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略歴編集

ドイツ系フランス人の家庭に生まれる。1889年パリ音楽院に入学、マスネフォーレに学んでいる。1900年にはローマ大賞を受賞する。ピアニストとしても活躍しており、代表作「協奏交響曲」のピアノ・パートの演奏は作曲者自らが担当した。ただしピアノ作品の割合は多くなく、規模の大きい作品で真価を問う姿勢はオルガンとオーケストラと合唱とソプラノ独唱のための《詩編第47番 Psaume XLVII》のころから変わらなかった。完成度が高く卓越した管弦楽法は、メシアンコンスタンデュティユーなどに影響を与えている。またリズム法ほかでイーゴリ・ストラヴィンスキーに影響を与えたことが確実視されている[2]

尚、同時代のオーストリアの作曲家フランツ・シュミットとの区別の必要から、両者ともに氏名を省略せずにカナ書きすることが通例である。これは、名前のイニシャルと姓だけ(F.シュミット)では両者の区別がつかないことによる。

1990年代に入るとマルコポーロ、ナクソス、ADDAからCD録音による復興が進み、近年ではピアノ曲全集がGrand Pianoから発売されるなど急速に再評価が進んでいる[3]

主要作品編集

管弦楽曲編集

  • 管弦楽曲《夜曲集 Soirs》
  • 管弦楽曲《オリアーヌと愛の王子 Oriane et le Prince d'Amour》
  • 管弦楽曲《イン・メモリアム In Memoriam》
  • ヴァイオリンと管弦楽のための《アベッセ Habeyssée》
  • ピアノと管弦楽のための《協奏交響曲フランス語版 Symphonie concertante》
  • 独奏楽器と管弦楽のための《伝説フランス語版 Légende》
  • ジャニアナ交響曲 Symphonie 'Janiana'
  • 交響曲 第2番 Symphonie No.2(絶筆、シャルル・ミュンシュにより初演)
  • 交響詩《夢 Rêves》
  • 交響的練習曲《幽霊屋敷 Le palais hanté》
  • 管弦楽曲《小さな眠りの精フランス語版 Le Petit Elfe Ferme-l'œil》(バレエ音楽転用された)
  • 管弦楽曲《ウィーン狂詩曲フランス語版

吹奏楽曲編集

  • 《酒神祭(ディオニソスの祭り) Les Dionysiaques》
  • 吹奏楽のためのトルコ風ディヴェルティスマン《セラムリク Sélamlik》

器楽曲編集

その他編集

  • ソプラノ独唱とオルガンとオーケストラと合唱のための《詩編第47番 Psaume XLVII》
  • 合唱曲《光の祭典 Fête de la lumière》
  • バレエ音楽《サロメの悲劇 La tragédie de Salomé》(原典版と改訂版と組曲がある)
  • 劇付随音楽《アントニーとクレオパトラフランス語版 Antoine et Cléopâtre》
  • 映画音楽《サランボー Salammbô》(映画『サランボードイツ語版 』向けに制作された、管弦楽用組曲もある)

脚注編集

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  1. ^ FLORENT SCHMITT (1870 - 1958)”. www.musicweb-international.com. 2019年5月25日閲覧。
  2. ^ Florent Schmitt and Igor Stravinsky: A Consequential Musical Relationship”. florentschmitt.com. 2019年5月25日閲覧。
  3. ^ COMPLETE ORIGINAL WORKS FOR PIANO DUET AND DUO”. www.grandpianorecords.com. 2019年5月25日閲覧。

外部リンク編集