モータルコンバット

モータルコンバット』 (Mortal Kombat、真人快打、略称:MK) は、ミッドウェイゲームズ1992年に開発・発売した対戦型格闘ゲーム、およびそのシリーズの総称。日本においては『モーコン』と略されることもある[1]

モータルコンバットシリーズ
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード
Windows
Amiga
スーパーファミコン
NINTENDO64
ゲームキューブ
Wii
Nintendo Switch
ゲームボーイ
ゲームボーイカラー
ゲームボーイアドバンス
ニンテンドーDS
セガ・マスターシステム
メガドライブ
ゲームギア
メガCD
スーパー32X
セガサターン
ドリームキャスト
PlayStation
PlayStation 2
PlayStation 3
PlayStation 4
PlayStation Portable
PlayStation Vita
Xbox
Xbox 360
Xbox One
Game.com
iOS
開発元 アメリカ合衆国の旗 NetherRealm Studios(元 Midway Games Chicago)
発売元

日本の旗 アクレイムジャパン
アメリカ合衆国の旗 ミッドウェイゲームズ (1992-2009)

アメリカ合衆国の旗 Warner Bros. Interactive Entertainment(2009-現在)
デザイナー エド・ブーン
ジョン・トビアス
音楽 ダン・フォーデン
人数 1〜2人
発売日

1作目: モータルコンバット
アメリカ合衆国の旗 1992年10月8日
日本の旗 1993年12月24日

最新作: モータルコンバット11

アメリカ合衆国の旗 2019年4月23日
その他 ※日本での発売日はスーパーファミコン版を指す。
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米国での1作目はミッドウェイによるアーケード版が初出。日本では1993年にアーケード版を同年9月にタイトーがライセンス販売[注釈 1]。家庭用ではアクレイムジャパンより『モータルコンバット』がスーパーファミコン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア用に移植されたものが初上陸となる。

タイトルの『Mortal Kombat』は本来英語では『Mortal Combat』が正しい綴りだが、本シリーズにおいては「C」が頭文字の英単語は先頭の「C」を「K」(「KILL」の意)に意図的に差し替えて表記する(例:Continue → Kontinue)[2]

概要編集

1992年10月、実写取り込みのキャラクターが登場する2D対戦型格闘ゲームとして初代『モータルコンバット』はリリースされた。同作においては対戦に敗れ、すでにグロッキー状態の相手を惨殺するトドメ専用の演出[3]である「フェイタリティ(Fatality)[4]が取り入れられており、賛否両論を呼んだ。

その後も、シリーズを重ねる中で様々な変遷を遂げてきた一方、フェイタリティは目玉要素として必ず取り入れられている。また、本シリーズは「残虐格闘ゲーム」と呼ぶべきジャンルを形成、数多くのフォロワーが生まれた[3][3]

第1作目は、ゲームボーイメガドライブメガCDゲームギアなど、数多くのプラットフォームに移植されている。『MKII』以降もAmigaセガ・マスターシステムスーパー32XセガサターンLSIゲームなど多くのプラットフォーム向けに移植された。

ゲームのみならずコミカライズやアニメ作品といったメディアミックス展開もなされ、後に映画版『バイオハザード』シリーズを手掛けているポール・W・S・アンダーソン監督によって1995年に映画『モータル・コンバット』が制作された。MPAAによるレーティングはPG-13であるため、残虐なシーンは皆無に等しく、ヒロイック要素が強い作品に仕上がっている。続編の『モータルコンバット2』も制作されたが、監督のアンダーソンをはじめ主要キャストがほぼ交代している。

本編作品編集

モータルコンバット編集

Mortal Kombat、略称「MK」、通称「MK1」。シリーズ第一作目。

サブ・ゼロのフェイタリティ「Spine Rip」は「脊髄ごと首を引き抜く」というショッキングな内容であり、あまりのインパクトの強さに、北米のみならず日本のゲーマーからも注目を浴びた。本作の登場が北米のレーティング審査機関であるエンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(ESRB)設立の一翼を担ったとされている[5]。2019年にはこの出来事やメディア展開を受け、アメリカのストロング国立演劇博物館が主宰するゲームの殿堂入りを果たした[6]

SFC版、SNES版は流血表現が規制され、一部キャラクターのフェイタリティが変更されているが、MD版、GG版、メガCD版の残虐描写はアーケード版の内容を忠実に再現しており(MD、GG版は隠しコマンドの入力を要する)、アーケード版も設定により変更可能。

なお、本作のみランキングがスコア形式となっている(『MKII』以降は勝利数で順位の決まるランキング形式になっている)。

登場キャラクター
プレイアブルキャラクター リュウ・カン / ライデン / ソニア / カノウ / サブ・ゼロ / スコーピオン / ジョニー・ケイジ
隠しキャラクター レプタイル[7]
ボスキャラクター ゴロー(中ボス) シャン・ツン(最終ボス)

モータルコンバットII編集

 
『II』のアーケード筐体

Mortal Kombat II、略称「MKII」、またはアラビア数字表記の「MK2」。

本作では新たに、ステージ内に設置されているギミック(硫酸のプール、天井の針など)を利用してトドメを刺す「ステージフェイタリティ(Stage Fatality)」が導入された。発動手順はフェイタリティに準じており、「The Dead Pool」や「Pit」など一部のステージで専用コマンドを入力することで発動する。

ダンスを踊る、相手にプレゼントを贈るなど一芸を見せることで友好を示す「フレンドシップ(Friendship)」、相手を赤子に変える「ベイバリティ(Babality)」といった残虐性の無いユニークなフィニッシュムーブも追加されている。

前作では1つのみだったフェイタリティが2つ(スコーピオン、シャン・ツンのみ3つ)に増えている[3]。ジャックスのフェイタリティ「Arm Rip」(SFC版の名称は「ダブル・アーム・ガッチャ」)は「両腕を力任せに捥ぎ取る」という荒業[3]で、『MK』におけるサブゼロの「Spine Rip」同様に人権保護団体から槍玉に挙げられており、キャラクターのグラフィックが3Dポリゴンに移行した『MK4』までは封印されたという経緯を持つ[要出典]

GENESIS版のみ特定の条件下に限り、相手を開発スタッフであるファーガス・マクガヴァン(Fergus McGovern)に変えるフィニッシュムーブ「ファーガリティ(Fergality)」が導入されている。

本作では、アッパーカットがヒットした際、稀に「Toasty!」というボイスと共に画面右下から謎の男性が現れるという演出が取り入れられており、次回作である『MK3』にも引き継がれた。この男性はサウンド担当のダン・フォーデンであり[8]、日本語話者の耳には登場する際のボイスが「トッシー!」と聞こえることから「トッシー」[1]または「トッシーおじさん」という通称で呼ばれることもある[要出典]。GENESIS版では裏技を使うとフォーデンの息子が描いた落書きに変化する。

日本では本作までアクレイムジャパンが各機種で販売していた。日本発売のSFC版は前作同様、表現に規制が加えられた。血の色が緑に変更され、フェイタリティ発動の際にモノクロ画面に変化する演出が追加されたが、一部では「白黒画面の方が生々しさが伝わる」と評判であった。GB版では一部のフェイタリティが変更され[注釈 2]、人骨もカートゥーン風のグラフィックになっている。また、『MK』とカップリング移植したバージョンである『Mortal Kombat & Moral Kombat II』がGB向けに発売されている。

MD版は隠しコマンドを入力するとアーケード版をほぼ再現した残虐描写が解禁される[3]

PS版[9]や同時移植のSS版が存在するが、サウンド関係のバグ[10]、COM戦で投げが繰り出せないなどの不具合があり流通量は少ない。

登場キャラクター(※太字は新登場。以降の作品も同様に表記)
プレイアブルキャラクター リュウ・カン / ライデン / ジョニー・ケイジ / スコーピオン / サブ・ゼロ / シャン・ツン / クン・ラオ / ジャックス / キタナ / ミレーナ / バラカ
隠しキャラクター(NPC専用) スモーク / ジェイド / ヌーブ・サイボット
ボスキャラクター キンタロー(中ボス)/ シャオ・カーン(最終ボス)

モータルコンバット3編集

Mortal Kombat 3、略称「MK3」。人気キャラクターのスコーピオンを筆頭とする色違い忍者およびキタナ、ミレーナがオミットされており、シリーズの主要人物であるライデンとジョニー・ケイジも登場しない(ケイジに関してはオープニングデモにて殺害されており、サブ・ゼロは本作独自のデザインで参戦している)。

一方、新キャラクターとして近代兵器を体内に内蔵したサイバー忍者の登場、従来の「魔界を中心とした(非科学的な)世界観」に加え、現代都市のステージが登場するなど、大胆な改訂が行われている。「The Subway」や「Scorpion's Lair」など、一部のステージでアッパーカットをヒットさせると受け手が天井を突き破ってステージを移動する演出が追加されている。

本作から「MKG」までの1人用モードは「BATTLE PLAN」(Choose Your Destinyとも呼ばれる)の難易度を選択してから対戦がスタートする形式になっている。

特定の順番でボタンを押すことで硬直をキャンセルしたコンボを繰り出せるチェインコンボが実装。キャラごとに性能の異なる複数のチェインコンボが存在することからコンボゲームとしての側面が強まり、戦略性が高まった。

『MK』の段階で既に確立されていたジャグルコンボ(空中コンボ)の概念も正式に導入されている。これらのリニューアルに伴い、コンボを決めた際にヒット数とコンボによるダメージ率が表示され、スタミナゲージを消費することで素早く移動できる「ダッシュ」が可能になった。

本作では、動物や恐竜、架空の猛獣に変身して敵を屠り去るフィニッシュムーブ「アニマリティ(Animality)」が追加された(これを使用するためには後述のマーシーの発動が必須条件となっている)

新たなシステムとして、3ラウンド目にもつれ込んだ際にのみ発動でき、相手の体力を僅かに回復してラウンドを再開する「マーシー(Mercy)」が導入されている。

ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたPS版はローカライズが施された唯一の作品で、ナレーションが日本語化されており、ナレーターは麦人が務めた。北米では初期のPS本体に本ソフトが付属していた。

登場キャラクター
プレイアブルキャラクター リュウ・カン / クン・ラオ / ソニア / ジャックス / カノウ / サブ・ゼロ / シャン・ツン / シンデル / ナイトウルフ / カバル / ストライカー / シーヴァ / セクター/ サイラックス
隠しキャラクター ヌーブ・サイボット(NPC専用)[11] / スモーク(サイボーグ)
ボスキャラクター モタロー(中ボス) シャオ・カーン(最終ボス)

アルティメットモータルコンバット3編集

 
UMK3アップライト筐体

Ultimate Mortal Kombat 3、略称「UMK3」。

『MK3』のアップデート版であり、一度オミットされたスコーピオンやキタナなどの旧作キャラの復活と新キャラクターの拡充が施されている。以降、数多くリリースされた3作目の移植作は、基本的に本作が対象となる。

一部機種では、間髪入れずに打撃を繰り出し続けて相手の肉体を破壊するフィニッシュムーブ「ブルータリティ(Brutality)」が追加されており、発動するためには各キャラクターごとに設定されている長いコマンドの入力を必要とする。

海外ではGBA向けに『Mortal Kombat: Advance』というタイトルで移植されているが、移植の精度は低く、容赦ないAIを持つNPCによる非常に高い難易度や、少ないボタン数などに起因する劣悪な操作性といった要素により、海外のゲーム雑誌Electronic Gaming Monthlyでは0点という低評価を付けられている。

海外のDS向けに発売された『Ultimate Mortal Kombat』は、上の画面にコマンド表が常時表示されており(ただしフェイタリティはコマンドのみで間合いは未記載であり、ステージフェイタリティはコマンド自体が記載されていない)、ワイヤレス通信による対戦、ニンテンドーWi-Fiコネクションによるオンライン対戦をサポートしている。後述の『MK:D』のおまけモードである「パズルコンバット」も収録。

移植版のうち、iPad版は2011年2月10日に日本でも配信された[12]

登場キャラクター
追加キャラクター スコーピオン / キタナ / ジェイド / レプタイル / スモーク(人間)
隠しキャラクター サブ・ゼロ(ビ・ハン)/ ミレーナ / アーマック

モータルコンバット トリロジー編集

Mortal Kombat Trilogy、略称「MKT」。日本ではソフトバンクよりPS向けに発売。

『MK』から『UMK3』のキャラクターを登場させた、実写時代の『MK』の集大成的な作品。基本的なシステム、ストーリーは『UMK3』を踏襲しているが、『UMK3』で中途半端だった追加キャラクターのフェイタリティが修正されているなどの改善点がある。

本作では攻撃がヒットないしガードされると画面下に「AGGRESSOR」の文字が少しずつ表示され、ゲージが一杯になると短時間だがスピードと攻撃力が上昇し、移動の際に残像が描かれるゲージシステム「AGGRESSOR(アグレッサー)」が追加された。日本未発売のN64版は容量の関係で一部キャラクターがオミットされた代わりにモタロー、カメレオン(雌)、そしてシャオ・カーンのフェイタリティが追加された。

PS版のみカノウ、ジャックス、クン・ラオ、ライデンの4名はキャラクターセレクト画面にてコマンドを入力すると、旧作のグラフィックに変化する。

登場キャラクター
追加キャラクター ライデン / ジョニー・ケイジ / バラカ / ゴロー / キンタロー / レイン
隠しキャラクター カメレオン(PS版、PC版、SS版のみ) / カメレオン(雌)(N64版のみ)

モータルコンバット4編集

Mortal Kombat 4、略称「MK4」。現時点で最後のアーケード作品であり、家庭版は日本では本作以降発売されていない[13]。今作よりキャラクターのグラフィックが実写取り込みから3Dポリゴンに移行した[13]

1999年9月9日には本作のマイナーチェンジ版にあたるドリームキャスト用ソフト『Mortal Kombat Gold』(略称 : MKG)」が発売されており、バラカ、サイラックス、キタナ、クン・ラオ、ミレーナ、セクターの6名が追加されている。開発期間が短期だったこともあり、本作は非常にバグが多い。発売から1ヶ月後、致命的なバグが修正され、ビジュアルメモリに対応したVer2.0(赤ディスク)がリリースされたが、不具合は完全には修正されていない。

PS、N64、PCに移植されているほか、Digital Eclipseが開発した2Dグラフィックのゲームボーイカラー版が1998年12月12日に発売されている。エンディングはリアルタイムレンダリングだが、PS版および『MKG』ではプリレンダリング映像で再生される。

今作では全キャラクターのチェインコンボのモーションが統一され、コンボキャンセルから特殊技を繰り出す事が可能となっている。

剣、メイスなどのキャラクター固有の武器や緊急回避のアクションが追加されたほか、一部ステージの地面に対戦相手目がけて投擲可能な岩、生首が点在しており戦略の幅が広がっている。

フレンドシップやベイバリティなどのフィニッシュムーブが削除された一方、フェイタリティの多くは過去作のものを再現している。

キャラクターセレクト画面にてコマンドを入力するとコスチュームが変化し、キャラクターによっては2種類用意されている。

本作のみ、コンボのダメージが40%を超えると、お互いが吹き飛び強制的にコンボがキャンセルされるシステム「MAXIMUM DAMAGE」が追加された。これは『MK3』から『MKT』において、多数の大ダメージ・即死コンボが確立されたため、対策として導入されたものである。

隠し要素として外皮が溶けた状態のキャラクターを選択することが可能となっており、これが『MK:A』に登場するミートの原型にもなっている。

登場キャラクター
プレイアブルキャラクター スコーピオン / サブ・ゼロ / リュウ・カン / ライデン / ソニア / ジャックス / ジョニー・ケイジ / レプタイル / カイ / フウジン / ジャレック / ターニャ / レイコ / シノック / クァン・チー  
隠しキャラクター ゴロー / ヌーブ・サイボット / セクター(MKG)
追加キャラクター(MKG) キタナ / ミレーナ / クン・ラオ / バラカ / サイラックス
ボスキャラクター ゴロー(中ボス)/ クァン・チー(中ボス) / シノック(最終ボス)

モータルコンバット:デッドリーアライアンス編集

Mortal Kombat: Deadly Alliance、略称「MK:DA」。シリーズ5作目。

プラットフォームがPlayStation 2、Xboxに移行し、グラフィックの質、解像度が飛躍的に向上。本作を皮切りにコンシューマと携帯型ゲーム機のみの展開となった。

GBA向けに移植版とマイナーチェンジ版である『Mortal Kombat: Tournament Edition(略称 : MK:TE)」が発売されており、一部キャラクターが差し替えられている。

前作はポリゴンとはいえ2D格闘ゲームに準じたゲームシステムだったが、本作から『MK:A』にかけて既存の3D格闘ゲームの流れを汲んだものとなっており[14]、ステージの奥行きを利用した軸移動が可能となっている。

本作ではフェイタリティが各キャラクターごとに1つのみとなり、その他のフィニッシュムーブが全て廃止されている反面、格闘スタイルと武器を使用して戦うシステムが搭載されており(ブレイズとモカップは武器を持たない代わりに格闘スタイルを三種使用する)、戦闘中に自由にスタイルを切り替えて戦うことが可能となっている[15]。また、スタイルによって攻撃モーション、コンボが異なる。なお、斬撃系の武器を持つキャラクターは相手に突き刺すことによりラウンド中は武器を使用できなくなる代わりに、相手は決着が付くまで体力が減少し続ける。 

『MK』以来となるステージ間のミニゲーム「Test Your Might」が復活しており(今作ではクリアすると、スコアではなくコインを獲得できる)、コインを消費してコンセプトアートやキャラクター、コスチュームといった隠し要素を解禁する「Krypt」、各キャラクターの基本技やコンボを覚えていく「コンクエスト(Konquest)」など新規のモードが収録されている。

日本での発売も予定されていた[14]が、中止となった。

登場キャラクター
プレイアブルキャラクター ライデン / クン・ラオ / キタナ / ソニア / ジャックス / カノウ / ジョニー・ケイジ / レプタイル / サイラックス / クァン・チー / シャン・ツン / ケンシ / フロスト / ボー・ライ・チョー / リ・メイ / ス・ハオ / マバド / ニタラ / ドラミン
MK:TEのみ登場 サリーナ / ヌーブ・サイボット / セクター
隠しキャラクター[16] ブレイズ / モカップ
ボスキャラクター モロク(中ボス[17])/ クァン・チー(最終ボス)/ シャン・ツン(最終ボス)

モータルコンバット:ディセプション編集

Mortal Kombat: Deception、略称「MK:D」。シリーズ6作目。基本的なシステムは前作『MK:DA』をほぼ踏襲している。従来通り各キャラクターは2種類のフェイタリティを持つ。

全キャラクター共通のシステムとして敵のコンボや初撃を強制的にキャンセルさせる「ブレイカー(Breaker)」が導入されており、同システムは1ラウンドにつき3回まで使用できる。

シュジンコウを操作してストーリーを進行させるアドベンチャーゲームとしてリニューアルされた「コンクエスト」、キャラクターたちを駒になぞらえた「チェスコンバット(Chess Kombat)」、2頭身にデフォルメーションされたキャラクターが登場する落ち物ゲーム「パズルコンバット(Puzzle Kombat)」など、おまけモードも充実。コンクエストでは『MK:DA』までのシリーズに登場する一部のキャラクターがNPCとして登場しており、話しかけるとコインを譲渡されたり、依頼を受ける、勝負を挑まれるなどのイベントが発生する(ただし、近づくと即座に姿を消したり、背景に映っているのみで話しかけられない場合もある)。

本作のみ、相手に二本先取りされた際に自決するコマンド「ハラキリ(Hara-Kiri)」が導入された[15]

ステージフェイタリティ同様にオブジェクトを利用して敵を死に至らしめる「デストラップ」が追加されており、こちらは通常のリングアウト扱いとなっているため、穴に落としたり特定のオブジェクトに叩きつけるだけで発動する。 

フェイタリティの発動手順に準じていないため、1ラウンド目から対戦相手をいきなり串刺しにしたりミンチにすることが可能だが、次のラウンドでは何事もなかったかのように復活している。

初回限定版にはアーケード版『MK』の移植版が収録されており、2005年3月1日に北米にてシャオ・カーン、ゴローがプレイアブルキャラクターとして追加されたGC版が発売されている[18]。また、PSP向けのアップデートバージョンである『Mortal Kombat: Unchained』、略称「MK:U」)が2006年に発売され、同作はGC版の追加キャラクターに加えてキタナ、ジャックス、フロスト、ブレイズの4名が追加されている。

登場キャラクター
プレイアブルキャラクター スコーピオン / サブ・ゼロ / ライデン / ナイトウルフ / シンデル / ジェイド / キタナ / ターニャ / カバル / バラカ / アーマック / ヌーブ・スモーク[19] / ケンシ / ボー・ライ・チョー / リ・メイ / リュウ・カン / シュジンコウ[20] / ダイロウ / ダリウス / アシュラ / ハヴィック / ホタル / キラ / コブラ
GC版追加キャラクター シャオ・カーン / ゴロー
追加キャラクター(MK:U) キタナ / ジャックス / フロスト / ブレイズ
ボスキャラクター モンスター[21] / オナガ(最終ボス)[22]

モータルコンバット:アルマゲドン編集

Mortal Kombat: Armageddon、略称「MK:A」。プラットフォームはWii、PS2。

『MK』 から『MK:D』までのキャラクターが総登場しており、プレイアブルキャラクターは総勢63人(ただし、カメレオン(雌)はWii版のみ使用可能であり、後述の外伝作品に登場するキャラクターはサリーナを除き登場しない)。

ジャストガードを成功させると相手の攻撃を拳で防いで仰け反らせる「パリー(Parry)」や空中コンボが新たに導入された。

基本システムは「MK:D」を踏襲しているが、各キャラクターの格闘スタイルは一つのみとなり、フェイタリティのシステムもコンボのように連続攻撃を加えていくことでトドメを刺す「クリエイトフェイタリティ(Kreate-A-Fatality)」に変更されており[15]、同システムは、最高で11段まで攻撃を加えられるが、1段与えるごとに時間制限が短くなっていく。通常キャラクターと巨大キャラクター(ゴロー、キンタロー、モロク、オナガ、ブレイズ)とでは打撃とトドメの順序が異なる。また、決定打を与えるまでの手数によってフェイタリティの名称が変化する(「Fatality」(初手)から「Ultimate Fatality」(11手)まで)。

今作のモードはTPS視点のアクションゲームとしてリニューアルされた「コンクエスト」の他にも、パーツの組み合わせ、スタイル、武器、攻撃モーション、特殊技、基本技、性別、配色、ボイスなどを自由に設定してキャラクターを作成する「Kreate a Fighter」、2頭身のキャラクターを操作するレーシングゲーム「モーターコンバット(Motor Kombat)」が新規に追加されている。

PS2のみアーケード版『UMK3』の移植版を収録した初回限定版が発売されている。

モータルコンバット vs. DC Universe編集

Mortal Kombat vs. DC Universe、略称「MKvs.DCU」。モータルコンバットのキャラクターと『スーパーマン』『バットマン』などで知られる「DC Universe」によるクロスオーバー作品であり、Xbox 360PS3向けに発売された。使用されたエンジンはUnreal Engine 3。プラットフォームはXbox 360、PS3。

北米でのレーティングはESRB:T(13歳以上)に指定されており、グロテスクな演出はかなり控えめになっている[23]

「モータルコンバット」サイドのキャラクターおよび、「DC Universe」のヴィランはフェイタリティを使用する一方、バットマンなどのヒーローキャラクターは相手を殺めずに制裁を加えるフィニッシュムーブ「ヒロイックブルータリティ(Heroic Brutality)」を持つ[23]

本作よりチャプター毎に使用キャラクターを切り替えながら1つのストーリーが進行する「ストーリーモード」が実装された。

なおシリーズの開発元であるミッドウェイゲームスは2009年に経営不振により倒産したため今作は同社が開発・発売した最後のシリーズ作品となった。

モータルコンバット(2011)編集

Mortal Kombat(2011)、通称「MK9」、「MK 2011」。2011年4月19日に北米で発売された第9作目。正式なタイトルは第一作目と同様 『Mortal Kombat』だが、区別のため 『Mortal Kombat 9』, 『Mortal Kombat 2011』 と表記されることが多い。

今作からミッドウェイゲームスの権利を買収した Warner Bros. Interactive Entertainment からの販売となり、開発は同社の傘下グループの NetherRealm Studios が担当している。

プラットフォームは PS3、Xbox 360、PS Vita。ゲームエンジンは、前作に引き続きUnreal Engine 3が使用されている。

タイトルが示すとおり「原点回帰」をテーマとして開発された本作は、シリーズを重ね様々な派生作品がリリースされたことによるエピソードや設定の氾濫・矛盾を統一させ、初代から『MK:A』までのストーリーを再構成している。

『MKT』までのキャラクターが一部を除いて登場している反面、『MK4』以降の追加キャラクターはケンシ以外登場しない(ただし、レイコやフロスト、ボー・ライ・チョーなどの一部のキャラクターは、ステージ背景に登場したり名前のみ言及される形でカメオ出演しており、ストーリーのラストシーンではシノックも顔見せ程度に登場している)。

実質的な新キャラクターも『MKII』の開発段階で登場する案は用意されていたものの長らく採用されることの無かった「スカーレット」、サブ・ゼロがサイボーグ化した「サイバー・サブ・ゼロ」の2名のみ。

システム面はこれまで続いた3D対戦型格闘ゲームのZ軸移動を廃した「3Dグラフィックの2D座標対戦型格闘ゲーム」に回帰している。

本作で初めて採用されたシステムの一つに、「スーパーメーター(Super Meter)」があり、特殊技の使用、攻撃を受ける、こちらの攻撃をガードさせることでゲージが蓄積されていく。ゲージが3セクションに分かれており、1セクション消費で通常の特殊技を強化した「エンハンスドアタック」、2セクション消費で「ブレイカー」を発動、3セクション消費で超必殺技に相当する「X-Ray」を発動できる。「X-Ray」は、初撃がヒットするとさながらレントゲン写真(X-ray)のように皮膚のみを透過して内臓や骨を映し、相手の部位を破壊ないし損傷させて大ダメージを与える(ガードされるか初撃がヒットしなかった場合は不発に終わる)技である。プレイヤーキャラクターのダメージ量は3〜4割程度だが、ボスがこちらに与えるダメージ量は5割ほどで、初撃がガード不能な場合もある。逆にこちらがボスキャラクターに与えるダメージ量は大幅に補正がかかる。

一方で、シークレットフェイタリティ、ステージフェイタリティのほか、ベイバリティといった過去作の要素も取り入れられている。

衣装やフェイタリティ、追加キャラクターなどの各種ダウンロードコンテンツに対応しており、『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガー[24]、PS3版とPS Vita版のみ『ゴッド・オブ・ウォー』のクレイトス[25][26]がゲストキャラクターとして配信されている。

Xbox 360版では、特定モードでXbox LIVEのアバターが使用可能。

オリジナルの発売から1年後、Xbox 360、PS3[27] 、PS Vita[28] 、PC[29] 向けにリリースされた完全版「Mortal Kombat: Komplete Edition」は既存のDLCがあらかじめ全て収録された上で、ゲームモードやコスチュームが追加されている。

「Video Game Awards 2011」では、ベスト格闘ゲーム (Best Fighting Game)を受賞している[30]

モータルコンバットX編集

Mortal Kombat X、略称「MKX」。Warner Bros. Interactive Entertainment が販売し、NetherRealm Studiosが開発を担当した第10作目(「X」はローマ数字の「10(テン)」と呼ばれるが、アルファベットの「エックス」が正しい)。プラットフォームはWindowsPlayStation 4Xbox OneAndroid端末。エンジンは改良された「Unreal Engine 3」を使用。

前作『MK9』の終了から25年間に起こる出来事を描く。

ジョニー・ケイジから圧倒的な格闘センスを受け継いだ娘である「キャシー・ケイジ」や、ハードボイルドなガンマン風の「エルロン・ブラック」といった個性的な新キャラクターも追加されており、前作では名前のみ言及されていたボー・ライ・チョー、シノックといった『MK4』以降のキャラクターも一部復活し、外伝作品『MK:SF』にのみ登場していた忍者「トレマー」も参戦している。

前作同様、ゲストキャラクターがDLCとして配信されており、『プレデター』よりプレデター[31]、『13日の金曜日』よりジェイソン・ボーヒーズ[32]、『悪魔のいけにえ』よりレザーフェイス[33]、『エイリアン』よりエイリアン(ゼノモーフ)[33]が参戦している。

本作では、同じくNetherRealm Studios開発の『インジャスティス:神々の激突』に引き続き、ステージ内のオブジェクトやギミックを用いた移動や攻撃が可能となっており、たとえば「スノーフォレスト」という森林のステージの場合、木の枝を折って相手に叩きつけることができる[34][35]

また、フェイタリティも以前の作品と異なり、対戦相手が無残な姿になった状態をメインに映すという、より残虐さが増した演出となっている[34][35]

サブ・ゼロ、スコーピオンなど初期の作品から登場している一部のキャラクターは実写取り込み時代の「Spine Rip」、「Toasty」などのフェイタリティを再現したDLCが実装されている[36]

ブルータリティの仕様が一新されており、特定の条件を満たすことでコマンド入力のプロセスを経ずにダイレクトにトドメを刺すシステムに変更された[37]。新たな要素として、ネット対戦中故意に通信を切断すると、使用キャラクターが死亡して敗北扱いとなるシステム「クイタリティ(Quitality)」[38]、所属する組織のメンバーがトドメを刺す「ファクションキル(Faction Kill)」が導入されている。

本作から各キャラクター毎に3種類のバリエーションが追加されており[34]、たとえばスコーピオンの場合は「HELLFIRE / NINJUTSU / INFERNO」から選択できる[35]。また、バリエーションによってキャラクターの容姿が若干変化する。

PS4版、Xbox One版は2015年4月14日発売。iOS、Android版はコンソール版と異なり、ゲームシステムはシンプルなものとなっており[39]、日本においても配信されている。なお、モバイル版は2019年2月27日をもって「MORTAL KOMBAT」へと改題されている。

かねてより発売延期がアナウンスされていたPS3版、Xbox 360版は発売中止となった[40]

2016年1月、「Kombat Pack 2」を含む全DLCを同梱した新パッケージ『Mortal Kombat XL』を発表し、PS4とXbox One向けに同年3月1日発売[41]

登場キャラクター
プレイヤーキャラクター スコーピオン / サブ・ゼロ / ライデン / ジョニー・ケイジ / ソニア・ブレイド / ジャックス / ケンシ / シノック / クァン・チー / リュウ・カン / クン・ラオ / キタナ / ミレーナ / カノウ / アーマック / レプタイル

/ キャシー・ケイジ / ジャッキー・ブリックス / タケダ / クン・ジン / コータル・カーン / デ・ボラ / エロン・ブラック / フェラー&トール

DLCキャラクター ゴロー / ターニャ / ボー・ライ・チョー / トレマー[42] / トライボーグ
ゲストキャラ ジェイソン・ボーヒーズ / プレデター / レザーフェイス / エイリアン
CPU専用キャラクター シンデル / バラカ / レイン / コラプテッド・シノック[43]

評価(MKX)編集

モバイル版に対する評価
アプリレビューサイト「アプリゲット」のむらさきは、タップやスワイプを主体としたモバイル版の操作体系が非常に快適であると評価しており、プレイヤーキャラクターの強化についても評価している[44]。むらさきはグラフィックが美しい分、データ容量が1.5Gと重いと指摘している[44]。アプリレビューサイト「Appliv」編集部も、直感的な操作体系やプレイヤーキャラの強化といった仕様を評価している[45]

モータルコンバット11編集

映像外部リンク
  MK11 Kombat Pack Roster Reveal Official Trailer - モータルコンバット11のDLC「Kombat Pack」トレーラー。シャン・ツン、ナイトウルフ、シンデル、スポーン、ジョーカー、T-800の順に登場。
  Mortal Kombat 11: Aftermath - Reveal Trailer 大型アップデート「Aftermath」トレーラー

Mortal Kombat 11、略称「MK11」。『MK4』以来のナンバリング表記となっている。2019年4月23日に米国にて発売。

対応プラットフォームはPS4、Xbox One、Nintendo Switch、Windows。

キャラクターのカスタマイズ機能が搭載され、カラーリング、装備品、武器のデザイン、必殺技、戦闘前の登場演出などあらゆる要素のカスタマイズが可能となっている[46]

ゲージの仕様が変更されており、従来は技の強化や超必殺技の発動に用いていたのに対し、本作では攻撃用と防御用の2本に分かれている[46]

前作までの要素のうち、ブルータリティおよびクイタリティなどは継承されている一方、超必殺技「X-Ray」の名称は「フェイタルブロウ(Fatal Blow)」へと変更され、「体力が30%以下まで減少する」という発動条件が設けられた[46] ほか、 使用できる回数も1マッチにつき1回までに制限されている(外した場合は一定時間経過した後に再び発動できる)。「マーシー」や「パリー」といった過去作のシステムも一部復活しており、ブルータリティはコマンド入力によって演出が変化する仕様が実装されている。

2020年5月26日の無料アップデートにて「MKT」以来となる「フレンドシップ」が実装されており、ライデンのフレンドシップはウクライナのダンスグループであるライトバランス英語版のパフォーマンスをモデルとしている[47]

ストーリーは『MKX』直後の物語を描いており、時を司る古代神「クロニカ」と彼女に立ち向かうリュウ・カンやライデン達の壮絶な戦いを描いており、異なる時間軸の同一人物が登場する場面もある[46]

今作ではバラカやカバルなどの前作には登場しなかったキャラクターや「MK9」にて初登場したスカーレット、「MK:A」以来の参戦となるフロストとフウジンが復活している。

本作の予告編の音楽はベルギーのDJディミトリ・ヴェガスが担当しており、後にサブ・ゼロの見た目や音声を彼のものに差し替えられるスキンが購入者向け無料コンテンツとして配信された[48]

本作のDLCゲストキャラは『ターミネーター』よりT-800[49]、『バットマン』よりジョーカー[49]、『スポーン』よりスポーン[49]、『ロボコップ』よりロボコップ[50]、『ランボー』よりジョン・ランボー[51]が参戦している。

登場キャラクター
プレイアブルキャラクター スコーピオン / サブ・ゼロ / リュウ・カン / ライデン / クン・ラオ / キタナ / ジェイド / ジョニー・ケイジ / ジャックス / ソニア / カノウ / バラカ / カバル / ヌーブ・サイボット / スカーレット / フロスト / キャシー・ケージ / ジャッキー・ブリッグス / コータル・カーン / エルロン・ブラック / デ・ボラ / セトリオン / ゲラス / コレクター
DLCキャラクター シャオ・カーン / シャン・ツン / ナイトウルフ / シンデル / フウジン / シーヴァ / レイン / ミレーナ
ゲストキャラクター T-800[52] / ジョーカー / スポーン / ロボコップ[53] / ジョン・ランボー[54]
CPU専用キャラクター サイラックス / セクター / クロニカ[55]

外伝作品編集

モータルコンバット ミソロジース:サブゼロ編集

Mortal Kombat Mythologies: Sub-Zero、略称「MKM:SZ」。シリーズ初の外伝作品。主役はサブ・ゼロ(ビ・ハン)であり、時系列は『MK』の大会開催より前となっている。 ライデンの弟であるフウジン、クァン・チーとシノックはこの作品から登場した。なお、本作が実写取り込みを用いた最後の『モータルコンバット』である。

モータルコンバット:スペシャルフォース編集

Mortal Kombat Special Forces、略称「MK:SF」。ジャックスを主役に据えた作品。MKM:SZとは異なり、TPS視点のゲームとなっている。後に『MKX』に参戦するトレマーの初登場作品である。

モータルコンバット:ショウリンモンクス編集

Mortal Kombat: Shaolin Monks、。略称「MK:SM」。リュウ・カンとクン・ラオを主役としたTPS視点のアクションアドベンチャーゲーム

ストーリーは、『MK』の大会後から『MKII』のラストまでに倣っているが、一部に設定と食い違う箇所があり賛否両論となった[要出典]。ストーリーモードでは、有効範囲内の敵を一網打尽にするフィニッシュムーブ「マルタリティ(Multality)」が導入された。

ゲーム内の隠し要素として、条件を満たすことでアーケード版『MKII』の完全移植版を遊ぶことができる。

登場キャラクター編集

同作は、エルダー神が作った6つの世界を舞台としており、エルダー神はこれらの世界同士の争いを減らすために「モータルコンバット」という戦いを開いているという設定である。第一作『モータルコンバット』(Mortal Kombat)では、地球( Earthrealm )は一度敗北を喫しているという設定であり、地球側の戦士が負けた場合は滅亡するという設定である。 同作の物語は、地球側の戦士がチャンピオンのゴロー、ならびに大会の主催者であるシャン・ツンを打ち負かしたことにより、シャン・ツンが別の方法で地球征服を画策するという結末を迎える。 また、参加者の中には、大会の趣旨に反して他の世界の征服のために参加する者もいる。 "en:Mortal Kombat: Deception"において、キャラクターの大半がシャン・ツンと冥界の妖術師クァン・チーによって殺されるが、続く "en:Mortal Kombat: Armageddon"の時点では全員復活している。

メディアミックス編集

コミック版
米国で発売されたコミック版には液体化するサイバネティック忍者「ハイドロ(Hydro)」など、オリジナルキャラクターが多数登場する。コミック版を初出とするキャラクターのうち、スカーレットが『MK9』にも登場したことに加え、サブ・ゼロとスモークの友情関係など、ゲーム本編に継承されていった設定も多い。また、アニメシリーズもコミック版を原案として制作されている。
映画版
ストーリーは『MK』と『MKII』がベースとなっており、『MK』から『MK3』までのキャラクターが登場。ただし、シャオ・カーンとライデンが兄弟等、一部ゲームとは異なる設定があるほか、映画には登場しないキャラクターもいる。
ドラマ版
舞台は『MK』の500年前。主人公はクン・ラオの先祖である。

シリーズに対する評価編集

本シリーズは欧米において人気が高く、対戦格闘ゲームの大会Evolution Championship Seriesの競技種目に選ばれたり[56]ギネスブックにも様々な記録を残している[57]鉄拳シリーズのプロデューサを務める原田勝弘は、独特の世界観や、シリーズ全体でキャラクターやゲストがいたことが人気につながったと、電撃オンラインとのインタビューの中で推測している[58]。 一方、日本国内においては、一部のカルト的な人気にとどまっている[59]。 ライターのBJ Foxは日本における本シリーズの知名度の低さについて、本シリーズにおける残酷表現をコメディ(Komedy〔ママ〕)だとしたうえで、日本の審査当局の切断表現に対する厳しい姿勢や、既に負けた相手を残酷な方法で死に至らせるシステムが日本人に受け入れられなかったためではないかと推測している[60]。このほかにも、第一作における珍妙な世界観や操作性の悪さ[61]や、出荷台数の少なさ[62]などが、日本における知名度の低さの理由として挙がっている。

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ タイトーのライセンス販売は翌年の2まで。3以降はアーケードゲーム基板ブームから、並行輸入で一部の日本の業者により手に入れることができた。その為、各地店舗で入荷を見かけるには事情を知る限定された店舗にしか入らなかった。
  2. ^ 一例として、リュウ・カンのフェイタリティの一つ「Dragon」は、「龍に変身して敵の上半身を喰らう」という内容だが、GB版は「炎で焼き殺す」ものに変更されている。

出典編集

  1. ^ a b ジミー・ライトニングの元ネタから知るカルチャーギャップと、求められる冷静さAUTOMATON公式ホームページ
  2. ^ ただし、『Continue』『Credit』と表記されている作品も存在する。
  3. ^ a b c d e f 株式会社QBQ編『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p50-51
  4. ^ 日本版MK、MKIIにおける名称は「究極神拳」。
  5. ^ The Creation of the ESRB - Gaming Historian”. 2020年2月20日閲覧。
  6. ^ RIKUSYO (2019年5月3日). “『マリオカート』『モータルコンバット』など4作品が「ビデオゲームの殿堂」入り”. Game*Spark. イード. 2020年6月21日閲覧。
  7. ^ 名前は「SCORPION」と表記されている(勝利時には「REPTILE WINS!!」と表示される)。
  8. ^ “The Minds Behind Mortal Kombat II”. GamePro (58): p. 29. (1994年5月). https://archive.org/details/GamePro_Issue_058_May_1994/page/n27/mode/2up 2020年7月12日閲覧。 
  9. ^ http://www.jp.playstation.com/software/title/slps00444.html
  10. ^ http://voltexture.net/mk2-saturn-sound-bug/
  11. ^ 今作ではスコーピオンを始めとした忍者が登場しないため、グラフィックはカノウのシルエットとなっている。
  12. ^ 株式会社インプレス (2011年2月10日). “EA、iPad「アルティメット モータルコンバット3」配信開始 端末1台での2人対戦も可能な対戦格闘ゲーム”. GAME Watch. 2020年7月9日閲覧。
  13. ^ a b RIKUSYO (2020年3月12日). “GOGにて『Mortal Kombat 4』が配信開始! シリーズで初めて3Dを採用したタイトル”. Game*Spark. イード. 2020年6月2日閲覧。
  14. ^ a b SOFTBANK GAMES TOKYO GAME SHOW 2002NEWS 「モータルコンバット」の最新作が日本でも発売決定!!”. ITメディア (2002年9月20日). 2020年7月8日閲覧。
  15. ^ a b c 25年以上続く人気格闘ゲーム「モータルコンバット」シリーズのショッキングな演出でとどめを刺す「フェイタリティ」を全てまとめたムービー” (2018年2月4日). 2020年11月24日閲覧。
  16. ^ 隠しキャラクターはフェイタリティおよび武器を使用するスタイルを持たない。
  17. ^ CPU専用キャラクター。
  18. ^ Alternate Versions”. 2020年11月24日閲覧。
  19. ^ ヌーブ・サイボットとスモークによるタッグ。
  20. ^ コンクエストの主人公。
  21. ^ コンクエストのみ登場
  22. ^ CPU専用キャラクター。
  23. ^ a b Fatalityのシーンも! 『Mortal Kombat vs. DC Universe』フィニッシュムーブ映像”. Game*Spark (2018年10月25日). 2020年6月15日閲覧。
  24. ^ SDCC 11: 『Mortal Kombat』4人目のDLCキャラクターは“フレディ・クルーガー”!”. Game*Spark. イード (2011年7月22日). 2020年6月21日閲覧。
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  52. ^ 追加コンテンツ「Kombat Pack」に収録(ジョーカー、スポーンも同様)。
  53. ^ 追加コンテンツ「Aftermath」に収録。
  54. ^ 追加コンテンツ「Kombat Pack2」に収録。
  55. ^ 最終ボス。
  56. ^ 『電撃オンライン』2012年3月15日次にカプコンが戦いたいお相手は? 『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』の開発陣にロングインタビュー!!
  57. ^ GameSpy: Guinness World Records Lists Mortal Kombat's Achievements
  58. ^ kbj 、 栗田親方 (2020年3月4日). “『鉄拳7』稼働5年を原田さんが振り返る。新キャラ作成やバランス調整、シリーズについて明かす【周年連載】”. 電撃オンライン. 2020年7月9日閲覧。
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  60. ^ BJ Fox (2019年8月14日). “残虐格闘ゲームのド定番「Mortal Kombat 11」 僕はシスター校長先生がゲームを激しく罵倒したその放課後にメガドラ版を買ったんだよね”. GAME Watch. インプレス. 2020年6月3日閲覧。
  61. ^ 空閑叉京/HEW (2018年11月8日). “「モータルコンバット」実写取り込みの残虐描写が与えた衝撃を振り返る”. エキサイトニュース. 2020年6月3日閲覧。
  62. ^ 稲波 (2018年6月10日). “パンフレットで見るアーケード探訪:Mortal Kombat”. 電脳世界のひみつ基地. 2020年6月3日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集