タイワンシカクワガタ(学名 : Rhaetulus crenatus crenatus)は、コウチュウ目クワガタムシ科シカクワガタ属に属する昆虫である。スペキオススシカクワガタなどの多くの亜種を持つ。

タイワンシカクワガタ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : 多食亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: クワガタムシ科Lucanidae
亜科 : クワガタムシ亜科Lucaninae
: シカクワガタ属 Rhaetulus
: シカクワガタ Rhaetulus crenatus
亜種 : タイワンシカクワガタ R.c.crenatus
学名
Rhaetulus crenatus crenatus
和名
タイワンシカクワガタ

形態 編集

  • オス:25~57mm、メス:27~31mm
  • シカクワガタ属では中型で、鹿のような立派な大アゴを持つことで有名。「シカクワガタ」と言えば本種を指す。また、中国には一番近縁な亜種チュウゴクシカクワガタが生息し、形態は本種に似る。
  • 日本奄美大島徳之島に生息する、アマミシカクワガタにも似るが、アマミシカクワガタが艶消しに対し、本種は艶がある。
  • 本種は少々小型になっても鹿のような大アゴが目立つ。野外では40mm前後が普通だが、飼育下では60mmを超える個体が羽化している。

生態 編集

  • 寿命は1年前後で少々オスは気が荒いが、シカクワガタ属にしては温和な方である。
  • 休眠期間(羽化してから成熟するまで)は約3ヶ月と短いほうで、活動期間が5ヶ月前後。

分布 編集

参考文献 編集

脚注 編集