コンタクトスポーツ: Contact sport)とは、スポーツ全般において、競技者間の接触の度合いを段階付ける際に用いられる表現。

段階 編集

コンタクトスポーツは接触の度合いにより段階分けされる[1]。医療上、対象者の身体条件がそのコンタクトスポーツの段階に対応できるかの診断時にも用いられる[2]。コンタクトスポーツではプレー中に歯を傷めるケースが多く[1]、なかでもフルコンタクトの競技ではマウスガードの装着が義務付けられることが多い[1]

フルコンタクト 編集

力を抑制せず相手に直接接触する形式の競技[1]

例) ラグビー7人制ラグビーアメリカンフットボールオーストラリアンフットボールアイスホッケー(男子)、ラクロスレスリング水球ハンドボールムエタイプロテコンドーボクシングローラーダービー相撲柔道アーマードバトルフルコンタクト空手フロアボール

セミコンタクト 編集

力を抑制した上で、相手に直接接触する競技[1]

例) アマチュアムエタイカンフー剣道防具付き空手

リミテッドコンタクト 編集

相手選手と接触することもあるが、基本的には距離を置く競技[1]

例)接触行為は禁止されているが、不可抗力などで敵味方が接触する可能性がある競技。サッカーアイスホッケー(女子)、野球クリケットソフトボールバスケットボールホッケーアルティメットネットボールマス・ボクシングWKFルールの空手

ノンコンタクト 編集

相手選手と接触しない競技[1]

例)敵味方でコートやコースが分けられている競技(テニスバレーボール水泳など)、交互に競技するもの(ダーツのクリケット、カーリングチェスなど)、コンペティティブ・ペーシェンスとして一人やチーム単独で競技し、スコアで比較するもの(ゴルフボウリングダーツの01ゲーム、チアリーディング体操など)

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g Ltd, クインテッセンス出版株式会社 Quintessence Publishing Co. “Quint Dental Gate - キーワード「コンタクトスポーツ」”. Quint Dental Gate. 2021年7月15日閲覧。
  2. ^ Vincent Iannelli, M.D. (2006-08-19), Youth Sports Restrictions, About.com, http://pediatrics.about.com/od/exerciseandfitness/a/0806_restrictns.htm 2010年2月4日閲覧。 

関連項目 編集