サマートレック・ゴーキャットジム

サマートレック・ゴーキャットジムSamartlek Kokietgym1984年12月4日 - )は、タイプロボクサーバンコク出身。第13代・第15代・第17代・第19代PABAミニマム級王者。以前はサマートレック・チャイヨンジム(Samartlek Chaiyonggym)のリングネームでも活動していた。

サマートレック・ゴーキャットジム
基本情報
本名 Wittawas Basapean
通称 サマートレック・チャイヨンジム
階級 スーパーフライ級
身長 155cm
リーチ 162cm
国籍 タイ王国の旗 タイ
誕生日 (1984-12-04) 1984年12月4日(39歳)
出身地 バンコク
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 54
勝ち 36
KO勝ち 12
敗け 17
引き分け 1
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サマートレック・チャイヨンジム時代には2011年11月6日の知念勇樹戦で日本のリングに立った。2012年4月21日にはフィリピンランディ・ペタルコリンとPABAライトフライ級王座決定戦を行ったが、試合に敗れ王座獲得に失敗している[1]

2014年9月5日に行われた井上尚弥戦の際、サマートレック・ゴーキャットジムのリングネームで日本のリングに立ったことにより、多くの日本語の記事で「サマートレック・ゴーキャットジム」と表記されている。

来歴 編集

2010年9月24日、バンコクのサイアム・ソシエティ・ホテル&リゾートでクンポン・キェップラチャーとデビュー戦を行い、3回TKO勝ちを収めた。

2010年10月13日、サムットプラーカーン県バーンボー郡でインタノン・シッチャムアンと対戦し、プロ初黒星となる6回判定負けを喫した。

2010年12月17日、ラーチャブリー県でファーラン・サックリン・ジュニアと対戦し、4回判定勝ちを収め再起に成功した。

2010年12月28日、ウッタラディット県ラップレー郡でインタノン・シッチャムアンと対戦し、6回判定勝ちを収めた。

2011年1月24日、サムットソンクラーム県ムハンマド・ラクマンと対戦し、6回判定勝ちを収めた。

2011年3月26日、WBCインターナショナルミニマム級王者デンバー・クエリョと対戦し、9回1分12秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

2011年5月20日、この試合がデビュー戦となるサミンカオ・ソー・タンタワンと対戦し、4回1分5秒TKO勝ちを収め再起に成功した。

2011年11月6日、沖縄県浦添市浦添市民体育館で知念勇樹(琉球)と対戦し、8回0-3(73-79、2者が74-78)の判定負けを喫した。

2012年2月15日、バンコクでサムエル・テフアヨと対戦し、8回判定勝ちを収め再起に成功した。

2012年4月21日、ネスラ・サシプラパの王座返上に伴いPABAライトフライ級暫定王者ランディ・ペタルコリンとPABAライトフライ級王座決定戦を行い、12回0-3(2者が106-119、107-118)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[1]

2013年3月8日、ジョアン・ワヒュディとPABAミニマム級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(117-111、116-112、118-111)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年7月、クワンタイ・シッモーセンの王座返上に伴い空位となったPABAミニマム級正規王座に認定された。

2013年10月3日、サンディープとABCOミニマム級暫定王座決定戦を行い、8回KO勝ちを収め王座を獲得した。

2014年1月10日、ロネル・フェレラスの王座返上に伴い空位となったPABAミニマム級王座決定戦でジミー・マサンカイと対戦し、12回3-0(119-109、2者が118-108)の判定勝ちを収め王座返り咲きに成功した。

2014年9月5日、国立代々木第二体育館WBC世界ライトフライ級王者井上尚弥と対戦し、11回1分8秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[2]

2015年1月31日、パッタヤーのパタヤボクシングワールドでミニマム級契約6回戦を行い、6回判定勝ちを収め再起に成功した。

2015年3月29日、ジャック・アミサとミニマム級契約6回戦を行い、6回判定勝ちを収めた。

2015年10月9日、ラムパーン県メーモ郡のサイゴン・スタジアムでファンザー・ンダヒューとABCOミニマム級王座決定戦を行い、8回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2016年1月29日、ナコーンシータンマラート県のナムアン・シティ・ホール・グランドでヘンキー・バランサノとPABAミニマム級王座決定戦を行い、3回TKO勝ちを収め1年4ヶ月ぶりのPABA王座返り咲きに成功した。

2016年3月24日、ナーン県のコミュニティ・カレッジ・オブ・ナーンでヘリ・アモルと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めPABA王座の初防衛に成功した。

2016年4月21日、ブリーラム県プラコーンチャイ郡のワット・バーンヤンでボーイ・タントと対戦し、7回TKO勝ちを収めABCO王座の初防衛に成功した。

2016年7月1日、ステヴァヌス・ナナ・バウと対戦し、6回KO勝ちを収めPABA王座の2度目の防衛に成功した。

2016年9月22日、サムエル・テフアヨと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めPABA王座の3度目の防衛に成功した。

2016年11月24日、トミー・セランと対戦し、7回TKO勝ちを収めABCO王座の2度目の防衛に成功した[3]

2016年12月30日、有明コロシアムIBF世界ライトフライ級正規王者の八重樫東と対戦し、12回2分13秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[4][5]

2017年3月23日、サコンナコーン県でイチャル・トビダとPABAミニマム級王座決定戦を行い、12回判定勝ちを収めPABA王座へ返り咲くと共に再起した。

2019年6月11日、後楽園ホールで日本フライ級5位の望月直樹と対戦し、8回0-3(73-79×2、72-80)で判定負けを喫した[6]

獲得タイトル 編集

  • PABAミニマム級暫定王座(防衛0)
  • 第13代PABAミニマム級王座(防衛0)
  • ABCOミニマム級暫定王座
  • 第15代PABAミニマム級王座(防衛0)
  • ABCOミニマム級王座
  • 第17代PABAミニマム級王座(防衛3)
  • 第19代PABAミニマム級王座(防衛0)

脚注 編集

  1. ^ a b Randy Petalcorin Beats Samartlek Chaiyonggym To Retain Boxing Scene.com 2012年4月21日
  2. ^ 井上尚弥 11回TKOで初防衛も「情けない試合」 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年9月5日
  3. ^ Asian Fight Scene (asianfightscene) - Facebook
  4. ^ Yaegashi stops Samartlek in the final round to keep IBF 108lb belt Fightnews.com 2016年12月30日
  5. ^ 八重樫東がV2、ピンチなしで最終回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月30日
  6. ^ 高橋竜平が5回TKO勝ち 世界挑戦失敗から再起 Boxing News(ボクシングニュース)2019年6月11日

関連項目 編集

外部リンク 編集

暫定王座決定戦 対戦者
ジョアン・ワヒュディ
PABAミニマム級暫定王者
2013年3月8日 - 2013年7月
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
クワンタイ・シッモーセン
第13代PABAミニマム級王者

2013年7月 - 2013年9月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ロネル・フェレラス
空位
前タイトル保持者
ロネル・フェレラス
第15代PABAミニマム級王者

2014年1月10日 - 2014年9月5日(返上)

空位
次タイトル獲得者
ピグミー・ゴーキャットジム
空位
前タイトル保持者
ピグミー・ゴーキャットジム
第17代PABAミニマム級王者

2016年1月29日 - 2016年10月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ペッチマニー・ゴーキャットジム
空位
前タイトル保持者
ペッチマニー・ゴーキャットジム
第19代PABAミニマム級王者

2017年3月22日 - 現在

次王者
N/A