クラティンデーン

クラティンデーンタイ語: กระทิงแดง, rtgskrathing daeng, 発音 [krà.tʰīŋ dɛ̄ːŋ]; Krating Daeng; 逐語訳は「赤い雄牛」または「赤いガウル」)[1]は、チャリアオ・ユーウィッタヤーが開発した甘味料入りの無炭酸エナジードリンクである。東南アジア東アジア、その他165か国で販売されている[2]。チャリアオは東南アジアに生息する大型の野生のウシガウル」(タイ語:กระทิง krathing)からこの飲料の名前をとった。クラティンデーンのロゴの2頭の雄牛は力を表わし、赤は忍耐を意味し、そして太陽はエネルギーを象徴している[2]。2012年に88歳で亡くなったチャリアオは超億万長者となった[3]

クラティンデーン
Thai red bull.jpg
種類 エナジードリンク
発祥国 タイ
販売開始 1976年 (46年前) (1976)
関連商品 レッドブル
公式サイト www.kratingdaeng.com
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歴史編集

 
チベットポタラ宮の前。レッドブルブランドのクラティンデーンの缶が飾られている。

クラティンデーンは1975年に考案された。サトウキビ糖、カフェインタウリンイノシトールビタミンB群が含まれている。1976年にタイの農村部の労働者のための清涼飲料として導入された。現CEOのSaravoot Yoovidhyaによれば、「最初はあまり人気がなく」、「この商品は他の商品とは全く違っていたので、チャリアオは他の競合商品が集中している都市部ではなく、まず田舎の市場に焦点を当てた」[2]

労働者階級のイメージは、ムエタイの試合のスポンサーになることで高められ、2匹のレッドブルが突進し合うロゴがよく表示されていた。

クラティンデーンは、自国の市場であるタイではM-150英語版に主導権を奪われ、同国のエナジードリンク市場では現在3位であり[4][5]、2014年にはわずか7%の市場シェアしかなかった可能性もある[4]

レッドブルとの関係編集

タイ市場向けの製品は、オーストリアの企業家ディートリッヒ・マテシッツが配合した世界的ブランドレッドブル」とは別会社である[6]ドイツ歯磨き粉メーカー・ブレンダックス英語版の国際マーケティング・ディレクターだったマテシッツは、1982年にタイを訪れ、クラティンデーンが自身の時差ぼけに効くことを発見した[7]。マテシッツはチャリアオのT.C.ファーマシューティカルズと協力して、配合や成分を欧米人の好みに合わせて調整し、1987年に「レッドブル」を発売した[8]。この2つの会社はよく間違えられるが、異なるターゲット市場に焦点を当てた別の事業体であり、互いに連携して運営されている。現在、レッドブル社はユーウィッタヤー家が株式の51%を保有しており、ユーウィッタヤー家はヨーロッパとアメリカでこの飲料の商標を所有している[2]

健康効果編集

容量比で見ると、クラティンデーンはレッドブルよりもカフェインが33%少ない。クラティンデーンは150 mLボトルあたり32 mgのカフェインを含むのに対して[9]、レッドブルは250 mLボトルあたり80 mgのカフェインを含む[10]

画像集編集

出典編集

  1. ^ T.C. PHARMACEUTICAL INDUSTRIES CO., LTD. export product: COMPANY PROFILE”. export.redbullthailand.com (2011年). 2016年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月18日閲覧。
  2. ^ a b c d Nivatpumin, Chiratas; Treerapongpichit, Busrin (2015年12月28日). “Red Bull still charging ahead”. Bangkok Post. オリジナルの2020年10月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201017052005/https://www.bangkokpost.com/business/808868/red-bull-still-charging-ahead 2015年12月29日閲覧。  (Subscription required.)
  3. ^ “Thai billionaire who created Red Bull dies at 88”. Asian Correspondent. AP (Bristol, England: Hybrid News Limited). (2012年3月17日). オリジナルの2012年3月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120320030122/http://asiancorrespondent.com/78331/thai-billionaire-who-created-red-bull-dies-at-89/ 2012年3月17日閲覧。 
  4. ^ a b Carabao aims to energise Thai IPO market”. FinanceAsia (2014年11月4日). 2015年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月27日閲覧。
  5. ^ Thailand: Energy drink nation”. Global Post (2010年9月19日). 2015年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月23日閲覧。
  6. ^ Red Bull's Origins”. 2008年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月15日閲覧。
  7. ^ "Selling Energy", The Economist, 9 May 2002”. 2008年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月15日閲覧。
  8. ^ Roll, Martin (2005-10-17). Asian Brand Strategy: How Asia Builds Strong Brands. Springer. p. 199. ISBN 9780230513068. オリジナルの2016-06-10時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160610201453/https://books.google.com/books?id=VrO3O0h6I0wC 2012年9月24日閲覧。 
  9. ^ The Red Bull story: how world’s top energy drink began in Thailand, but it took an Austrian to make it a global phenomenon”. South China Morning Post. 2019年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月5日閲覧。
  10. ^ Caffeine content Red Bull”. redbull.com. 2019年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月5日閲覧。

外部リンク編集