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地理編集

ムーズ川谷にあり、西のバル=ル=デュック、東のナンシーの中間地点にある。

歴史編集

 
18世紀に描かれたコメルシー城

コメルシーの地には旧石器時代から人が定住していたが、9世紀以前に都市があったことを証明する証拠はない。フランク王ルイ敬虔王は830年頃コメルシーを通過している。都市はCommarchia(国境を示して『行進する』という意味)、中世にはCommerciumと呼ばれていた。

コメルシー領主は、神聖ローマ皇帝メス司教シャンパーニュ伯両方の家臣であった。ザールブリュッケン伯の娘をコメルシー領主シモンが娶ると、1247年にコメルシーはザールブリュッケン伯に組み込まれた。1324年、ザールブリュッケン伯ヨハン1世が町に憲章を授けた。1341年にヨハンが死ぬと、コメルシーを相続したのは息子のヨハン2世だった。次にザールブリュッケンを相続したのは弟ヨハン4世だった。彼は権利を行使してダンジョンを建設した。1345年にはコメルシーにバ城を建設した。バ城はザールブリュッケン伯の居城として1444年まで所有され、その後売りに出された。1544年、神聖ローマ皇帝カール5世はフランスへ進出しようと、長い攻防戦の末にヴェルダンとコメルシーの占領を試みた。

1650年、レ枢機卿ジャン=フランソワ・ド・ゴンディが城主となって1662年から移り住んだ。1665年、レ枢機卿は負債となっていた城と宗主権をリールボンヌ公爵フランソワ・マリー・ド・ロレーヌとその妻アンヌ・ド・ロレーヌへ売却した。フランスのロレーヌ侵攻後の1697年、リールボンヌ公爵夫人はコメルシーを含む権利を息子のシャルル・フランソワへ寄贈し、継承順で1702年にはロレーヌ公レオポールが継承した。レオポールはコメルシー領主権をシャルル・アンリ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモン(ロレーヌ公シャルル4世の庶子)へ授けた。彼は元からあった中世の城跡の上に、壮大なバロック建築のコメルシー城を建設した。

1722年、レオポール公は交換でバ城の城主権を手に入れた。しかし世継ぎが早世していたシャルル・アンリが1723年に死去したため、再びコメルシーは近親の相続者であるロレーヌ公が相続することになった。ロレーヌ公フランソワ3世(のちの神聖ローマ皇帝フランツ1世)がロレーヌ公国をフランスに譲渡した後、フランソワの母エリザベート・シャルロット・ドルレアンはコメルシーを自領として受け取り、コメルシー城を住居と定め半ば亡命状態で暮らした。1744年にエリザベートが死ぬと、ルイ15世の義父でフランソワ3世に代わってロレーヌ公・バル公になっていたスタニスワフ・レシチニスキが、新たに獲得したコメルシーを美化し、贅沢な庭園を創り上げた。

経済編集

1963年より第8砲兵連隊が駐屯しているため、経済効果が大きい。その他は製鋼、金属加工が行われる。コメルシー名物としてマドレーヌ菓子がある。

姉妹都市編集

参考文献編集

この参考文献は、フランス語版作成の際に参考とされたものであり、日本語版作成時には参考にしておりません。

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  • Jean-François Deblaye (abbé), Histoire des fiefs et principaux villages de la seigneurie de Commercy, C. Lacour, Nîmes, 2006, 16 p. 2-7504-1001-0 (critique du tome 1er de l'ouvrage de Charles-Emmanuel Dumont paru en 1843, fac simile de l'édition de Nancy, Imprimerie Vagner, 1857
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  • Jacques Guillaume et Francis Roussel, Commercy, Meuse, Ministère de la culture, Inventaire général des monuments et des richesses artistiques de la France, Région de Lorraine, Office central de la coopération à l'Ecole de la Meuse, Nancy ; Centre culturel des Prémontrés, Pont-à-Mousson, 1986, 63 p . 2-9501474-0-2
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