ルポイタリア語: Lupo, F 564)は、イタリア海軍ルポ級フリゲート1番艦。艦名はおおかみ座に由来する。

ルポ
ペルー海軍FM-56 パラシオス」 (2007年6月)
基本情報
建造所 リウーニティ造船
リヴァ・トリゴソ造船所
運用者  イタリア海軍
 ペルー海軍
艦種 フリゲート
級名 ルポ級フリゲート
モットー イタリアFulmineo sulla preda
ペルーDecisivo y tenaz
艦歴
起工 1974年10月11日
進水 1976年7月29日
就役 1977年9月20日
その後 2003年に売却
2004年11月3日(再就役)
要目
排水量 基準 2,208t
満載 2,525t
全長 113.2m
最大幅 11.3m
吃水 3.7m
機関 CODOG方式、2軸推進
GE=フィアット LM2500 × 2基(50,000HP
GMT BL-230-20Mディーゼルエンジン × 2基(7,800HP)
速力 最大速 35ノット
乗員 185名
兵装 54口径127mm単装砲 1基
CIWS 40mm2連装砲 × 2基
シースパロー短SAM8連装発射機 × 1基
テセオSSM単装発射筒 × 8基
A-244魚雷3連装発射管 × 2基
搭載機 AB-212 ASW × 1機
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艦歴 編集

「ルポ」は、リウーニティ造船リヴァ・トリゴソ造船所で建造され1974年10月11日に起工、1976年7月29日に進水、1977年9月20日に就役する。

ルポは「D550 アルディート」と共に1979年7月18日から1980年2月4日まで世界一周航海を行い33の港に寄港した。

2003年ペルー海軍に売却される。

FM-56 パラシオス 編集

パラシオススペイン語: BAP Palacios, FM-56)。ペルー海軍ではカルバハル級フリゲートに分類され、6番艦となっている。艦名は19世紀の太平洋戦争において活躍したエンリケ・シィスト・パラシオス・メンディブルes:Enrique Sixto Palacios Mendiburu)に由来する。

尚、この艦名はイギリス海軍から譲り受けたデアリング級駆逐艦7番艦「ダイアナ」から改名した「BAP パラシオス」に次いで2隻目。

ペルー海軍1970年代から1980年代にかけて旧式化していた艦艇の更新を目的としたカスティーリャ計画(Proyecto Castilla)を進めていた。この動向に対してイタリア海軍は同型艦を売却した実績から中古艦の売却交渉がすすめられていた。2003年に「オルサ」と同様に売却され、引渡しに備えての諸作業が進められる。2004年11月3日フィンカンティエリの造船所においてペルー海軍に引き渡され「パラシオス」と命名される。

脚注 編集

外部リンク 編集

関連項目 編集