シロマダラDinodon orientale)は、爬虫綱有鱗目ナミヘビ科マダラヘビ属に分類されるヘビ。現在はマダラヘビ属はオオカミヘビ属Lycodon)であるとする説が有力であり、その場合、学名はLycodon orientalisとなる。

シロマダラ
シロマダラ
シロマダラ Dinodon orientale
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: ナミヘビ科 Colubridae
: マダラヘビ属 Dinodon
: シロマダラ D. orientale
学名
Dinodon orientale (Hilgendorf, 1880)
和名
シロマダラ
英名
Oriental odd-tooth snake

分布

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日本北海道本州四国九州伊豆大島奥尻島屋久島など[1]固有種[2]

形態

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全長30-70センチメートル[2]。胴体の斜めに列になった背面の鱗の数(体鱗列数)は17[2][3]。頭部の体色は黒褐色[1]。体色は淡褐色で、黒褐色の横縞が入る[1]

幼蛇は斑紋がより明瞭で、後頭部に明色部がある[1]

生態

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低山地の森林に生息する[2]。地表棲だが、物に登ることもある[1]夜行性[1][2]。無毒で、外敵に襲われると毒ヘビに擬態して威嚇するか、擬死行動を行う[1]

食性は動物食で、小型爬虫類を食べる[2][3]

繁殖形態は卵生。夏季に1回に1-9個の卵を産む[1]

夜行性かつ個体数が減っているため、目撃例は非常に少なく、一部地域では「幻のヘビ」と呼ばれることもある[4]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 池田純「シロマダラ」『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』千石正一監修 長坂拓也編、ピーシーズ、2002年、324頁。
  2. ^ a b c d e f 松井孝爾 「シロマダラ」『動物大百科12 両生・爬虫類』深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編、平凡社1986年、163頁。
  3. ^ a b 徳田龍弘『北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑』北海道新聞社、2011年3月31日。ISBN 978-4-89453-592-3 
  4. ^ マムシかと思ったら…ヒノキの皮の下から準絶滅危惧種「幻のヘビ」発見 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

関連項目

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