ブロッサムズイギリスグレーター・マンチェスターストックポートのインディーポップバンド。2013年に結成。[1][2]

ブロッサムズ
2015年12月-ブロッサムズ
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランドストックポート グレーター・マンチェスター
ジャンル
活動期間 2013–現在
レーベル
  • Virgin EMI
  • Skeleton Key
公式サイト blossomsband.co.uk
メンバー トム・オグデン
チャーリー・ソルト
ジョシュ・デューハースト
ジョー・ドノヴァン
マイルス・ケロック

BBCのSound Of 2016では4位にランクイン。[3][4] ブロッサムズのセルフタイトルデビューアルバムは2017年のMercury Music Prizeにノミネートされ、同年Brit AwardsのBritish Breakthrough Actにもノミネートされた。

キャリア 編集

ブロッサムズ前と結成 編集

メンバー全員同じ病院で生まれ、2マイル以内の範囲で育った。トム・オグデンとジョー・ドノヴァンは2005年、アルトン・タワーズへの修学旅行で出会った。高校時代にはマンチェスターのローカルミュージックシーンのオアシスザ・ストーン・ローゼズ等のバンドに憧れ、一緒にライブを見に行ったりもした。ブロッサムズのメンバーは同学年ではないが全員同じ学校に通っていたため、ドノヴァンは以前からベーシストのチャーリー・ソルトとは知り合いだった。オグデンは父の影響で15歳から作詞作曲を始める。ソルトは以前The Mutineersのメンバーとして活動していた。[5]

高校卒業後、ドノヴァンとオグデンはアルマ・ロッジ・ホテルにイベントスタッフとして就職し、ケロックもオグデンの紹介により就職。後にブロッサムズとなるバンドのメンバー三人と他バンドで活動をしていたソルトとジョシュ・デューハーストにとって、アルマ・ロッジ・ホテルは彼らの初の会場となった。ソルトとデューハーストはその後ブロッサムズのメンバーたちと交流を重ね、2013年1月にメンバーとしてバンドに加入。2013年4月3日、ブロッサムズはマンチェスター、オールドハム・ストリートのNight and Day Cafeにて初公演を果たす。

初期作品 編集

ソルトがバンドに加入してから、彼の祖父が所有する足場工事の素材置き場を無料でリハーサルに使用できるようになった。ブロッサムズデビューアルバムのジャケット写真にも使用されている。バンドの名前の由来はストックポートのブラムホール・レーンとバックストン・ロードの角にあるザ・ブロッサムズというパブからきている。ザ・ブロッサムズでも演奏をしている。

2014年1月にファーストシングル「You Pulled a Gun on Me」をリリースし、1月14日にはMVを公開。MVは60ポンドの費用でセルフプロデュースした。「You Pulled a Gun on Me」はストックポートのEve Recording Studiosでレコーディングされた。2014年春、ブロッサムズはザ・コーラルのジェイムズ・スケリーのレーベルSkeleton Recordsにサインされる。2014年3月から8月は『Bloom』EPの宣伝としてUKツアーを開催。当時16歳の学生だったデューハースト以外のメンバーはまだフルタイムで仕事をしていたため週末のみの公演となった。2014年7月11日、ジェイムスのオープニングアクトとしてキャッスルフィールド・ボウルにて8000人の前で演奏し、バンドとしての転機であったとブロッサムズは語る。2014年8月26日、スケリーがプロデュースを手掛けるファーストシングル「Blow」をリリース。当時まだリハーサル場として使用していた足場工事の素材置き場でMVを撮影した。

2014年秋、ブロッサムズのメンバーたちは仕事を辞め、UKツアーを開催。冬にはジェイムズ・スケリーと「Cut Me and I'll Bleed」をレコーディングし、2015年の1月31日から3月28日に再びUKツアーを開催することを発表。

Charlemagne』とデビューアルバム 編集

2015年の9月、デビューアルバムのレコーディングを開始。10月4日、次のシングルは「Charlemagne」であることを発表し、10月5日にiTunesSpotifyからリリース。10月30日に『Charlemagne』EPをリリース。「Charlemagne」はBBC Radio 1のトラック・オブ・ザ・デイに選ばれ、SpotifyのSpotlight on 2016リストに入る。12月にはクリスマスLPチャートで1位を獲得。

2016年1月5日『At Most a Kiss』EPを発表し、曲とビデオをリリース。1月22日にデビューアルバムのレコーディングを終えたと発表。

2月23日『At Most a Kiss』EPをリリース。ザ・ストーン・ローゼズのフロントマンであるイアン・ブラウンはブロッサムズのファンとなり、6月15日にエティハド・スタジアムザ・ストーン・ローゼズのサポートとして過去最大規模の公演を果たす。ブロッサムズのセルフタイトルアルバムは8月5日にリリース。アルバムは好評を得て最初の週でUKアルバムチャートで1位を獲得。NMEの8月号表紙に起用された。秋に開催したアルバムリリースツアーはソールドアウトした。

2017年9月9日、マンチェスター・アリーナで同年5月22日に起きた爆発物事件のチャリティーコンサートに参加。[6]

Cool Like You』 編集

『Cool Like You』はブロッサムズ2枚目のアルバム。2018年4月27日、イギリスにてヴァージンEMIレコードからリリース。ジェイムズ・スケリーとリッチ・ターベイがプロデューサーとして参加。UKアルバムチャートでは4位を獲得し、Official Vinyl Albums Chartでは1位を獲得。[7][8] アルバムリリース後、UKツアーを開催しすべての公演がソールドアウトした。夏フェスの出演を終え、12月に再びUKツアーを開催すると発表した。ツアーのチケットは発売開始から数分でソールドアウトした。

2019年6月、Edgeley Park Stadiumでの公演チケットは1時間以内に完売した。[9]

Foolish Loving Spaces』 編集

2020年1月31日に3rdアルバム『Foolish Loving Spaces』をリリースする。アルバムにはシングルの「Your Girlfriend」も収録されている。

バンドメンバー 編集

  • トム・オグデン(リード・ボーカル、ギター、ピアノ、ソングライター)
  • チャーリー・ソルト(ベース、アコースティック・ギター、コーラス
  • ジョシュ・デューハースト(リード・ギター、パーカッション)
  • ジョー・ドノヴァン(ドラムス)
  • マイルス・ケロック(キーボード、シンセサイザー、ピアノ、コーラス)I

ディスコグラフィ 編集

スタジオ・アルバム 編集

タイトル リリース チャート順位 認定
UK
[10]
IRE
[11]
NL
[12]
SCO
[13]
『Blossoms』 2016年8月5日 1 12 185 1
『Cool Like You』 2018年4月27日 4 46 4
『Foolish Loving Spaces』 2020年1月31日[15] 1 67 2


EP 編集

タイトル リリース
『Bloom[16] 2014年5月12日
『Blown Rose』[17] 2015年10月9日
『Charlemagne』[18][19] 2015年12月18日
『At Most a Kiss』[20] 2016年2月19日

シングル 編集

タイトル チャート順位 認定 アルバム
UK
[21]
BEL
(FL)
Tip

[22]
SCO
[23]
「You Pulled a Gun on Me」 2014 Bloom』
「Blow」 Blossoms』
「Cut Me and I'll Bleed」 2015
「Blown Rose」
Charlemagne 98 38
「At Most a Kiss」 2016
「Getaway」
「My Favourite Room」
「Honey Sweet」
「This Moment"」
(with Chase & Status)
2017 Tribe』(Chase & Statusのアルバム)
「I Can't Stand It」 2018 77 60 『Cool Like You』
「There's a Reason Why (I Never Returned Your Calls)」 95 81
「How Long Will This Last?」[24]
「Your Girlfriend」[25] 2019 100 40 59 『Foolish Loving Spaces』
「The Keeper」

脚注 編集

  1. ^ New band of the week: Blossoms (No 84)”. The Guardian. 2016年1月23日閲覧。
  2. ^ BBC Sound of 2016: Blossoms”. BBC News. 2016年1月23日閲覧。
  3. ^ BBC Sound Of 2016 longlist revealed”. Official Charts Company. 2016年1月23日閲覧。
  4. ^ Manchester band Blossoms place fourth in the BBC Sound of 2016 poll”. Digital Spy. 2016年1月23日閲覧。
  5. ^ Mutineers”. 2019年12月19日閲覧。
  6. ^ https://www.manchestereveningnews.co.uk/whats-on/music-nightlife-news/manchester-arena-reopening-line-up-13488363
  7. ^ Blossoms”. Official Charts Company. 2018年5月6日閲覧。
  8. ^ 4 May 2018 - 10 May 2018”. Official Charts Company. 2018年5月5日閲覧。
  9. ^ Cooper, Matthew (2018年10月19日). “Blossoms sell out Stockport County FC show in under an hour”. men. 2019年10月24日閲覧。
  10. ^ Blossoms”. Official Charts Company. 2016年8月13日閲覧。
  11. ^ Discography Blossoms”. Irish Charts Portal. Hung Medien. 2016年8月13日閲覧。
  12. ^ dutchcharts.nl - Discografie Blossoms”. Dutch Charts. 2019年9月26日閲覧。
  13. ^ Peak positions for albums in Scotland:
  14. ^ a b c d BRIT Certified - bpi” (To access, enter the search parameter "Blossoms" and select "Search by Keyword"). British Phonographic Industry. 2018年8月16日閲覧。
  15. ^ Foolish Loving Spaces by Blossoms”. iTunes. 2019年10月3日閲覧。
  16. ^ Blossoms - Bloom E.P. (CDr)”. Discogs. 2016年8月12日閲覧。
  17. ^ Blossoms - Blown Rose EP”. Discogs. 2016年8月12日閲覧。
  18. ^ Blossoms - Charlemagne (Vinyl)”. Discogs. 2016年8月12日閲覧。
  19. ^ NME.COM. “Blossoms Interviewed: First Manchester, Now The World - NME.COM”. 2019年12月19日閲覧。
  20. ^ Blossoms - At Most A Kiss”. Discogs. 2016年8月12日閲覧。
  21. ^ http://www.officialcharts.com/artist/45495/blossoms/
  22. ^ Discografie Blossoms”. Ultratop. 2019年9月28日閲覧。
  23. ^ Peak positions for singles in Scotland:
  24. ^ How Long Will This Last? (Single Mix) - Single by Blossoms”. iTunes (UK). 2018年10月22日閲覧。
  25. ^ Moore, Sam (2019年6月17日). “A new Blossoms song is coming this week”. NME. 2019年6月18日閲覧。

外部リンク 編集