薮や背の高い草の中に草で大型のドーム状の巣を作り、4〜7個の白い卵を産む。

出典 編集