タニウツギ属
タニウツギ属(タニウツギぞく、学名:Weigela、和名漢字表記:谷空木属)はスイカズラ科の属の一つ。属名の Weigela は、ドイツの植物学者 Christian Ehrenfried Weigel (1748年 - 1831年)に因む。
タニウツギ属 | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Weigela Thunb. | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
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特徴
編集高さ1-5mになる落葉の低木-小高木で、枝の髄が太い。葉は単葉で柄をもって対生し、縁に鋸歯があり、托葉はない。枝の先端か短枝の葉腋に散房花序をつけ、ふつう2-3の花をつける。萼片は5個あり、基部まで5裂するか下部で合着する。花冠は長さ2-4cmの漏斗状で、先端は5裂し、裂片は幅広く、やや唇形またはほぼ放射相称になる。色は黄色、白色、淡紅色-濃紅色などがあり、白から紅色に変化する種もある。雄蕊は5個ある。
東アジアの特産で約12種あり、日本では次の9種が知られる。観賞用として、公園や庭などに広く栽培されている。
日本の種
編集- ウコンウツギ Weigela middendorffiana (Carrière) K.Koch (シノニム:Macrodiervilla middendorffiana (Carrière) Nakai:ウコンウツギ属)
- キバナウツギ Weigela maximowiczii (S.Moore) Rehder
- オオベニウツギ Weigela florida (Bunge) A.DC.
- ヤブウツギ Weigela floribunda (Siebold et Zucc.) K.Koch
- フジサンシキウツギ Weigela x fujisanensis (Makino) Nakai
- ケウツギ Weigela sanguinea (Nakai) Nakai
- ツクシヤブウツギ Weigela japonica Thunb.
- ハコネウツギ Weigela coraeensis Thunb.
- ニオイウツギ Weigela coraeensis Thunb. var. fragrans (Ohwi) H.Hara
- タニウツギ Weigela hortensis (Siebold et Zucc.) K.Koch
- シロバナウツギ Weigela hortensis (Siebold et Zucc.) K.Koch f. albiflora (Siebold et Zucc.) Rehder
- ニシキウツギ Weigela decora (Nakai) Nakai
- アマギベニウツギ Weigela decora (Nakai) Nakai var. amagiensis (Nakai) H.Hara
ギャラリー
編集-
フジサンシキウツギ
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シロバナウツギ
参考文献
編集- 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅱ』(1989年)平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)