デオンテイ・ワイルダー 対 ロバート・ヘレニウス戦

デオンテイ・ワイルダー 対 ロバート・ヘレニウス戦(デオンテイ・ワイルダー たい ルイス・ロバート・ヘレニウス、別名Heavyweight Showdown)は、2022年10月15日、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークバークレイズ・センターで開催されたプロボクシングの試合。元WBC世界ヘビー級王者でWBC世界ヘビー級1位のワイルダーと元WBA世界ヘビー級ゴールド王者でWBC世界ヘビー級4位のヘレニウスがWBC世界ヘビー級挑戦者決定戦としてタイソン・フューリーへの挑戦権を懸けた一戦。試合はFOXペイ・パー・ビューで放送、今回の放送を最後にFOXとプレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)との2019年からの4年契約が満了となりFOXがPBC興行として最後の放送となった[1]。日本の動画配信サービスで、2022年9月21日にアメリカのCSI SPORTSと同社が運営する格闘技専門チャンネルFIGHT SPORTSの日本における独占配信契約を締結したU-NEXTでも日本語実況付きの番組『世界プロボクシング』の一回目として配信された。

Heavyweight Showdown
デオンティ・ワイルダー 対 ロバート・ヘレニウス戦
開催日 2022年10月15日
認定王座 WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦
開催地 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
会場 バークレイズ・センター
リングアナ ジミー・レノン・ジュニア
放送局 FOX
実況・解説 ブライアン・ケニー(進行役)
ガス・ジョンソン(実況)
ジョー・グーセン(解説)
レノックス・ルイス(解説)
ヘイディー・アンドロル(インタビュアー)
主催 トム・ブラウン(TGBプロモーションズ)
デオンテイ・ワイルダー(ブロンズ・ボンバー・プロモーションズ)

デオンテイ・ワイルダー 対 ロバート・ヘレニウス
The Bronze Bomber(銅の爆撃機) The Nordic Nightmare(北欧の悪夢)
比較データ
36歳 年齢 38歳
アラバマ州タスカルーサ 出身地 ストックホルム
44戦 41勝 (40KO) 2敗 1分 戦績 34戦 31勝 (20KO) 3敗
201cm 身長 200cm
214 lb (97 kg) 体重 253 lb (115 kg)
211cm リーチ 201cm
オーソドックス 特徴 サウスポー
マリク・スコット 指導者 ヨハン・リンドストロム
WBC世界ヘビー級王者、WBC世界ヘビー級1位 評価 WBA世界ヘビー級ゴールド王者、WBC世界ヘビー級4位

結果 ワイルダーの1回2分57秒KO勝ち
主審 マイケル・グリフィン
副審 トム・カルスーン
エリック・マリンスキー
ジョセフ・パスクァレ

試合成立まで 編集

ワイルダーのこれまでの流れは「デオンテイ・ワイルダー 対 ルイス・オルティス第2戦」「デオンテイ・ワイルダー 対 ルイス・オルティス戦英語版」「デオンテイ・ワイルダー 対 タイソン・フューリー第1戦英語版」「デオンテイ・ワイルダー 対 タイソン・フューリー第2戦英語版」「タイソン・フューリー 対 デオンテイ・ワイルダー第3戦英語版」を参照。

2021年10月9日、ワイルダーが約1年7カ月ぶりの試合をラスベガスのT-モバイル・アリーナにてWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリーとダイレクトリマッチで第3戦目を行い、11回1分10秒KO負けをした。ワイルダーはこの試合の6回ぐらいに右手を骨折して手術を受けた[2]

2019年7月21日、ミネソタ州ミネアポリスのミネアポリス・アーモリーでヘレニウスがジェラルド・ワシントンと対戦し、8回2分32秒KO負けを喫した[3]

2020年3月7日、バークレイズ・センターでヘレニウスがアダム・コウナッキとWBA世界ヘビー級ゴールド王座決定戦及びWBA世界ヘビー級挑戦者決定戦を行い、4回1分8秒TKO勝ちを収めマヌエル・チャーもしくはアンソニー・ジョシュアへの挑戦権及びゴールド王座を獲得した[4]

2021年10月9日、T-モバイル・アリーナでのフューリー 対 ワイルダー第3戦の前座でヘレニウスがアダム・コウナッキとダイレクトリマッチで対戦し、6回2分38秒コウナッキのローブローによる失格勝ちを収めたが[5]、興行終了後にコウナッキの負傷によるTKO勝ちに変更された[6]

2022年8月17日、ワイルダーとヘレニウスによるWBC世界ヘビー級挑戦者決定戦での対決を正式に発表した[7]

試合 編集

2022年10月15日、ワイルダーとヘレニウスによるWBC世界ヘビー級挑戦者決定戦が行われ、距離を詰めて攻めるヘレニウスにワイルダーが右フックを放つとヘレニウスがダウンしそのまま失神、ワイルダーが初回2分57秒KO勝ちを収めフューリー第4戦への挑戦権を獲得した[8]

尚FOXのペイ・パービュー放送前に行われたFOX Sports 1の放送ではヴィト・ミエルニキ・ジュニア 対 リムバース・ポンセによるWBAが新たに設立したWBAアメリカ大陸スーパーウェルター級初代王座決定戦をメインにした放送(他にマイケル・リベラ 対 ジェリー・ペレスとグルゲン・ホブハニスヤン 対 マイケル・コフィーも放送した)が行われFOXより一足先にスタート当初の毎週火曜時代から続く7年に及んだ放送に幕を下ろした[1]

脚注 編集

外部リンク 編集