ジョラ号(ジョラごう、MV Le Joola)は、セネガル政府所有のフェリーRO-RO船)である。首都ダカールカザマンス地方のジガンショールの間の航路を結んでいたが、2002年9月26日ガンビア沖で沈没した。

ジガンショールに停泊するジョラ号(1991年)


フェリー編集

ジョラ号は1990年ドイツで建造され、セネガルの南部のカザマンス地方ジョラ族Joola)にちなんで命名された。全長79m、幅員12mで2つのエンジンを搭載し安全装置も装備されていた。事故後の情報によるとこの船は最大乗員800人で設計されており、事故時の乗員はその倍を超えていた。

大惨事編集

 
ジョラ号の経路と沈没地点

2002年9月26日、ジョラ号はセネガルのカザマンス地方にあるジガンショールから首都ダカールに向けて出航した。出航時、約2,000人の乗客が乗船していたと考えられるが、正確な数字は不明である。また、正確な出航時刻も不明のままである。

出航から数時間後の現地時間23時頃、ジョラ号はガンビア沖で嵐に巻き込まれ沈没した。乗客約2,000人のうち1,863人が死亡し、アフリカ史上最悪、歴史上でもドニャ・パス号江亜に次ぐ海難事故となった。死者の国籍は15カ国以上にのぼり、大部分はセネガル人であるが、隣国のギニア人、フランス人、ドイツ人、スイス人も含まれていた。

生存者は少なくとも64人ほどと見られており、救助隊が到着したのは事故の翌朝であったが、地元の漁師から救助された者も少なくなかったという。

参照編集

関連項目編集

脚注編集

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