シモツケ亜科(シモツケあか、Spiraeoideae)はバラ科の亜科の1つ。ただし、現在の分類ではあまり使われない。

シモツケ亜科
シモツケ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : シモツケ亜科 Spiraeoideae
学名
Spiraeoideae Arn. (1832)

古典的なシモツケ亜科は、系統的には、リンゴ亜科 Maloideae(あるいはナシ亜科 Pyroideae)やサクラ亜科(モモ亜科 Amygdaloideae あるいはスモモ亜科 Prunoideae)を内包する側系統だった。そのため、それらは全て1亜科に統合された。その新しい亜科の名は当初シモツケ亜科とされた[1]が、Spiraeoideae Arn. (1832) より Amygdalaceae Marquis (1820) が先行していたことから、サクラ亜科(モモ亜科)Amygdaloideae が使われるようになった[2]

古典的なシモツケ亜科は、シモツケユキヤナギコデマリなどを含んでいた(シモツケソウはシモツケ亜科ではなくバラ亜科)。クロンキストなどによりシモツケ亜科に入れられていたキラヤ属は、現在は独立のキラヤ科マメ科に近い)とされている。

特徴

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すべて低木心皮は2ないし5個が離生し子房上位。果実は袋果または蒴果で種子を数個含む。

現在の連[1]に分けて記す。シモツケ亜科の古典的な連分類は細部が一定しなかったが、これと大きくは違わない。

※ は学説によってはシモツケ亜科から外されていた属。

ネイリア連

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ヤナギザクラ連の一部

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ホザキナナカマド連

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シモツケ連

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連未定(ナシ連に近縁)

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出典

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  1. ^ a b Potter, D.; Eriksson, T.; Evans, R.C.; Oh, S.H.; Smedmark, J.E.E.; Morgan, D.R.; Kerr, M.; Robertson, K.R.; Arsenault, M.P.; Dickinson, T.A.; Campbell, C.S. (2007), “Phylogeny and classification of Rosaceae”, Plant Systematics and Evolution 266 (1–2): 5–43, doi:10.1007/s00606-007-0539-9, http://biology.umaine.edu/Amelanchier/Rosaceae_2007.pdf 
  2. ^ McNeill, J.; Barrie, F.R.; Buck, W.R.; Demoulin, V.; Greuter, W.; Hawksworth, D.L.; Herendeen, P.S.; Knapp, S.; Marhold, K.; Prado, J.; Reine, W.F.P.h.V.; Smith, G.F.; Wiersema, J.H.; Turland, N.J. (2012). International Code of Nomenclature for algae, fungi, and plants (Melbourne Code) adopted by the Eighteenth International Botanical Congress Melbourne, Australia, July 2011. Regnum Vegetabile 154. A.R.G. Gantner Verlag KG. ISBN 978-3-87429-425-6. http://www.iapt-taxon.org/nomen/main.php?page=art19  Article 19.5, ex. 5