クレイファイター

1993年のコンピュータゲーム

クレイファイターClayFighter)は、1993年にInterplayより発売されたSuper Nintendo Entertainment System用ソフトである。

クレイファイター
ジャンル 対戦格闘ゲーム
対応機種 SNES
開発元 Visual Concepts
発売元 Interplay
人数 1~2人
メディア ロムカセット
発売日 アメリカ合衆国 1993年11月
ヨーロッパ 1994年5月26日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
対応言語 英語
その他 型式:アメリカ合衆国 SNS-8C-USA
ヨーロッパ SNSP-8C-UKV
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本作は粘土でできたキャラクター同士による戦いを描いた対戦型格闘ゲームであり、ジャンルを同じくする『ストリートファイターII』や『モータルコンバット』のパロディとみなされることが多い[1]

1994年5月下旬には内容強化版である「ClayFighter: Tournament Edition」が発売された。SEGA Genesisにも移植された。Atari Jaguarへの移植も予定されていたが、実現しなかった。

スーワーシャーク』同様、長年日本では発売されてこなかった。2022年セガから発売されたPnP機SEGA Genesis Mini 2にてSEGA Genesisが収録された。ゲームの言語はデジタル取扱説明書を含め、すべて英語のままである[2]

登場人物 編集

本作の登場人物は、サーカスに墜落した隕石から漏れ出た物質によって変異したという設定がある。

Bad Mr. Frosty
雪だるま。雪玉やつららを投げたり、ステージ内を滑って移動したりする。
Blob
ドロドロした存在で、グージュツ( "goojitsu")・マスターを自称している。様々なものに変化する能力を持ち、時にはのこぎりと化して相手を切断することもある。
Blue Suede Goo
エルヴィス・プレスリーのそっくりさんで、非常に長い髪が特徴。
Bonker
正気を失ったピエロ。
Helga
バイキングの格好をしたオペラ歌手で、Blue Suede Gooとは対立関係にある。突進攻撃やヘルメットの角を武器とするほか、歌声による音波攻撃を用いる。
Ickybod Clay
頭部がカボチャになったかかしのお化け。
Taffy
生けるタフィーで、柔軟性が高く、よく伸びる。
Tiny
筋骨隆々の大男。
N. Boss
ラスボス。真珠のネックレスの間に2つの目玉が浮かんだような風貌をしている。

移植版 編集

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ClayFighter   1994年12月
  1995年1月
SEGA Genesis Ringler Studios Interplay ロムカセット   T-125036
  T-125036-50
2 ClayFighter   200905252009年5月25日
  200902062009年2月6日
Wii Ringler Studios セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
  MCTE
  MCTP
SEGA Genesis版の移植
3 ClayFighter   202210272022年10月27日
SEGA Genesis Mini 2 エムツー セガ プリインストール   MK-16310
SEGA Genesis版の移植
SEGA Genesis版

ファイティングパッド6B対応。

シリーズ作品 編集

日本未発売。

評価 編集

電ファミニコゲーマーのDuckHeadは、 SEGA Genesis Mini 2収録版について、全8名のプレイアブルキャラクターはいずれも日本ではまず見かけないセンスのデザインであり、人によっては使いたいキャラクターが1人もいないと感じるだろうと述べ、なぜ日本で発売されなかったのか納得したと語っている[1]

脚注 編集

外部リンク 編集