ネッツエスアイ東洋株式会社Toyo Networks & System Integration Co.,Ltd.)は、かつて存在したNECグループの企業。神奈川県川崎市に本社を置いていた。旧商号は、東洋ネットワークシステムズ株式会社

ネッツエスアイ東洋株式会社
Toyo Networks & System Integration Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 TNSi
本社所在地 日本の旗 日本
213-8545
神奈川県川崎市高津区坂戸 かながわサイエンスパークR&Dビジネスパークビル
設立 2005年5月2日
事業内容 各種装置、システムの開発販売
代表者 代表取締役執行役員社長 山内俊史
資本金 400百万円(2011年6月1日現在)
従業員数 238人(2014年3月31日現在)
主要株主 NECネッツエスアイ 100%
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自動券売機・貨幣処理ユニット・各種ソリューションシステムの開発、販売を行うマネーハンドリング事業と、ネットワーク技術・光通信技術・センサ技術・ソフトウェア技術・LSI設計技術を融合した通信インフラ装置の開発、販売を行うネットワークシステム事業の、2つの事業を柱としていた。

主な事業分野 編集

マネーハンドリング事業

  • 貨幣関連機器
  • 自動券売機
  • 窓口発券機
  • カード自動販売機
  • 自動入金機
  • 証明書自動交付機
  • 施設予約端末
  • 情報端末
  • 各種マネー対応機
  • 入退場管理システム
  • 食堂管理システム
  • 自動車教習所システム
  • ソリューションビジネス

ネットワークシステム事業

  • PLC
  • CWDM装置
  • TDM装置
  • クロック分配装置
  • FTTHノード
  • 絶縁監視システム
  • 標準時刻信号発生装置

沿革 編集

東洋通信機時代 編集

現法人時代 編集

営業拠点 編集

不祥事 編集

2014年1月、当社の元経理部社員が約15億円を着服したと、親会社であるNECネッツエスアイが発表した[1]。発表によると、2005年から小切手の二重振り出し・不正裏書き等により着服した上、銀行残高証明書を偽造するなどの行為により発覚を防いでいたが、売掛金についての調査から明るみに出たという[1]。当社は2014年2月に過去に遡って決算を修正し(被害総額は最終的に15億6千万円と算定された)、この社員を懲戒解雇した上で神奈川県警察に刑事告訴。元社員は業務上横領の容疑で2014年10月に逮捕された[2]。逮捕容疑となった横領額は2億7千万円だが、横領額自体は約18億円にのぼるとみられており、NECネッツエスアイは事件の報告書の中で内部統制の不備を指摘した[2]

関連会社 編集

脚注 編集