マダガスカルクイナ
マダガスカルクイナ(学名:Mentocrex kioloides)は、ツル目アフリカクイナ科に分類される鳥類の一種である。
マダガスカルクイナ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Mentocrex kioloides (Pucheran, 1845)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
マダガスカルクイナ[2] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Madagascar forest rail[1] |
分布
編集形態
編集体長約30 cm。体の上面はオリーブ褐色で、下面は明るい茶色である。下腹から下尾筒にかけて黒色で、緑褐色の縞模様が入っている。額や眼の周囲、喉は灰白色。虹彩は褐色、嘴は薄い青色である。
生態
編集森林内に生息する。
主に昆虫類や小型の両生類を捕食する。植物の種子なども食べる。
繁殖期は5-11月で、低木の枝上に草や木の葉を組み合わせた皿状の巣を作る。1腹1-2個の卵を産む。
分類
編集以前はクイナ科アフリカクイナ属に分類されていたが、アフリカクイナとは近縁ではないことが分かり、アフリカクイナ科のMentocrex属に再分類された[1]。Mentocrex属は本種とハリヤマクイナの2種で構成される[1][2]。
亜種
編集以下の2亜種に分類される[1]。
- Mentocrex kioloides kioloides (Pucheran, 1845)
- Mentocrex kioloides berliozi Salomonsen, 1934
出典
編集- ^ a b c d e Gill F , D Donsker & P Rasmussen (Eds). 2024. “Finfoots, flufftails, rails, trumpeters, cranes, Limpkin”. IOC World Bird List (v 14.2). doi:10.14344/IOC.ML.14.2. www.worldbirdnames.org (2024年10月22日閲覧)
- ^ a b 山崎剛史・亀谷辰朗「アフリカクイナ科・クイナ科の新しい種和名」『山階鳥類学雑誌』第54巻 2号、2022年、286-292頁。
参考文献
編集- 『世界の動物|分類と飼育 ツル目』、財団法人東京動物園協会、1989年、48-49頁