フロントグリルの例
BMW M5 (E34)
フロントグリルの例
アウディ・TT
クラシックカーの例。
ラジエーターそのものがむき出しで配置されていた時代には開口部が存在しないため、グリルも存在しない。
1929年式ブガッティタイプ49ツアラー
やがて時代が進むと、ラジエーターは内蔵され、このような形状を模したグリルに置き換わっていく。
開口部そのものが無い例
初代型インフニティ・Q45(前期型)
バンパーには大きな開口部があるものの、グリルレスデザインとされる一例
初代型ホンダ・S2000
開口部があるものの、「網」が無い例。前期型は通常のグリル。
「鉄仮面」R30型スカイライン(後期型)
高性能グレードのみ、バンパーの開口部までを1つのデザインとした「ワッペングリル」を採用した例。
ベースとなっているアウディ・A3の特徴を引き継いだものでもある。
フォルクスワーゲン・ゴルフV
性能よりも、見た目を重視し非常に大きなグリルを採用した例。
兄弟車のヴェルファイアよりもさらに大きなグリルを備える。
トヨタ・アルファード(3代目)
ハイブリッドカーでありながら、バンパーにグリルが大きく見えるようなデザインを採用した例。
先代のホンダ・インサイトとは打って変わって大きなグリルを備える(初代型はほぼグリルレスと言えるデザインである)。
ホンダ・インサイト(2代目)
※画像はコンセプトカー。

フロントグリル (front grille) は、前面(「フロント」)の網(「グリル」は特に焼き網などを指す)のことである。特に自動車の進行方向面(前面)の部分がそう呼ばれ、多く言及される。これを指して単にそのように呼ぶことも多い(なお、英語では自動車のそれを指して単にgrilleと呼ぶことが多い)。 特に、バンパーの開口部についているものではなく、ボンネットについているもの(特に左右のヘッドライトの間の大きな開口部)を指す傾向にある(スポーツカーなど、バンパーには比較的大きめな開口部があるもののグリルレスデザインの例として挙げられるものもある)。

自動車メーカーのアイデンティティを表現する手段としても用いられ、BMWの『キドニーグリル』やアルファロメオの楯型のグリルなどが知られている。
多くの場合は、過去の栄光(レースで活躍した車両など)に因むことが多い(「ブガッティ・ヴェイロン」のグリルなど)。

自動車のフロントグリルは車体の最前面にあり、真正面から空気に当たる部分であるために、この部分にラジエーターを配置することも多く、その場合はラジエーターグリルとほぼ同義である。
ラジエターは細いパイプで設計されることが多く、飛び石などで変形しやすいため物理的に保護するべきだが、全て覆ってしまうと放熱の効率が低下するため、大きな開口部を設け、空気の流れを阻害しにくい網で覆うことが多い。
車の「顔」となるためスタイリング上重要で、ブランドを示すエンブレム等が配置されることもある。一方で設計(デザイン)によっては、ボンネットの鉄板をそのまま曲げて延長したようなスタイリングとすることもあり「グリルレス」という語もある。そのようなリアエンジン車では逆に後端がグリル状のものもある(ポルシェ・911コンテッサなど)。

2000年代後半から、開口部を大きく見せようとする車両も多く登場した。主に、冷却性能のよさそうなイメージを持たせ、高性能なイメージを持たせる戦略や、
単純に見た目で周囲を威圧する厳ついイメージを持たせたい(そう言ったイメージを好むユーザー向けの)車両に見られる傾向にある。
特に、本来いわば清貧がウリであるはずの小型車やハイブリッドカーにおいてもそのような事例が見られることが興味深い。