ハンス・クロース

ドイツの地質学者

ハンス・クロースHans Cloos, 1885年11月8日 - 1951年9月26日)は、ドイツ構造地質学者である。花崗岩テクトニクスなど岩石の変形の研究のパイオニアで、模型を使った実験地層褶曲大陸の生成の機構を研究した。マクデブルクで生まれた。ボンにて没。

Hans Cloos
ハンス・クロース
生誕 (1885-11-08) 1885年11月8日
ドイツの旗 ドイツ帝国 マクデブルク
死没 (1951-09-26) 1951年9月26日(65歳没)
西ドイツの旗 西ドイツ ボン
研究分野 構造地質学
研究機関 ブレスラウ大学ボン大学
出身校 アーヘン工科大学、ボン大学、イェーナ大学フライブルク大学
主な受賞歴 ペンローズ・メダル1948年)、レオポルト・フォン・ブーフ・メダル(1948年)
プロジェクト:人物伝
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ボン郊外の山・ドラッヘンフェルスドイツ語版にあるクロースの記念碑

経歴・業績 編集

当初アーヘン工科大学建築学を志したが、すぐ自然科学に転じ、ボン大学イェーナ大学と移り、1910年フライブルク大学博士号を所得した。第一次世界大戦が始まるまで、ドイツ領南西アフリカインドネシアで研究し、戦後はプルトン(地下で凝固した溶岩の塊)とその内部構造の研究を始めた。1919年ブレスラウ大学教授となり、弟のエルンスト・クロースとともに働いた。1926年にボン大学の教授となり、スカンジナビアイギリス北アメリカの調査旅行を行った。

受賞歴 編集

ハンス・クロースにちなむ賞 編集

ハンス・クロース・メダル (Hans-Cloos Medal)
国際応用地質学会が、応用地質学の分野の優れた論文や活動に授与する。
ハンス・クロース賞(Hans-Cloos-Preis[1]
ドイツ地質学協会ドイツ語版が、35歳以下の若手研究者に授与する。2000年に設けた。

脚注 編集

  1. ^ Geologische Vereinigung e. V.. “Hans-Cloos-Preis” (英語). 2013年1月19日閲覧。

関連項目 編集