13号線(13ごうせん、フランス語: Ligne 13)は、パリ交通公団(RATP)の運営するフランスの首都パリを含むイル=ド=フランス地域圏メトロ地下鉄)路線の一つ。パリ郊外北西部アニエール=シュル=セーヌジュヌヴィリエの境界のアニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅、およびパリ郊外北部サン=ドニサン=ドニ=ユニヴェルシテ駅と、パリ郊外南部シャティヨンモンルージュの境界のシャティヨン=モンルージュ駅までを南北に結ぶ。1911年に開業。

13号線
シンボルマーク
マラコフ=リュ・エティエンヌ・ドレ駅に停車中の13号線(2019年)
マラコフ=リュ・エティエンヌ・ドレ駅に停車中の13号線(2019年)
基本情報
フランスの旗 フランス
所在地 パリイル=ド=フランス地域圏
種類 地下鉄
路線網 パリ・メトロ
起点 アニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅
サン=ドニ=ユニヴェルシテ駅
終点 シャティヨン=モンルージュ駅
駅数 32駅
開業 1911年2月26日 (114年前) (1911-02-26)
全通 2008年6月14日
運営者 パリ交通公団(RATP)
使用車両 MF 77フランス語版
路線諸元
路線距離 24.4km
軌間 1435mm
線路数 複線 (右側通行)
電化方式 直流750V 第三軌条方式
駅間平均長 776m
13号線の路線図
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概要

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パリメトロ13号線は、パリメトロ地下鉄)路線のひとつで、パリ北西のアニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅と北方のサン=ドニ=ユニヴェルシテ駅を起点に南に伸びる2つの分岐線が合流し、中心街を南に進み、市外に出て、シャティヨン=モンルージュ駅に至る。路線の長さは22.5キロメートルに達し、パリのメトロでは最も長い。

 
13号線の路線図

沿線概況

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パリメトロ13号線は、パリの北西方向と北方向から南に伸びる2つの分岐線が合流し、中心街を南に進み、市外に出て、シャティヨン=モンルージュ駅に至る。

北西方向からの分岐線の北端はアニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅で、パリ市外に位置している。路線は、ここから南東方向に進んで市内に入り、ラ・フルシュ駅で北方向からの分岐線と合流する。北方向からの分岐線の北端はサン=ドニ=ユニヴェルシテ駅で、市外に位置している。路線は、ここから南西方向に進んで市内に入り、ラ・フルシュ駅で北西方向からの分岐線と合流する。

合流後、ラ・フルシュ駅から南に進み、サン・ラザール駅シャンゼリゼ=クレマンソー駅アンヴァリッド駅モンパルナス=ビヤンヴニュ駅などパリの中央付近を縦断、ゲテ駅を過ぎる付近から南西に進んで市外に出て、終点のシャティヨン=モンルージュ駅に至る。

歴史

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パリ北南電気鉄道(北南線)によって、1911年2月26日にサン・ラザール駅ポルト・ド・サントゥアン駅が開業。以降、延伸工事が繰り返され、1976年6月20日までにはシャンゼリゼ=クレマンソー駅バジリク・ド・サン=ドニ駅間とラ・フルシュ駅ポルト・ド・クリシー駅間の分岐線が開通した。

 
14号線(現13号線の一部)開通を知らせるポスター(1936年)

これとは別に1937年1月12日にモンパルナス=ビヤンヴニュ駅ポルト・ド・ヴァンヴ駅間に14号線が開通し、7月にはアンヴァリッド駅まで延伸したものの長らくそのままとなっていた。その後、RERの建設に伴う利便性の向上を図るため、13号線と14号線の連結工事が始まり、1976年11月9日にシャンゼリゼ=クレマンソー駅アンヴァリッド駅が開通。両者は一本のレールで結ばれ、14号線は13号線に統合された。2008年6月14日、現在の形となった。

駅一覧

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路線は、パリのやや北西方向からの分岐線と、パリの北方向からの分岐線がラ・フルシュ駅で合流し、シャティヨン=モンルージュ駅に至る。

北西方向からの分岐線

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北方向からの分岐線

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分岐線の合流点からシャティヨン=モンルージュ駅まで

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デュロック駅 (2008年5月)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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