スーパーSWIV』(スーパーエスダブリューアイブイ)は、1992年11月13日に日本でココナッツジャパンエンターテイメントから発売されたスーパーファミコン縦スクロールシューティングゲーム。北米では『Firepower 2000』というタイトルでサンソフトから発売され、欧州ではTime Warner Interactiveから発売された。

スーパーSWIV
ジャンル 縦スクロールシューティング
対応機種 スーパーファミコン (SFC)
開発元 Sales Curve Interactive
発売元 日本 ココナッツジャパン
アメリカ合衆国 サンソフト
ヨーロッパ Time Warner Interactive
デザイナー ネド・ラングマン
プログラマー ロナルド・ピケット・ウィーサリック
音楽 デヴィッド・ウィテカー英語版
シリーズ SWIVシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 8メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 199211131992年11月13日
アメリカ合衆国 1992111992年11月
ヨーロッパ 1993081993年8月
その他 型式:日本 SHVC-SQ
アメリカ合衆国 SNS-FW-USA
ヨーロッパ SNSP-WV-UKV
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パソコン用ソフト『SWIV』(1991年)の続編。自機のジープおよびヘリコプターを操作し、世界各国から収奪した兵器を使用して、地下帝国を倒して世界征服を阻止する事を目的としている。『SWIV』は『Special Weapons Interdiction Vehicle(=特殊兵器破壊車両)』の略。

開発はイギリスSales Curve Interactiveが行い、ゲーム・デザインは『SWIV』を手掛けたネド・ラングマン、プログラムは『SWIV』を手掛けたロナルド・ピケット・ウィーサリック、音楽はパソコン用ソフト『Rampage』(1987年)を手掛けたデヴィッド・ウィテカー英語版が担当している。

欧州では1994年に『Mega SWIV』のタイトルでメガドライブに移植された。

ゲーム内容

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システム

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パソコンなどでリリースされていた『SWIVシリーズ』のスーパーファミコン版。縦方向への強制スクロール。8方向移動、通常弾、弾数制限のある特殊弾と典型的なシューティングゲームである。プレイヤーは特性の違うジープ型、ヘリコプター型の2種類から自機を選ぶ。世界各国から入手した兵器で覇権を狙う地下帝国にSWIVを駆り戦いを挑む。全6ステージ。

自機の特性

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ジープ型
8方向に通常弾を撃てるが、地形(建造物や河川など)の影響を受ける。小さな障害物ならばジャンプで飛び越えることができる。また戦闘機など空中の敵とは接触しない。
ヘリコプター型
地形の影響を受けないが、上方向にしか通常弾を撃てない。地上の敵とは衝突しない。

2人同時プレイ時にはバギー2台、ヘリ2機といったような編成はできない。

アイテム

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黄色いコンテナを破壊すると出現するもの

通常弾(任意のボタンで切換可)

  • バレット 初期装備。
  • フレイム 火炎を放射する。威力は高いが射程が短い。
  • プラズマ 発射方向に扇状に広がる。威力は低め。
  • レーザー 敵を貫通する。威力は高め。
  • イオニック 敵に当たると跳ね返って方向にも攻撃できる。

特殊弾

  • Xミサイル
  • ホーミングミサイル
  • サークル
バリア設備を破壊すると出現するもの
  • バリア 敵の攻撃を防ぐ。バリア装備時に取ると画面上の敵を一掃する。
特定の敵を倒すと出現するもの
  • 星(☆) 得点ボーナス。ステージクリア時に獲得数に応じて得点が入る。

その他

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  • 最初のエクステンドは100,000点。コンテニュー無し。
  • ジープ型が画面の端と地形に挟まれてもミスにはならない。無敵状態で他地点に飛ばされる。

ステージ構成

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LEVEL 1
荒野~廃墟
ボスは巨大砲台。
LEVEL 2
森林地帯~クレーター地帯
敵大型戦車群を抜け、激戦の後と見られるクレーター地帯へ。
ボスは巨大砲台。
LEVEL 3
涸れた川~ダム
画面両端にはジープは登れないのでそれに対応した操作が必要。
ダムに差し掛かるとジープは戦闘ボートに乗り換える。
ボスは固定に設置された戦闘ユニット。
LEVEL 4
空港~空中~巨大ヘリ
途中、ジープ、ヘリともにジェット戦闘機への乗換えがある。ジェットの特性はヘリと同じため、ジープ型のプレイヤーは基本戦術の変更が必要となる。
後半はいわゆる巨大戦艦ステージ。
ボスは巨大ヘリの機種部分が分離した戦闘機。
LEVEL 5
火山
アイテム『イオニック』が初登場。
ボスは大型砲台。
LEVEL 6
要塞
非常に入り組んだ地形になっており、特にジープでの攻略は難しい。場所によっては自機が通るのがやっとという隘路もある。
ボスは要塞のセントラル・コア。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 Mega SWIV   1994111994年11月
メガドライブ Sales Curve Interactive Time Warner Interactive ロムカセット T-48366-50

スタッフ

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スーパーファミコン版
  • ゲーム・アーティスト:ネド・ラングマン
  • プログラマー:ロナルド・ピケット・ウィーサリック
  • プレセンテーション・アーティスト:ロバート・ウィテカー
  • 音楽、効果音:デヴィッド・ウィテカー英語版
  • メガドライブ版
  • プログラマー:ケン・マーフィット、チャーリー・ロブソン
  • アーティスト:ネド・ラングマン、ロバート・ウィテカー
  • プロデューサー:シーン・ケリー
  • サンクス:ゲーム・テスター、マシュー・サンサム、クリス・リップスコーン、ケヴィン・フィルソン、マイケル・ウォルストン、ロバート・ルータス

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー30/40点 (SFC)[2]
GameFan84.25% (SFC)[2]
Official Nintendo Magazine89% (SFC)[2]
ファミリーコンピュータMagazine19.50/30点[1]
(総合227位)
Mean Machines66% (MD)[3]

ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.50点(満30点)となっている[1]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で227位(323本中、1993年時点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.38 3.38 3.38 3.38 2.75 3.25 19.50

脚注

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  1. ^ a b c d 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店、1993年8月1日、51頁。 
  2. ^ a b c Firepower 2000 for SNES (1992)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年10月29日閲覧。
  3. ^ Firepower 2000 for Genesis (1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年10月29日閲覧。

外部リンク

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