ブラッドジャケット』は、古橋秀之著の小説1997年メディアワークス刊。

処女作『ブラックロッド』に続く2作目で続編。前作に登場したビリー・龍の過去が明らかになる。いかにして彼はアーヴィング・ナイトウォーカーを名乗るようになったのか、その陰には少年と少女の悲しい物語があった。イラストレーターは伊藤義則

登場人物 編集

アーヴィング・ナイトウォーカー
屍体蘇生業者で働く少年。愛称はアーヴィ。
ミラ・ヘルシング
ヘルシング教授の娘。<ロング・ファング>に噛まれ、吸血鬼化が進行しつつある。アーヴィ少年と出会う。
ウィリアム・ヴァン・ヘルシング
吸血鬼学者。<ロング・ファング>を研究対象とし、かつては<ロング・ファング>に好意的とさえいえる態度を持っていたが、娘が噛まれたことから、彼を執拗に追うようになる。吸血鬼殲滅部隊「ブラッドジャケット」の基礎を築く。
ロング・ファング
古い吸血鬼。タイプ・スクエアの親知らず。<ケイオス・ヘキサ>にて吸血鬼禍を巻き起こす。
ハックルボーン神父
D層最後の教会を構える神父。全身傷だらけの巨漢。殺人鬼。降魔局公認の超弩級聖人。
ヒューイット
屍体蘇生業者で働く。アーヴィ少年の同僚。
坊主
D層にすむアルコール中毒の僧侶。巨漢。額に罰印をペイントしている。

シリーズ作品 編集