ヒンディー・ダンス・ミュージック

ヒンディー・ダンス・ミュージック(Hindi dance music)は、インドヒンディー語映画で主に用いられる歌曲であり、南アフリカ共和国イギリスアメリカ合衆国インド系移民と在外インド人を中心に高い人気を誇り、現在では世界中でファンを獲得するジャンルに成長した[1]

ブリストルのイベントでボリウッド・ダンスを披露するダンサー

認知度 編集

ヒンディー・ダンス・ミュージックはボリウッドの音楽英語版の一部を形成しており、2000年代初頭に「Mundian To Bach Ke」が世界的にヒットしたことで「Kajra Re」のように世界的なミュージック・チャートやダンスソングの要素を取り入れた幅広いジャンルの曲が流行するようになった[2]。『スラムドッグ$ミリオネア』の「ジャイ・ホー英語版」がアカデミー歌曲賞を受賞したことで、ヒンディー・ダンス・ミュージックは世界的に認知されるようになった。2010年代に入りエレクトロニック・ダンス・ミュージックのファンが増加したことで、ヒンディー・ダンス・ミュージックはその音楽スタイルを取り入れ始め、「ベイビー・ドール英語版」のような歌曲が製作されるようになった。

ボリウッド・ダンス 編集

フィルミ英語版のダンス・ミュージックはインドの伝統的な音楽ダンス英語版中東の技法が融合して誕生した。古いヒンディー語映画のダンスは大衆の踊りを取り入れていたが、そのダンスにはオリジナルの振り付けが含まれていた。ボリウッド・ダンスはユニークでエネルギッシュなダンスへと進化した。このダンスは集団で踊る形式であり、エクササイズ・ミュージックとして使用されることが多い[3]。ボリウッド・ダンスの振り付けは主に民俗舞踊や古典舞踊英語版ディスコや古いヒンディー語映画のフィルミ・ダンスからインスピレーションを得ている。

主な振付師 編集

出典 編集

参考文献 編集

  • Echoes from Dharamsala: Music in the Life of a Tibetan Refugee Community by Keila Diehl
  • Music of Hindu Trinidad: Songs from the India Diaspora by Helen Myers
  • Cassette Culture: Popular Music and Technology in North India by Peter Manuel
  • World Music Volume 2: Latin and North America, Caribbean, India, Asia and Pacific by Simon Broughton, Mark Ellingham