スティーヴン・ハフStephen Hough, 1961年11月22日 - )は、イギリス出身オーストラリア在住のピアニスト作曲家作家2005年オーストラリア市民権を取得しており、現在は二重国籍の状態にある[1]

人物編集

ウィラル半島の畔の町ヘスウォールに生まれ、ホイレークに育つ。5歳からピアノを始め、ヘザー・スレイド=リプキンやゴードン・グリーン、デリック・ウィンダムに師事。1978年BBC新人演奏家コンクールの最終選考に残り、ピアノ部門の覇者となる。1982年テレンス・ジャッド賞を獲得。1983年ニューヨーク・ノームバーグ国際ピアノ・コンクールで優勝した。ジュリアード音楽院より修士号を取得している。

リサイタル室内楽で活躍する傍ら、シカゴ交響楽団ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団トロント交響楽団フィラデルフィア管弦楽団ロンドン交響楽団ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団ボストン交響楽団ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団イギリス室内管弦楽団バーミンガム市交響楽団ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団などと共演して協奏曲の独奏者も務めてきた。これまでに40点以上のCDを制作している。サン=サーンスとラフマニノフのピアノ協奏曲全曲の音源で知られている。

現在はロンドン王立音楽院のピアノ科と、マンチェスター王立ノーザン音楽大学ピアノ研究国際委員会の客演教授を務めている。2001年にマッカーサー奨学金を授与された。

19歳でローマ・カトリック改宗しており、著書の中で自分の信仰や音楽活動とのかかわりについて述べている。また同性愛者であることも公表している[2][3]。また、『祈りとしての聖書~レクチオ・ディヴィナへの手引き』[4]も上梓した。

近況編集

作曲家や編曲家としても活躍しており、スティーヴン・イッサーリスのために作曲された《チェロ協奏曲》は2007年3月に、同年夏にはウェストミンスター寺院ウェストミンスター大聖堂の聖歌隊によって《ミサ曲》が初演された[5]

2021年度ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの課題曲の委嘱を受けている。

脚注編集

外部リンク編集