ピオレ姫路
JR西日本の商業施設
ピオレ姫路(ピオレひめじ、piole HIMEJI)は、兵庫県姫路市の姫路駅(JR西日本)にある駅ビルと高架下施設。駅ビル本館、高架下施設のヤング館(現:ピオレ2)、ごちそう館、おみやげ館から構成され、総店舗数は202店。合計店舗面積は約2万3千平方メートルである。
ピオレ姫路 piole HIMEJI | |
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ピオレ姫路(本館) | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒670-0927 兵庫県姫路市駅前町188-1 |
座標 | 北緯34度49分38.6秒 東経134度41分27.1秒 / 北緯34.827389度 東経134.690861度座標: 北緯34度49分38.6秒 東経134度41分27.1秒 / 北緯34.827389度 東経134.690861度 |
開業日 | 2013年(平成25年)4月30日 |
建物名称 | ピオレ姫路 |
施設管理者 | JR西日本アーバン開発株式会社 |
設計者 | 本館:ジェイアール西日本コンサルタンツ、竹中工務店 |
施工者 | 本館:竹中工務店 |
延床面積 | 本館:約3万1,000 m2 |
商業施設面積 | 全体:約2万3,000 m2 |
中核店舗 |
東急ハンズ ユニクロ ジュンク堂書店 |
店舗数 | 全202店舗 |
駐車台数 | 596台 |
駐輪台数 | 83台 |
前身 | 姫路駅ビル「フェスタ」 |
最寄駅 | JR姫路駅 |
外部リンク | ピオレ姫路 |
概要
編集- 本館 - 地上6階(34m)・地下1階、延床面積は約3万1,000平方メートル、店舗面積は約1万3,000平方メートル、119店舗。
- 姫路駅周辺の再開発事業で、旧駅ビルのフェスタ(FESTA)を解体・移転させ、そこから南に約50メートルの場所に建てられた駅ビル。開業時点では東急ハンズなど119店舗が入っている。その内、約7割の87店舗は姫路初出店になっている(関西初・兵庫初含む)[2]。通路などにはデジタルサイネージ(電子案内板)が設置されている。
- 地上1階北側の一部は開放通路で駅北広場やみゆき通りに接続し、地下北側からはグランフェスタとサンクンガーデンに接続している。
- 名称は、「人々(people)と駅(eki)とを結ぶ橋渡し役として、感動(impression)・独創性(originality)・ライフスタイル(life-style)を提案し続けるショッピングセンターを目指す」ことを意味し、それぞれの頭文字「p e i o l」を組み合わせた造語。計画段階では「JR姫路駅NKビル」としていた。
- 外観は姫路城をイメージした白色で北側の壁面にはLED照明が設置され夜間などに点灯される(後述)[3]。北西角部分はガラス張りで大手前通りや姫路城が眺望できる。南側の壁面には太陽光発電パネルを98枚設置している。発電出力は約19kWで主として照明に利用する。屋上に設置されたの集光装置は光ファイバーケーブルを通じて階下の照明に太陽光を供給している。
- 高架下施設は、プリエ、プリエごちそう館・おみやげ館だったものを、本館オープンに合わせ改称した。
- ピオレ2 - 延床面積は約1万2,000平方メートル、店舗面積は約6,000平方メートル、50店舗。
- ごちそう館 - 延床面積は約4,000平方メートル、店舗面積は約2,500平方メートル、14店舗。
- おみやげ館 - 延床面積は約2,200平方メートル、店舗面積は約1,250平方メートル、19店舗。
- 2013年6月15日(平成25年) - ピオレ姫路本館西側からキャスパ(山陽姫路駅ビル)を2階で結ぶ長さ114メートル、幅5メートルの姫路城眺望・連絡デッキが開通[4][5][6][7][8]。地階はサンクンガーデンを介してグランフェスタと繋がっている[9]。同年12月12日、サンクンガーデンは「キャッスルガーデン」に、眺望デッキは「キャッスルビュー」と愛称が決定された[10]。
営業時間・休館日
編集- ピオレ1・ピオレ2・ピオレ3 10時~20時(5階の「ユニクロ」「東急ハンズ」は営業時間延長日あり。また、全館営業時間延長日あり)
- ピオレ1(地下1階飲食店) 11時~22時
- ごちそう館 10時~21時
- おみやげ館 8時30分~20時
- 休館日:不定休(一部店舗を除く、2017年9月現在)
沿革
編集- 2006年(平成18年)
- 2008年(平成20年)
- 2011年(平成23年)
- 3月17日 - プリエ姫路ごちそう館・おみやげ館開業。
- 12月 - JR西日本、ジェイアール西日本不動産開発により新駅ビル着工[13]。
- 2013年(平成25年)
- 4月27日 - 報道機関向けの内覧会[14]。
- 4月28日・4月29日 - JOY ONE CARD会員向けプレオープン[15][16]。
- 4月30日 - ピオレ姫路開業[13][17]。高架下施設をピオレヤング館・ごちそう館・おみやげ館に改称。開業当日は約4,000人が行列をなし[18]、直後のゴールデンウィーク期間(4月27日から5月6日)には、のべ105万人の人出があった[19]。
- 6月4日 - 開業1か月間で305万人(本館:115万人、他3館:190万人)が来館し、売り上げ目標を上回る21億円の売り上げ(130%)があったと発表した[20][21][22]。
- 6月15日 - ピオレ姫路とキャスパ(山陽姫路駅ビル)を2階で結ぶ長さ114メートル、幅5メートルの眺望・連絡デッキが開通[23][24][25][26][27]。
- 2017年(平成29年)
- 4月1日 ‐ ピオレ本館をピオレ1、ピオレヤング館をピオレ2及びピオレ3に名称変更。
店舗
編集- ピオレ1(119店舗)。階の(括弧内)は各階のフロアテーマ。
- 屋上 - 南北に眺望が開け、姫路市街(北に姫路城・南に姫路駅新幹線など)を見渡せる1,900平方メートルの広場で、芝や樹木が植えられている。多目的ステージ、ベンチ(屋根なし)、採光装置設置。
- 6階(くつろぎ) - リラクゼーション、エステ、教室、旅行、薬局、診療所など。約130人を収容できるピオレホール、西側にジョージ・ローズ作のキネティックボールマシン[16]。
- 5階(シンプルモダン) - 東急ハンズ、ユニクロ、喫煙所設置。
- 4階(ナチュラルモダン) - メンズ・レディスファッション、インテリア、スターバックス等。AED設置。
- 3階(スタイリッシュ) - レディスファッション、雑貨、カフェ等、AED設置。
- 2階(スタイリッシュ) - レディスファッション、シューズ、時計、雑貨等。
- 1階(トラディショナル) - メンズ・レディスファッション、雑貨、アクセサリー等。インフォメーションカウンター、AED設置。
- 地下1階(ガーデンテラス) - 生活雑貨、レストラン、スイーツ、カフェ、コスメ等。喫煙所設置。
- ピオレ2
- ピオレ3
- ジーユー、力丸、セブンイレブン ハートイン。
- ごちそう館
- パントリー(スーパー)、マツモトキヨシ、ファストフード、食品、カフェ等。AED設置。
- おみやげ館
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ヤング館
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ごちそう館
-
おみやげ館
壁面パネル
編集本館外壁には、日本唯一の間接LED照明を使用した動く映像設備を設置。監修はライティングデザイナーの内原智史[3]。時間帯によっては姫路城にちなんで、羽ばたく白鷺なども表現される[13]。
周辺
編集脚注
編集- ^ 第3期開発「JR姫路駅新駅ビル piole HIMEJI(ピオレ姫路)」
- ^ “新姫路駅ビル「ピオレ」、4月30日開業へ-87店が姫路初出店”. 姫路経済新聞. (2013年2月25日) 2013年5月11日閲覧。
- ^ a b 山路進 (2013年2月26日). “壁面に巨大LEDパネル ピオレ姫路で試験点灯”. 神戸新聞 2013年5月11日閲覧。
- ^ “姫路駅 眺望デッキ・連絡デッキオープン”. 姫路市広報WE LOVE HIMEJI. (2013年6月21日)
- ^ “姫路城一望、利便性もアップ JR姫路駅前「眺望・連絡デッキ」オープン”. 産経新聞. (2013年6月16日). オリジナルの2013年7月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “姫路駅北駅前広場で眺望デッキと連絡デッキがオープン!!=兵庫県姫路市”. 時事通信. (2013年6月18日). オリジナルの2013年6月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “姫路駅北駅前広場の眺望デッキ・連絡デッキがオープンします”. 姫路市. (2013年6月5日). オリジナルの2013年6月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “姫路駅前の立体デッキ、6月15日供用開始へ-北駅前広場整備で”. 姫路経済新聞. (2013年6月6日)
- ^ “姫路駅前広場、新バス乗降場工事始まる-トランジットモール化へ整備着々”. 姫路経済新聞. (2013年7月2日)
- ^ “サンクンガーデン及び眺望デッキの愛称決定について”. 姫路市. (2013年12月12日). オリジナルの2013年12月17日時点におけるアーカイブ。
- ^ 姫路駅ビルテナント連絡協議会 アンケート(2009年4月)
- ^ “姫路のJR高架下に新商業施設「プリエ姫路」-10万人の客で初日にぎわう”. 姫路経済新聞. (2008年12月5日) 2013年5月11日閲覧。
- ^ a b c 「新駅ビル「ピオレ姫路」開業」 『交通新聞』 2013年5月7日付け、1面。
- ^ “新姫路駅ビル「ピオレ」、報道陣に公開-東急ハンズなど119店舗”. 姫路経済新聞. (2013年4月27日) 2013年5月11日閲覧。
- ^ 4月中旬頃から事前に会員募集をしていた。
- ^ a b “ピオレ姫路で「動く芸術品」ボールマシンお披露目-4月30日の開業控え”. 姫路経済新聞. (2013年4月26日) 2013年5月11日閲覧。
- ^ 『JR姫路駅に「piole姫路」が4月30日(火曜日)グランドオープン!』(プレスリリース)神戸SC開発、ジェイアール西日本不動産開発、西日本旅客鉄道、2013年2月25日 。2013年5月11日閲覧。
- ^ “商業施設「ピオレ姫路」オープン 4千人が行列”. 神戸新聞. (2013年4月30日) 2013年5月12日閲覧。
- ^ 土井秀人、山崎史記子 (2013年5月7日). “ウミエ ピオレ姫路 ともに100万人超 連休中の来場者”. 神戸新聞 2013年5月12日閲覧。
- ^ 「ピオレ姫路」開業1ヶ月後の概況について (PDF) 神戸SC開発 2013年6月4日
- ^ “姫路駅「ピオレ」好調-グランドオープン1カ月、来館者300万人に”. 姫路経済新聞. (2013年6月4日)
- ^ “ピオレ姫路/開業1か月で305万人来場、売上21億円”. 流通ニュース. (2013年6月17日)
- ^ “姫路駅 眺望デッキ・連絡デッキオープン”. 姫路市広報WE LOVE HIMEJI. (2013年6月21日)
- ^ “姫路城一望、利便性もアップ JR姫路駅前「眺望・連絡デッキ」オープン”. 産経新聞. (2013年6月16日). オリジナルの2013年7月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “姫路駅北駅前広場で眺望デッキと連絡デッキがオープン!!=兵庫県姫路市”. 時事通信. (2013年6月18日). オリジナルの2013年6月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “姫路駅北駅前広場の眺望デッキ・連絡デッキがオープンします”. 姫路市. (2013年6月5日)
- ^ “姫路駅前の立体デッキ、6月15日供用開始へ-北駅前広場整備で”. 姫路経済新聞. (2013年6月6日)
関連項目
編集- FESTA(姫路駅デパート) - 初代駅ビルの名称。ピオレ姫路とは沿革・管理運営会社が異なる。
- 姫路駅前バスターミナル
- grram - ピオレ姫路のオリジナルテーマソングを提供している。