シベリアジャコウジカ

ジャコウジカ科の一種

シベリアジャコウジカ (Moschus moschiferus) は北東アジアの山林に生息するジャコウジカの一種。シベリアタイガで一般的だが、モンゴル内モンゴル満州朝鮮半島でも見られる。

シベリアジャコウジカ
シベリアジャコウジカ
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目 : 反芻亜目 Ruminantia
下目 : 真反芻下目 Pecora
: ジャコウジカ科 Moschidae
亜科 : ジャコウジカ亜科 Moschinae
: ジャコウジカ属 Moschus
: シベリアジャコウジカ M. moschiferus
学名
Moschus moschiferus
Linnaeus, 1758
和名
シベリアジャコウジカ[2]
英名
Siberian musk deer
分布域

体が小さいため、岩の多い地形においても小さな開口部を通って捕食者から身を隠すことができ、また、捕食者から逃れるため非常に速く走ることもできる。を持っているが、実際には草食動物であり、主な栄養源は地衣類である[3]

麝香腺目当ての密猟が深刻なため、個体数は減少し続けている。 個体数は今後3世代で少なくとも30%減少すると推測されている。しかし、各国の取り組みにより、個体数は回復し始めている[1]

脚注

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  1. ^ a b Nyambayar, B.; Mix, H.; Tsytsulina, K. (2015). Moschus moschiferus. IUCN Red List of Threatened Species 2015: e.T13897A61977573. doi:10.2305/IUCN.UK.2015-2.RLTS.T13897A61977573.en. https://www.iucnredlist.org/species/13897/61977573 12 November 2021閲覧。. 
  2. ^ 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1-53頁。
  3. ^ Fessenden, M. (2014年). “Fanged deer not extinct, still roaming the mountains of Afghanistan”. smithsonianmag.com. 2022年8月21日閲覧。