ジョージ・オラー

アメリカの有機化学者

ジョージ・アンドリュー・オラー(George Andrew Olah, 1927年5月22日2017年3月8日)は、アメリカ有機化学者である。1994年、「カルボカチオン化学への貢献」の功績で、ノーベル化学賞を単独受賞した。

George Andrew Olah
ジョージ・オラー
生誕 Oláh György
(1927-05-22) 1927年5月22日
 ハンガリー ブダペスト
死没 2017年3月8日(2017-03-08)(89歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ロサンゼルス
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究分野  
研究機関 ケース・ウェスタン・リザーブ大学
南カリフォルニア大学
出身校 ブダペスト工科経済大学
主な業績 カルボカチオン
主な受賞歴 ノーベル化学賞(1994)
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:1994年
受賞部門:ノーベル化学賞
受賞理由:カルボカチオン化学への貢献

略歴

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1927年、ハンガリーブダペストに生まれる。出生時の名はオラー・ジェルジ (Oláh György)。ブダペスト工業大学に学ぶ。1956年のハンガリー動乱で家族とともにイギリス、さらにカナダへ逃亡。ダウケミカル社に8年間勤務し、ここでカルボカチオン化学の研究をスタートした。1965年にアカデミアに戻りケースウェスタンリザーブ大学へ、さらに1977年には南カリフォルニア大学へ移動し、同大学名誉教授、ローカー炭化水素研究所所長。1997年王立協会外国人会員選出。2017年、死去。死因は不明[1]

主な業績

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五フッ化アンチモンフルオロスルホン酸を組み合わせた「マジック酸」に代表される超強酸を開発した。これを利用して種々のカルボカチオンを発生させ、その性質や反応を解明した。そしてソウル・ウィンスタイン英語版が提唱した「非古典的カルボカチオン」の存在を証明することに成功した。また、この過程で数々の有用な合成手法を開発しており、独創的かつ膨大な研究は極めて高く評価されている。

その後は超強酸を用いる炭化水素からメタノールの生成、それを利用した燃料電池などの新エネルギー研究に取り組んだ。

受賞歴

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脚注

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  1. ^ G・オラー氏死去 ノーベル化学賞受賞者”. 産経ニュース (2017年3月10日). 2019年12月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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