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ギンザメ(銀鮫、学名:Chimaera phantasma、英名:Silver chimaera)は、ギンザメ目ギンザメ科に属する魚類ギンブカとも呼ばれる。

ギンザメ
Chimaera phantasma.jpg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
亜綱 : 全頭亜綱 Holocephali
: ギンザメ目 Chimaeriformes
: ギンザメ科 Chimaeridae
: ギンザメ属 Chimaera
: ギンザメ C. phantasma
学名
Chimaera phantasma Jordan and Snyder, 1900
英名
Silver chimaera

分布編集

太平洋北西部に広く分布し、水深500m以浅で見られる。またインド洋東部やニューカレドニア近海にも分布するが、太平洋の個体群よりもやや深い所に生息する。日本近海では、日本海を含む北海道以南に分布する。

特徴編集

属名Chimaeraギリシア神話に登場する怪物キマイラキメラ)に由来し、独特の姿形から名付けられたものである。種名phantasmaは、「幽霊」「幻影」といった意味。英語では"Rat fish"、"Rabbit fish"などの名称もあるがこれらはギンザメ類全般に対して用いられる名称であり本種のみに言及する場合は"Silver chimaera"の名称を用いることが望ましい。

全長1.1m。体色は銀白色。サメエイなどの板鰓類と異なる点は、鰓孔(外鰓孔)を一対しかもたないことである。大きな胸鰭をもち、海底付近を上下に羽ばたくようにして遊泳する。背鰭前縁に1本の毒腺のある棘をもつ。刺されると痛むが、人に対する毒性は弱い。歯は癒合し、硬いものをすり潰すのに適している。餌は底性の甲殻類である。

卵生。雄の頭部には鈎状の突起があり、交尾時に雌を押さえ付けるのに用いられる。

人との関わり編集

底引き網などにかかることがあり、九州地方ではギンブカの名前でスーパーなどに並び、フカの湯引きといった料理に使われるほか[1]かまぼこや練り製品の材料になる。

定置網や刺し網などで生きたまま漁獲されることもあるため、2019年2月15日に長崎ペンギン水族館で2匹の展示など、まれに水族館に展示されることもある[2]。しかし、長期飼育は難しく鴨川シーワールドの例では2006年鴨川沖の定置網で採集した個体を315日間飼育したものが最長記録である。また同館では2019年2月8日に捕らえたギンザメの展示を2019年3月から開始している[3]

背鰭にある棘は大きく、毒をもつので取り扱いには注意を要する。

脚注編集

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  1. ^ 佐藤孝子『深海生物大辞典』成美堂出版、2015年、28頁。ISBN 978-4-415-31873-8
  2. ^ 深海魚ギンザメ2匹捕獲 ペンギン水族館で展示” (2019年2月16日). 2019年3月11日閲覧。
  3. ^ 鴨川シーワールド〈長期の飼育が難しい深海魚、ギンザメの展示を開始〉” (2019年3月11日). 2019年3月11日閲覧。

関連項目編集