ベズイミアニ山(Bezymianny、ロシア語:Безымянный)は、ロシアカムチャツカ半島にある成層火山。現在の標高は2,882m。名称は「無名」という意味である。

ベズイミアニ
Bezymianny.jpg
山頂の溶岩ドーム(1990年)
標高 2,882 m
所在地 ロシアの旗 ロシアカムチャツカ半島
位置 北緯55度58分42秒
東経160度35分12秒
種類 成層火山
最新噴火 2017年12月20日
ベズイミアニ山の位置(カムチャツカ地方内)
ベズイミアニ山
ベズイミアニ山 (カムチャツカ地方)
ベズイミアニ山の位置(ロシア内)
ベズイミアニ山
ベズイミアニ山 (ロシア)
Project.svg プロジェクト 山
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概要編集

カムチャツカ半島の中央部に位置し、火山活動はかなり活発である。ベズイミアニ山は1955年噴火するまでは一度も噴火した記録はなく、死火山だと考えられていた。この噴火の翌年(56年)に大噴火により山体崩壊を起こし、山頂部を203m吹き飛ばした。

1955-56年の噴火編集

前述にもある通り、この火山は有史に入り一度も噴火しておらず、この噴火が歴史上初の噴火である。
噴火の1か月前の9月29日から火山性地震が多発し、その地震は前日まで続いた。そして、10月22日に噴火。この噴火が有史最初の噴火となる。その後もブルカノ式噴火を起こし、火山灰を多く噴き上げる。12月になってもベズイミアニ山は火山灰を噴き上げるが、噴火の規模はやや小さくなったため、小康状態になったように思えた。しかし、翌年の1956年3月30日、現地時間の午後5時11分ごろベズイミアニ山を震源とする大きな地震が起き、この地震で北東斜面で山体崩壊が発生。山頂に蹄鉄型の火口が出現し、噴火前3,085mあった標高はこの大噴火で2,882mに減少。この噴火による火山爆発指数は5だった。その後、火口から溶岩ドームが出現し、火口の大半を埋めた。
なお、地震が引き金となって山体崩壊を起こし、大噴火をして溶岩ドームを形成するこのようなタイプの噴火は、24年後にアメリカ合衆国にあるセント・ヘレンズ山(火山爆発指数は同じく5)でも起きている。

1952年11月のカムチャツカ地震Mw9.0)の3年後であることから、連動噴火の可能性が指摘されている[1]

近年の噴火状況編集

  • 2019年3月16日早朝に噴火。上空15000メートルまで噴煙が到達した模様。[3][4]

脚注・出典編集

  1. ^ M9大地震後に周辺火山噴火例多数 東日本の火山一斉噴火準備NEWSポストセブン 2014年10月17日
  2. ^ “2つの火山が同時噴火、カムチャツカ(記事全文)”. ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト. (2010年2月22日). http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2340/?ST=m_news 2016年6月14日閲覧。 
  3. ^ カムチャツカ半島「無名の山」ベズイミアニが大爆発 噴煙15km上昇”. ハザードラボ. 2019年3月18日閲覧。
  4. ^ ロシアの火山 ベズイミアニが噴火 噴煙は1万5000mに”. ウェザーニューズ. 2019年3月18日閲覧。

外部リンク編集

  • Bezymianny - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program