ブルー・サム・レコード

ブルー・サム・レコード(Blue Thumb Records)は、1968年にボブ・クラスノー(クラズナウ)により創設されたアメリカのレコード・レーベル。開設時にトミー・リピューマ[1]とドン・グレアムも参加している。

ブルー・サム・レコード
Blue Thumb Records
親会社ユニバーサル ミュージック グループ
設立1968年 (1968)
設立者ボブ・クラスノー
トミー・リピューマ
ドン・グレアム
解散1978年、1995年–2005年再開
現況活動停止
販売元Hip-Oレコード
(再発)
ジャンル様々
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

青い指紋のロゴを持つ。

現在はヴァーヴ・ミュージック・グループの一部にある。

沿革 編集

1968年にボブ・クラスノーにより創設。ブルー・サムという名前は、彼が1966年にマネージメントの契約を結んだキャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンド[注釈 1][2]を率いるキャプテン・ビーフハートことドン・ヴァン・ヴリートがバンド名として考えていたものだったが、ボブはその名前がバンドにふさわしいとは思わなかった。そして後年、彼はブルー・サムの名を自分のレーベルの名前に選んだ。

当初は自己で配給していたが、1970年後期と1971年初期はキャピトル/EMI が配給をした。1971年から1974年末にABCレコードに売られるまではガルフ・アンド・ウェスタンのフェイマス・ミュージック・グループが配給していた。ABCはポインター・シスターズクルセイダーズの再発を主にブルー・サムを存続させた。

1979年にABCはMCAレコード(現ユニバーサル・ミュージック・グループ)に売られ、MCAはブルー・サムを休止した。

1995年に活動を再開、非ジャズ系(主にブルースやアダルト・コンテンポラリー)をリリースし始めた。

1998年にユニバーサル・ミュージック・グループとポリグラムが統合し、旧ポリグラム系のヴァーヴ・ミュージック・グループの一部となる。しかし2005年初めに活動を止め、ヴァーヴ・フォアキャストに再発等を統御している。

主なアーティスト 編集

脚注 編集

出典 編集

注釈 編集

  1. ^ クラスノーはカーマ・スートラ・レコードの西海岸事務所の所長だった時にキャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンドのデビュー・シングルを聴いて感銘を受けて、1966年に彼等にカーマ・スートラ・レコードが新設したブッダ・レコードとの契約を結ばせ、マネージャーとデビュー・アルバムの共同プロデューサーを務めた。彼は引き続いてセカンド・アルバムのプロデューサーを務めたが、カーマ・スートラ・レコードが音源をお蔵入りにして彼等との契約を解消したので、彼等を自分のブルー・サム・レコードと契約させて、カーマ・スートラ・レコードが没収した音源を再録音させ、1968年にセカンド・アルバムとして発表した。

参考文献 編集

  • Barnes, Mike (2011), Captain Beefheart: The Biography, Omnibus Press, ISBN 978-1-78038-076-6 

外部リンク 編集