スーザン・クーリッジ

アメリカの作家

スーザン・クーリッジ(Susan Coolidge, 1835年1月25日-1905年4月9日)は、アメリカ合衆国作家。本名はサラ・チョーンシー・ウールジー(Sarah Chauncy Woolsey)[1]

概略編集

アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド生まれ[1]。教養の深い裕福な家庭の6人兄妹の長女として育つ[2]。若い頃から物語や詩を好んで書いていた[2]。クリーブランドの私立学校、その後はニューハンプシャーの寄宿学校で学ぶ[1]南北戦争の間は看護婦として働き、父親の死後はヨーロッパで2年過ごしたのち帰国し、ロードアイランド州ニューポートに転居した[1]

1870年より本格的な作家活動をはじめ、1871年に最初の本『A New Year's Bargain』を出版[1]。1872年の第2作『What Katy Did』で名声を博し、その続編も書いた。ルイザ・メイ・オルコットと年が近く親しかった。生涯独身だった[3]

ケティ・シリーズ編集

ケティ・シリーズは全部で5冊あり、6人の兄妹たちが活躍する自伝的な作品となっている[1]。日本では『ケティ物語』のタイトルで第二次世界大戦前から親しまれてきた[4]

  • What Katy Did, 1872
  • What Katy Did at School, 1873
  • What Katy Did Next, 1886
  • Clover, 1888
  • In the High Valley, 1890

日本語訳編集

※再話を含む。

  • 『ケティー物語 : 家庭の巻』 松原至大編、富山房、1937年[5][注釈 1]
  • 『ケティー物語 学校の巻』 松原至大編、富山房、1937年[6]
  • 『ケティー物語 その後の巻』 松原至大編、富山房、1938年[7]
  • 『ケーティ : 一少女の家庭生活』 尾高京子訳、岩波書店、1938年[8]
  • 『ケティー物語 家庭の巻』 松原至大編、富山房、1949年[9]
  • 『ケティー物語 学校の巻』 松原至大訳、富山房、1949年[10]
  • 『ケティー物語 その後の巻』 松原至大訳、富山房、1949年[11]
  • 『ケーティ : 一少女の家庭生活』 尾高京子訳、三笠書房〈世界文学選書〉、1951年[12]
  • 『ケティー物語』 戸川エマ訳、松田文雄絵、主婦之友社〈少年少女名作家庭文庫〉、1951年[13]
  • 『少女ケティ物語』 カバヤ児童文化研究所 編、カバヤ児童文化研究所、1953年9月[14]
  • 『ケティー物語』 富沢有為男著、田村耕介絵、偕成社〈世界名作文庫〉、1953年[15]
  • 『ケーティ : 一少女の家庭生活』 尾高京子訳、三笠書房〈若草文庫〉、1953年[16]
  • 『ケティお嬢さん』 堀寿子編、渡辺郁子絵、黎明社〈世界名作物語〉、1954年[17]
  • 『ケティーお嬢さん』 山本藤枝著、日向房子絵. ポプラ社〈世界名作物語〉、1955年[18]
  • 『ケーティ』 尾高京子訳、三笠書房〈若草文庫 ポケットサイズ〉、1956年[19]
  • 『高校生ケーティ』 青木一夫訳、三笠書房〈若草文庫 ポケットサイズ〉、1956年[20]
  • 『高校生ケーティ』 中村能三訳、秋元書房、1956年[21]
  • 『少女ケティ』 沢田光子文、中条顕絵、日本書房〈学級文庫〉、1956年[22]
  • 『少女ケティー』 松原至大著、谷俊彦絵、講談社〈世界名作全集〉、1956年[23]
  • 『ケーティの青春』 青木一夫訳、三笠書房〈若草文庫〉、1958年[24]
  • 『ケティー物語』 三木澄子編著、いわさきちひろ絵、偕成社、1960年[25]
  • 『少女ケティ』 伊沢節子文、中条顕絵、日本書房〈学年別世界児童文学全集〉、1961年[26]
  • 『少女ケティ』 伊沢節子文、中条顕絵、日本書房〈学級文庫の二、三年文庫〉、1965年[27]
  • 『ケティーは何をしたか』 内田庶訳、武部本一郎絵、講談社〈講談社マスコット文庫〉、1967年[28]
  • 『ケティー物語』 富沢有為男文、田村耕介絵、偕成社〈少年少女世界の名作〉、1967年[29]
  • 『ケティー物語』 三木澄子編著、武部本一郎絵、偕成社〈少女名作シリーズ〉、1973年[30]
  • 『少年少女世界の名作 アメリカ編6 ケティ物語ほか』二反長半文、花村えい子絵、小学館〈少年少女世界の名作〉、1974年[31]
  • 『ケティ物語』 山主敏子作、新井苑子絵、集英社〈マーガレット文庫 世界の名作〉、1976年2月[32]
  • 『少女ケティ』 伊沢節子文、中条顕さしえ、日本書房〈小学文庫〉、1978年11月[33]
  • 『ケティ物語』 山下喬子訳・文、ぎょうせい〈少年少女世界名作全集〉、1983年1月[34]
  • 『ケティ物語』 岡本浜江訳、小学館〈フラワーブックス〉、1983年8月[35]
  • 『すてきなケティ』 山主敏子文、青山みるく絵、ポプラ社文庫、1986年11月[36]
  • 『すてきなケティの寮生活』 山主敏子文、ポプラ社文庫、1987年5月[37]
  • 『すてきなケティのすてきな旅行』 山主敏子文、ポプラ社文庫、1987年12月 [38]
  • 『すてきなケティのすてきな妹』 山主敏子文、ポプラ社文庫、1988年5月 [39]
  • 『ケティ物語』 山下喬子訳・文、ぎょうせい〈新装少年少女世界名作全集〉、1995年、ISBN 4-324-04340-X
  • 『あしながおじさん : 同時収録『ケティ物語』』 新星出版社編集部編、新星出版社〈トキメキ夢文庫〉、2016年9月、ISBN 978-4405072305

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 富山房より刊行の『ケティー物語』の絵は梁川剛一のものと松本かつぢのものがある。

出典編集

  1. ^ a b c d e f 本多英明、桂宥子、小峰和子編著『たのしく読める英米児童文学』ミネルヴァ書房、2000年、73頁
  2. ^ a b 『児童文学事典』電子版 - 日本児童文学学会、千葉大学アカデミック・リンク・センター(2022年6月20日閲覧)
  3. ^ 『ケティ物語』山主敏子の解説
  4. ^ 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ). “クーリッジ(Susan Coolidge)”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年6月20日閲覧。
  5. ^ https://id.ndl.go.jp/digimeta/1227666
  6. ^ https://id.ndl.go.jp/digimeta/1227675
  7. ^ https://id.ndl.go.jp/digimeta/1227684
  8. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000788416
  9. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000004269222
  10. ^ https://id.ndl.go.jp/digimeta/1339787
  11. ^ https://id.ndl.go.jp/digimeta/1339788
  12. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000875103
  13. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000823199
  14. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000008078756
  15. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000821317
  16. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000899571
  17. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000821659
  18. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000821626
  19. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000951644
  20. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000958210
  21. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000949418
  22. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000807261
  23. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000821824
  24. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000978592
  25. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000814559
  26. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000818824
  27. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000807439
  28. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000819487
  29. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000827515
  30. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000798470
  31. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000000801071
  32. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001318053
  33. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001391078
  34. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001604706
  35. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001626445
  36. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001828135
  37. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001855090
  38. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001890779
  39. ^ https://id.ndl.go.jp/bib/000001916512