ネジリンボウ(学名:Stonogobiops xanthorhinicus)は、スズキ目ハゼ科に分類されるハゼの一種。

ネジリンボウ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ハゼ亜目 Gobioidei
: ハゼ科 Gobiidae
亜科 : ハゼ亜科 Gobiinae
: ネジリンボウ属 Stonogobiops
: ネジリンボウ S. xanthorhinicus
学名
Stonogobiops xanthorhinicus
Hoese and Randall, 1982
英名
Yellownose prawn‐goby
Yellow-snout Shrimp-goby

分布

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インドネシアオーストラリア北東岸にかけての西太平洋に分布する[2]。日本では千葉県以南の太平洋岸、琉球諸島でみられる[3]

形態

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体長4.5 - 6 cm[4]。体色は白色から淡黄色で、体側に黒色の斜横帯がある[5]。第1背鰭は6棘、第2背鰭は1棘12軟条、臀鰭は1棘10軟条[2]。背鰭棘は近縁種ほど伸長しない。第1背鰭は黒く、条は白い。第2背鰭には黄色い模様が入る[4]。頭部は橙色で、目と口が大きい[4]

生態

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海底の砂地に生息し、プランクトンを捕食する[4]。単独またはペアで生活し、主にニシキテッポウエビと共生する[5]

出典

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  1. ^ IUCN Red List of Threatened Species. Version 2020.8. Stonogobiops xanthorhinicus (Yellow-snout Shrimp-goby)” (英語). IUCN. 2022年11月22日閲覧。
  2. ^ a b 『新訂 原色魚類大圖鑑 圖鑑編』p.856
  3. ^ 『新版 日本のハゼ』p.311
  4. ^ a b c d Fishbase Stonogobiops xanthorhinicus”. Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. 2022年11月22日閲覧。
  5. ^ a b 『小学館の図鑑Z 日本魚類館』p.410

 

参考文献

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  • 多紀保彦・河野博・坂本一男・細谷和海『新訂 原色魚類大圖鑑 圖鑑編』北隆館、2005年12月15日。ISBN 4-8326-0820-7 
  • 瀬能宏・矢野維幾・鈴木寿之・渋川浩一『新版 日本のハゼ』平凡社 ISBN 978-4-582-54261-5
  • 中坊徹次『小学館の図鑑Z 日本魚類館』小学館 ISBN 978-4-09-208311-0

関連項目

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