マルホン工業株式会社(マルホンこうぎょう)は、愛知県春日井市に本社を置くパチンコメーカー。

マルホン工業株式会社
MARUHON INDUSTRY Co.,Ltd
本社工場
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
486-0802
愛知県春日井市桃山町一丁目127番地
設立 1969年11月
業種 機械
法人番号 3180001075005 ウィキデータを編集
事業内容 遊技機製造販売
遊技機のソフトウェアーの開発、販売
不動産の賃貸、管理、保有、運用
代表者 代表取締役社長 西出晃央
外部リンク http://www.maruhon-kogyo.co.jp/
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概要 編集

1985年までは権利物の開発がメインで、僅かな釘調整で出玉無制限型だったが、いわゆる一発台だとして警察の逆鱗に触れることになった。

1993年に発売された権利物『ソルジャー 』や1994年に発売された羽根モノファインプレー』は大ヒット作となり、みなし機問題により2006年に撤去されるまで多くの店舗で親しまれていた。また、デジタル部分のドット表示時短機能のある機種も多かった。

2009年発売の『CRシャカRUSH』『CR戦国KIZUNA』やその続編がヒットするも、CR機隆盛の波には乗れずに起死回生となるほどの大ヒット作がなく、2015年3月、名古屋地方裁判所民事再生法の適用を申請し[1]、同年9月に名古屋地方裁判所から民事再生手続開始決定を受けた[2]

倒産以降は予算削減のため、全社員を5人に絞り込んでの大量リストラによる中小企業化に伴い、他者との競合が激しいジャンルの液晶演出機や外部版権タイアップ機種の生産からは撤退し、お家芸であるセグメント演出LEDドット演出音のみ演出を売りにしたオリジナル機種のみの少数発表に絞り込まれている。当社が契約していた外部版権における競合他社へのパチンコ化権売却は一つも無かったが、それ以降も倒産以前からシリーズ化していた『シャカシリーズ』に加え、2018年に発売した三段クルーンを搭載した『CR天龍∞(てんりゅうインフィニティ)』が会社再生に一役買う程ヒットしていた。

機種一覧 編集

旧要件機(主要機種) 編集

2004年改正規則準拠機 編集

機種名 発売年月 備考
CRウッディー・ウッドペッカー 2004年12月 初の新要件機
CRワンワンストーリー 2005年3月
CRファイブドラゴン 2005年5月 権利物タイプ
CRガーフィールド 2005年6月
CR武藤敬司 2005年9月
CR花火師勘太2 2005年10月 業界初のデジパチ・羽根モノ混合タイプ
CRビックリマン2000 2006年4月 新枠「WARP MODEL」採用、初の甘デジスペックCR機発売
CRアクアポリス2 2006年8月
CRウッディー・ウッドペッカー2 2006年11月
CRすたこらレーサー 2006年12月 甘デジ専用機種
CR PRINCESS TENKO 2006年12月
スーパービジョンファインプレー 2007年1月 直撃大当たり搭載の羽根モノタイプ
CRビッグファインプレー 2007年1月 直撃大当たり搭載の羽根モノタイプ
CR龍神王 2007年4月
CRソルジャーリターンズ 2007年5月 デジパチ・羽根モノ混合タイプ
CRメガトンザウラー2 2007年7月 直撃大当たり搭載の羽根モノタイプ
CR今夜もドル箱R 2007年8月
CR村松誠コレクション 2007年12月
CR勘太とまつりの連発花火 2008年3月
CR龍剣伝説 2008年5月 甘デジ専用機種
CRデビルモンスターズ 2008年7月
CR EアドベンチャーNEO 2008年11月
CRシャカRUSH 2009年1月
CR中村美律子の人生祭りだ!だんじりだ! 2009年4月
CRシャカRUSH7 2009年9月
CR戦国KIZUNA 2009年10月 新枠「輝鎧」採用
CR神魂合体ゴーダンナー 2010年4月
CR銀と金 2010年4月
CR大シャカRUSH 2010年7月
CRフルアヘッド!ココ 2010年11月
CR戦国KIZUNA 第二陣 紅の修羅 2011年1月
CR信長 2011年4月
CR龍馬〜鉄矢の幕末グラフィティ〜 2011年8月
CR喧嘩番長 2011年11月
CR銀と金2 2012年3月
CRゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲- 2012年6月 新枠「Z-MODEL」採用
CR戦国KIZUNA 第三陣 暁の鬼 2012年10月
CR NINJA BLADE 2013年7月
CR銀河鉄道物語〜永遠への分岐点〜 2013年9月
CR超シャカRUSH 2014年2月
CR@ほぉ〜むカフェ 2014年5月
CRAシャカRAP 2014年6月 羽根モノ
CR坂本冬美-いい女になりたくて- 2014年7月
CRミッドナイトラスベガス 2014年9月
CRAファインプレー 2014年11月 羽根モノ
CRパールセブン 2014年11月
CR野菜の王国 2015年1月
CRシャカンナーF 2015年9月
CRソルジャーSRT1 2016年4月
CR沖7 2017年3月
CRAカナカナwith桃乃木かな 2017年9月 「CR沖7」の甘デジ版、新枠「改良(ZZ-MODEL)」採用
CR天龍∞(インフィニティ) 2018年1月 2018年新内規仕様あり
CRシャカリーナ 2018年10月

2018年改正規則準拠機 編集

機種名 発売年月 備考
P沖7 BLACK 2019年8月 5段階設定、新枠「R1-MODEL」採用
P鳳凰∞ 2019年11月
P D-CLOCK 2020年4月
Pカナカナ2 with桃乃木かな[3] 2020年7月
P鳳凰∞LM[4] 2020年8月
P真・シャカRUSH 2021年1月 時短c搭載
P天龍∞2 2021年6月
P沖7 しーさーばーじょん 2021年12月 3段階設定
P獅子王[5] 2022年4月
P真シャカRUSH Jr.[6] 2022年6月
Pゴールデン鳳凰∞[7] 2022年7月
P天龍∞ SEVEN[8] 2023年4月
Pファンキードクター 悪魔12000ver. 2024年3月

出典:パチンコ機種情報(パチンコビレッジ)/機種インデックス(P-WORLD)

事業所 編集

民事再生手続開始前は全国各地に営業拠点を持っていたが、民事再生手続開始決定後の事業所は、本社・東京支店・大阪支店の3か所に集約された。

かつての関連企業 編集

  • 北日本マルホン株式会社
  • 九州マルホン株式会社

脚注 編集

  1. ^ マルホン工業が民事再生法申請 負債総額73億円 日本経済新聞 2015-3-12
  2. ^ 民事再生計画認可決定のお知らせと御礼マルホン工業 2015年9月24日
  3. ^ Pカナカナ2with桃乃木かな機種情報”. 777パチガブ (2020年7月20日). 2023年1月27日閲覧。
  4. ^ P鳳凰∞LM機種情報”. 777パチガブ (2020年8月17日). 2023年1月27日閲覧。
  5. ^ P獅子王機種情報”. 777パチガブ (2022年4月18日). 2023年1月27日閲覧。
  6. ^ P真シャカRUSH Jr.機種情報”. 777パチガブ (2022年6月20日). 2023年1月27日閲覧。
  7. ^ Pゴールデン鳳凰∞機種情報”. 777パチガブ (2022年7月19日). 2023年1月27日閲覧。
  8. ^ P天龍∞ SEVEN機種情報”. 777パチガブ (2023-02-). 2023年6月13日閲覧。

外部リンク 編集