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概要編集

同世代の俳優でありながら、ゴダールは本作で初めてアラン・ドロンを主演に起用、ドロンを「生まれながらに固有の悲劇を抱え持っている人物」と評した[1]。ロケーション撮影は、スイス・レマン湖で行われた。

1990年、第43回カンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートされ、コンペティションに正式出品された。同年、ヨーロッパ映画賞の音楽賞部門に選曲者のゴダールがノミネートされた。翌1991年のセザール賞の最優秀録音賞にフランソワ・ミュジーピエール=アラン・ベスアンリ・モレルがノミネートされた。

ストーリー編集

「彼女」ことエレナ・トルラート=ファヴリーニ(ドミツィアーナ・ジョルダーノ)は、大財閥の当主である。ある日エレナは、交通事故に遭った男、「彼」ことロジェ・レノックス(アラン・ドロン)を救う。放浪者であったロジェはエレナの屋敷に住み着き、行動をともにし始めた。エレナとロジェが、湖にボートを漕ぎ出したとき、ロジェはボートから落ちてしまう。エレナは、ロジェに手を差し伸べなかった。ロジェは湖中に消えた。

ちょうど1年後の春、エレナの前にロジェとそっくり似た男・リシャール(ドロン、二役)が現れる。リシャールは、ロジェとまったく違うのは活動的な人間だということで、エレナはリシャールに惹かれた。リシャールはエレナの経営する会社の実権を握る。

エレナとリシャールは、ロジェと行った同じ湖に、同じようにボートを漕ぎ出した。そこでリシャールはエレナを突き飛ばす。エレナは溺れかけるが、リシャールは腕を伸ばしてエレナの手をつかみ、エレナを救い出すのだった。

スタッフ編集

キャスト編集

関連事項編集

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  1. ^ allcinemaサイト内の「ヌーヴェルヴァーグ」の記述を参照。

外部リンク編集