マッチポイント (映画)
『マッチポイント』(Match Point)は、2005年公開のイギリスの映画。ウディ・アレン監督・脚本。アレン36本目の監督作、また本人が出演していない10本目の作品。
マッチポイント | |
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Match Point | |
監督 | ウディ・アレン |
脚本 | ウディ・アレン |
製作 |
レッティ・アロンソン ギャレス・ワイリー ルーシー・ダーウィン |
製作総指揮 | スティーヴン・テネンバウム |
出演者 |
ジョナサン・リース=マイヤーズ スカーレット・ヨハンソン |
撮影 | レミ・アデファラシン |
編集 | アリサ・レプセルター |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 124分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $15,000,000[1] |
興行収入 | $85,306,374[1] |
アレンは2005年のアカデミー脚本賞にノミネートされた。
ストーリー編集
アイルランド出身のプロテニス選手のクリス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、自分のキャリアに限界を感じ、人生を変えたいと思っていた。そんな彼がロンドンのあるテニスクラブで教えるようになり、ハンサムな上流階級出のトム(マシュー・グッド)と親しくなったことがきっかけで、トムの裕福な家族とも交友を深め始め、オペラ鑑賞などにも誘われるようになる。そのうちクリスはトムの妹クロエ(エミリー・モーティマー)と付き合うようになるが、一方でトムのフィアンセで、アメリカからやって来た女優志望のノラ(スカーレット・ヨハンソン)にも強く惹かれてゆく。
キャスト編集
※括弧内は日本語吹き替え
- クリス・ウィルトン - ジョナサン・リース=マイヤーズ(内田夕夜)
- ノラ・ライス - スカーレット・ヨハンソン(北西純子)
- トム・ヒューイット - マシュー・グッド(髙階俊嗣)
- クロエ・ヒューイット - エミリー・モーティマー(安藤麻吹)
- アレックス・ヒューイット - ブライアン・コックス(稲垣隆史)
- エレノア・ヒューイット - ペネロープ・ウィルトン
- ダウド捜査官 - ユエン・ブレムナー
作品解説編集
彼の作品では初めてロンドンが舞台になり、全編ロンドンで撮影された。テート・モダン、30セント・メリー・アクス、リチャード・ロジャースのLloyd's building、ロイヤル・オペラ・ハウス、ウェストミンスター宮殿、Blackfriars Bridgeなど、多くのロンドン名所が登場する。また、バンクシーの作品"girl with balloon"もちらりと出てくる。
作品の最初の部分でクリスが、ドストエフスキーの『罪と罰』を読む場面があり、これがのちの展開の伏線となっている。
評価編集
ストーリーはセオドア・ドライサーの『アメリカの悲劇』や劇中でクリスが読んでいるフョードル・ドストエフスキーの『罪と罰』、またアレン自身の映画作品『ウディ・アレンの重罪と軽罪』との類似点が見られる[要出典]。
参考文献編集
- ^ a b “Match Point”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年1月19日閲覧。
外部リンク編集
- 公式ウェブサイト(英語)
- 公式ウェブサイト(日本語)
- マッチポイント - allcinema
- マッチポイント - KINENOTE
- Match Point - オールムービー(英語)
- Match Point - インターネット・ムービー・データベース(英語)