バシネット
バシネット(英語:bassinet、bassinette)、新生児用かご型ベッドとは、生後4か月ぐらいまでの乳児用ベッドである。日本語圏では、「バシネット」と言えば一義的に航空機に備えつけられた乳児用ベッドをいう。

1465年ごろの乳児用ベッドとがらがらを再現した物
元来の意味編集
生後4か月ぐらいまでの乳児用ベッドの事で、揺れる機構が付いた「揺り籠(cradle)」と異なり、まれにキャスターが付いた揺れる機構の無い物をいう[1]。また持ち手がついた物などは、Moses basketsやcarry cotsと呼ぶ。4か月後には、自分で寝返りを行うようになるためベビーベッド(アメリカ英語: crib 英語:cot)に移し替えることがある。
主な航空会社の使用基準編集
機内の壁(多くの場合、大きなテレビやスクリーンがある)に取り付ける形で使用される。 使用できる乳児は航空会社によって制限が異なっており、おおむね、体重10キロ未満となっている。使用する場合は、事前の予約が必要である。
離着陸時や乱気流など、機長判断でシートベルト着用のサインが出た場合は使用できない。
日本航空編集
体重10.5キロ未満。(バシネットサイズは77×32.5×15)
全日空編集
体重10キロ未満。(バシネットサイズは85×45×33cm)
ノースウエスト航空編集
体重9キロ未満、身長66cm以内。
ユナイテッド航空編集
体重11.25キロ未満。
出典編集
- ^ Injury Prevention for Children and Adolescents: Research, Practice, and Advocacy, Karen DeSafey Lille, Ed. 2006. p.71.
- ^ SIDS & Kids Statement on the use of second hand mattresses