コパ・リプトンコパ・デ・カリダード・リプトン,リプトン杯とも。西:Copa de Caridad Lipton)は、アルゼンチン代表ウルグアイ代表の間で行われていたサッカーの国際親善大会である。1905年から1992年まで29回開催された。

コパ・リプトン
優勝国に与えられたトロフィー
開始年 1905年
終了年 1992年
主催 アルゼンチンサッカー協会
ウルグアイサッカー協会
地域 南米
参加チーム数 2
加盟国 アルゼンチンの旗アルゼンチン
ウルグアイの旗ウルグアイ
前回優勝 アルゼンチン(1992年)
最多優勝 アルゼンチン(17回)
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歴史 編集

英国の紅茶ブランド「リプトン」の創業者として知られるトーマス・リプトンが、ラプラタ川の両側にあり、ほぼ自国の選手だけで構成された代表チームによる2国間(アルゼンチン,ウルグアイ)の大会に対して、トロフィーを寄贈したのが始まりである。伝統として、引き分けの場合はアウェーチーム優勝とし、次の大会の日程やルールは、優勝国(トロフィーの保持者)が設定するものとされていた。

大会は1905年から1929年まで、1914年,1920年1921年,1925年1926年を除き、毎年開催されていた。FIFAワールドカップ1930年に開始されてからは、1937年1992年までの55年間に9回、散発的に開催された。結局、大会は通算29回開催され、優勝回数はアルゼンチンの17回に対し、ウルグアイの12回となっている。

歴代大会結果 編集

最終結果 編集

以下の表は、コパ・リプトンの全大会の結果である[1] [2]

優勝 準優勝 スコア 開催都市
1905  ウルグアイ  アルゼンチン 0-0 [3] ブエノスアイレス
1906  アルゼンチン  ウルグアイ 2-0 モンテビデオ
1907  アルゼンチン  ウルグアイ 2-1 ブエノスアイレス
1908  アルゼンチン  ウルグアイ 2-2 [4] モンテビデオ
1909  アルゼンチン  ウルグアイ 2-1 ブエノスアイレス
1910  ウルグアイ  アルゼンチン 3-1 モンテビデオ
1911  ウルグアイ  アルゼンチン 2-0 ブエノスアイレス
1912  ウルグアイ  アルゼンチン 2-0 モンテビデオ
1913  アルゼンチン  ウルグアイ 4-0 アベジャネーダ
1915  アルゼンチン  ウルグアイ 2-1 ブエノスアイレス
1916  アルゼンチン  ウルグアイ 2-1 モンテビデオ
1917  アルゼンチン  ウルグアイ 1-0 アベジャネーダ
1918  アルゼンチン  ウルグアイ 1-1 [4] モンテビデオ
1919  ウルグアイ  アルゼンチン 2-1 ブエノスアイレス
1922  ウルグアイ  アルゼンチン 1-0 モンテビデオ
1923  ウルグアイ  アルゼンチン 0-0 [3] ブエノスアイレス
1924  ウルグアイ  アルゼンチン 2-0 モンテビデオ
1927  ウルグアイ  アルゼンチン 1-0 ブエノスアイレス
1928  アルゼンチン  ウルグアイ 2-2 [4] モンテビデオ
1929  ウルグアイ  アルゼンチン 0-0 [3] ブエノスアイレス
1937  アルゼンチン  ウルグアイ 5-1 ブエノスアイレス
1942  アルゼンチン  ウルグアイ 1-1 [4] モンテビデオ
1945  アルゼンチン  ウルグアイ 2-2 [4] モンテビデオ
1957  ウルグアイ  アルゼンチン 1-1 [3] ブエノスアイレス
1962  アルゼンチン  ウルグアイ 3-1 ブエノスアイレス
1968  アルゼンチン  ウルグアイ 2-0 ブエノスアイレス
1973  ウルグアイ  アルゼンチン 1-1 [3] ブエノスアイレス
1976  アルゼンチン  ウルグアイ 4-1 ブエノスアイレス
1992  アルゼンチン  ウルグアイ 0-0 [4] モンテビデオ

歴代優勝回数 編集

優勝回数 優勝年
 アルゼンチン 17 1906, 1907, 1908, 1909, 1913, 1915, 1916, 1917, 1918, 1928, 1937, 1942, 1945, 1962, 1968, 1976, 1992
 ウルグアイ 12 1905, 1910, 1911, 1912, 1919, 1922, 1923, 1924, 1927, 1929, 1957, 1973


脚注 編集

  1. ^ Copa Lipton by José Luis Pierrend at RSSSF
  2. ^ Results at Informe Argentina
  3. ^ a b c d e ウルグアイがアウェーチームのため優勝。
  4. ^ a b c d e f アルゼンチンがアウェーチームのため優勝。

関連項目 編集